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19枚目「クソハン」

ロクソドンの戦槌

Loxodon Warhammer / ロクソドンの戦槌 (3)
アーティファクト — 装備品(Equipment)
装備しているクリーチャーは+3/+0の修整を受けるとともに、トランプルと絆魂を持つ。(それが、自身をブロックしているすべてのクリーチャーを破壊するのに十分な戦闘ダメージを割り振る場合、あなたはその残りのダメージを防御プレイヤーかプレインズウォーカーに割り振ってもよい。このクリーチャーがダメージを与える場合、さらにあなたは同じ点数のライフを得る。) 
装備(3)((3):あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とし、それにつける。装備はソーサリーとしてのみ行う。)

クソハンとはクソゲー製造機《ロクソドンの戦鎚》の正式名称である。





ミラディンで登場した新タイプ、装備品。
バランス感覚がまだ定まっていなかったようで、使いまわし可能なクリーチャー強化というメリットに対して低レアリティでもやけに強い装備品がいくつか存在し、《クソハン》はその代表的な存在といえる。

+3/+0修正にトランプルでも充分すぎるのに絆魂。
3マナで装備コストも3マナと重めだが、その性能はコストに見合ったものだろう。

今でこそ『絆魂』がキーワード化され、過去に遡ってテキストが直されているが、当初は『ダメージを与えるたび、あなたは同じ点数のライフを得る。』、俗にいう「魂の絆」能力を付与していた。
この違いは大きく、絆魂は常在型能力なのに対して、『魂の絆能力』は誘発型能力。
例えば、魂の絆能力持ちに《クソハン》を装備したら2回分誘発し回復したのである。
もちろん、クソハン二クソ流でも同じ。これには教主もびっくり。

なにより一番驚くのはこれがアンコモンだということ。
しかしレアの面々を見れば納得の結果である。

流石ミラディン。

今見ても装備品として一級品だが、ミラディンではただクリーチャーの強化をするだけでは生き残れない。

《クソハン》より軽い上に強い。この世界どうなってるんだ。

構築ではあまりに性能差がありすぎたが、突破力とライフ回復で充分な強みがあった。
しかしそれ以上にお手軽にもほどがあるフィニッシャー量産機として完全にリミテッドブレイカー。存分にクソゲーを築き上げ自然とクソハン呼ばわりされていた。

ミラディン産の超兵器はスタンダードを全うしたが、《クソハン》だけは違った。
基本セット第9版、今度はちゃんとレアとして再録されたのである。

だがまたしても強敵が立ちはだかる。 それも今度は史上最強の装備品。 

 

その後、基本セット第10版で行われた再録選挙勝利し続投。装備品自体が希少な環境では有力な選択肢として存在し続けたのだった。
こうして《クソハン》は真の力を発揮するまでミラディン発売の2003年から神河ブロックが落ちるまでの実に3年耐え忍んだのである。

もっとも、再録であることや超兵器のおかげでお手頃価格を維持。
初心者の味方で在り続け、クソゲーを量産し続けた実績は確かである。 

 


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フレイバーテキスト

  1. 十手はホントアカン。
    別ゲー始まってしまう。

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