思考消去
Thought Erasure / 思考消去 (青)(黒)
ソーサリー
対戦相手１人を対象とする。そのプレイヤーは自分の手札を公開する。あなたはその中から土地でないカード１枚を選ぶ。そのプレイヤーはそのカードを捨てる。
諜報１を行う。（あなたのライブラリーの一番上からカードを１枚見る。あなたはそのカードをあなたの墓地に置いてもよい。）
「この上なく光栄なことでしょ、誰かの記憶に残るということは。ねえ？可哀そうに。」
思考消去は対戦相手だけ2ターン目に打てる。
『ラヴニカのギルド』アンコモン。基本的な手札破壊のようで、そんなことはなく基本セットから去っている《困窮》。
| 《困窮》 |
| 初出『神河物語』 |
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これから黒マナ1個を青に変えて諜報1をつけた呪文。
土地でないカード1枚と範囲が広く、2マナと言えども外すことはそうそうない。いや、《思考囲い》がおかしいだけです。
たった1枚と言えども諜報の効果は大きく、コントロールデッキにおいて手札破壊をしつつ、ライブラリー操作を実現した。それも単純なものでなく任意で墓地に置く形式。辛うじてディミーア直伝のライブラリー破壊要素を残している。
これが『イクサラン』期では《アズカンタ》、ローテーション後は『テーロス環魂記』の脱出、というか《自然の怒りのタイタン、ウーロ》と、墓地の枚数が重要となるパワーカードが登場する。
| 《アズカンタの探索》 《水没遺跡、アズカンタ》 |
《自然の怒りのタイタン、ウーロ》 |
| 『イクサラン』 | 『テーロス環魂記』 |
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序盤から介入しつつ墓地を肥やせる《思考消去》の強みが存分に発揮され、これを4枚採用できるのが青黒の明確な強みであった。
こうしてディミーアの能力、諜報を持つ呪文で最も使われた《思考消去》もスタンダードを去ることになる。愛用した人は思い出を残し、捨てさせられまくった人は憎悪を墓地へ置いていこう。
| 《思考消去》 |
| フライデーナイトプロモ |
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完全に余談となるのだが、『ゼンディカーの夜明け』にて大々的に登場する青黒のならず者たちは、対戦相手のライブラリーを切削し、墓地に8枚以上あれば強力となるメカニズムを持っている。《トリックスター、ザレス＝サン》においては、攻撃を通せば対戦相手の墓地からパーマネントを盗み出す。
私は思うのです。
ライブラリー破壊を愛したディミーア
彼・彼女らが進むべき道ってこれだったんじゃないか、と。
飛行や接死を駆使する奴らなら、「暗号」も上手く残せそうです。
《ラザーヴ》様、ご検討下さい。
あなたも忍者じゃないですか。
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