Hydroid Krasis / ハイドロイド混成体 (X)(緑)(青)
クリーチャー — クラゲ(Jellyfish) ハイドラ(Hydra) ビースト(Beast)
あなたがこの呪文を唱えたとき、あなたはXの半分の点数のライフを得て、カードをXの半分の枚数引く。それぞれの端数は切り捨てる。
飛行、トランプル
ハイドロイド混成体は、+1/+1カウンターがX個置かれた状態で戦場に出る。大惨事もデータの対価としては安いものだ。0/0
ハイドロイド混成体を最強のハイドラとは認めたくない
『ラヴニカの献身』神話レア。クラゲにハイドラでビーストという面白合体生物に両足突っ込んだクリーチャーで大きく注目を浴びる。
Xマナによりサイズが決定するハイドラらしさがあるが、唱えた時点でそのXから半分切り捨てたライフと手札をも供給し、しっかり飛行とトランプルまで付いている完全究極混合体で、性能面にはまるでネタ要素がない。飛行要素がないと思うかもしれないが、クラゲは普通に飛べる。
《成長のらせん》を筆頭に青緑に土地加速戦略ランプが推され始めたことで、その膨大なマナの使い道として最適。《ハイドロイド混成体》の誘発により次の《ハイドロイド混成体》を確保するハイドロポンプはこうかがばつくんだ。
これにより、4枚積みが行われるパワーカードとして高騰、『ラヴニカの献身』トップレアとなる。
『灯争大戦』にて《世界を揺るがす者、ニッサ》により森が森森しだすとその傾向はさらに加速。だが、日本で限定販売された『チャレンジャーデッキ:大地覚醒』に1枚のみだが収録され、価格面では落ち着くようになる。
その後も《自然の怒りのタイタン、ウーロ》や《耕作》の再録など、土地事故による決着を嫌ってか、ランプ路線のカード登場が相次ぎ、青緑系のコントロールデッキ全般に《ハイドロイド混成体》は採用され続け、ついにはスタンダードを全うする。
『イコリア』で登場した《サメ台風》とは一長一短の関係にあたり、呪文でなく誘発型能力によるサメという最大の利点から、あちらの後塵を拝することもあるが、ドロー枚数とトランプルによる突破力で大きく優り、やはり最後まで全うできたというべきだろう。
しかし、究極たる《ハイドロイド混成体》に並び立つ生命体が突如として現れてしまったのは見過ごせない事実である。
今度のシミックは研究を深め、《ジュラシックハイドロバハムートシャークトパス》を生み出してくると思う。
フレイバーテキスト
マジック初めて最悪の1年半をありがとよ
二度と戻ってくるな(私怨)
君クラゲだったんだ…なんで視界に入ってなかったんだろ
バハムートラグーンが何だって?(難聴
カラデシュ以降から見られた、つよいシミックの体現者
ええやんけ、神秘の科学と無限のエネルギー!