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100日EDH

1176枚目「エムラクールの先触れ」

先駆けるもの、ナヒリ

Nahiri, the Harbinger / 先駆ける者、ナヒリ (2)(赤)(白)
伝説のプレインズウォーカー — ナヒリ(Nahiri)
[+2]:あなたはカードを1枚捨ててもよい。そうしたなら、カードを1枚引く。
[-2]:エンチャント1つかタップ状態のアーティファクト1つかタップ状態のクリーチャー1体を対象とし、それを追放する。
[-8]:あなたのライブラリーからアーティファクト・カード1枚かクリーチャー・カード1枚を探し、それを戦場に出し、その後あなたのライブラリーを切り直す。それは速攻を得る。次の終了ステップの開始時に、それをあなたの手札に戻す。

4

先駆ける者、ナヒリだけは怒らせてはいけない。





『イニストラードを覆う影』神話レア。彼女こそが覆う影そのものである。
以前から次元:ゼンディカーへとエルドラージを封印した3人のプレインズウォーカーの1人として明かされ、『統率者2014』に《石術師ナヒリ》として初カード化。所在不明だったのだが「ソリンと揉めて獄庫にぶち込まれてた」(超ざっくり)という真相が明かされると共に、ソリンへの復讐として彼の故郷である次元:イニストラードにエムラクールを呼び寄せるという暴挙に出る時のすがたで通常セット、物語の表舞台へと登場する。
エムラクール召喚、その後に直接戦闘でソリンを下したことで目的を果たし、イニストラードを去りまたしても所在不明となっていたが、『灯争大戦』で登場し、『ゼンディカーの夜明け』でも主役として登場。
 

熱情》の赤復讐》の白。まさに赤白らしいプレインズウォーカーとなった。
数千年級やんちゃガールの勢いはもはやとどまることを知らない。


忠誠度能力は装備品に特化した白単《石術師、ナヒリ》から彼女自身の心境の変化で赤白となったことで内容が大きく異なる。

[+2]:あなたはカードを1枚捨ててもよい。そうしたなら、カードを1枚引く。

もはや赤の武器としてお馴染みとなった捨ててから引くタイプの手札入れ替え「ルーティング」。ドローエンジンとしてよりも、墓地を利用するデッキで墓地に置いておきたいカードを選んで捨てられる点や、墓地の枚数を参照する能力のために増やしておきたいなど、純粋なドロー能力より有効活用できることは珍しくない。

4マナのプレインズウォーカーなので本職のルーティング呪文にこそ劣るが、忠誠度+2で後述する能力の影響度の度合いからプレイヤーを守る避雷針としての役割は充分に持てる。ちなみに、捨てるのは任意なので忠誠度を高めるだけの空打ちが可能。

[-2]:エンチャント1つかタップ状態のアーティファクト1つかタップ状態のクリーチャー1体を対象とし、それを追放する。

白らしくエンチャント、アーティファクト、クリーチャーへの対処が可能。この内、アーティファクトとクリーチャーはタップ状態でなければならないが、エンチャントだけは無条件。しかも追放なのでテーロスの神々ですら問答無用で追放してしまう。

戦場にいるだけで機能する能力を持つシステムクリーチャーや、起動型能力を持たないアーティファクトに無力なことにこそ難はあるが、汎用性のある置物対策としては充分役割を持つことができる。

[-8]:あなたのライブラリーからアーティファクト・カード1枚かクリーチャー・カード1枚を探し、それを戦場に出し、その後あなたのライブラリーを切り直す。それは速攻を得る。次の終了ステップの開始時に、それをあなたの手札に戻す。

騙し討ち》を筆頭とする赤で稀に登場する一時的な踏み倒し能力。彼女の本域である石術を反映してクリーチャーだけでなくアーティファクトにも対応しているのが特徴だろう。手札からでなく、ライブラリーからというのも特殊で、忠誠度を貯めるためにルーティングを繰り返すと手札に来てしまうと見なかったことにしたくなる。

サーチ対象は1度でも攻撃を通せば壊滅的となる超大型クリーチャーが理想的で、やはりともいうべきか、その最上位に位置する《引き裂かれし永劫、エムラクール》での物語再現が最たる例となる。手札に来てしまった場合の対処としては[+2]能力で捨て、エムラクールの能力でデッキに戻すのも良いが、《裂け目の突破》、特に『アルティメットマスターズ』版での「エムラクールを呼び寄せるナヒリ」を描いたイラストで併用するのが望ましい。

《引き裂かれし永劫、エムラクール》 《裂け目の突破》
『エルドラージ覚醒』 初出は『神河物語』

これらはモダンの範囲内で実現可能である。

当時のスタンダードでも《約束された終末、エムラクール》が登場し、物語再現が可能だった。

《約束された終末、エムラクール》
『異界月』

パワー15飛行に攻撃時パーマネント生贄させる滅殺6を持つ永劫とは流石に殺傷力に差がありすぎるが、終末のパワー13トランプルも相当なものである。

しかしコスト軽減に合わせた「昂揚」デッキでの活躍、『カラデシュ』以降は《霊気池の驚異》でのエネルギーガチャSSRでスタンダード禁止といった本当にスタンダードを終末させたエムラクールだが、ナヒリピックアップ方面での実績は乏しかったといえるだろう。

いずれにせよ、これらに比べたら《ソリンの復讐》は相当生ぬるいことがよくわかると思う。





100日後に完成する統率者 5日目

我が統率者のサーチに対応したプレインズウォーカーとして採用。《ニヴ=ミゼット再誕》の主戦場であるパイオニアでも採用されている。

主目的は[-2]による追放能力。3人分もの対戦相手ターンの間に発揮し続けるエンチャントの影響力は他のルールよりも大きい気がする。

[-8]のサーチ対象だが、《引き裂かれし永劫、エムラクール》が禁止、踏み倒しの定番として名高い《グリセルブランド》も禁止である。エムラクールほどではないにしても凶悪な滅殺を持つエルドラージの巨人《無限に廻るもの、ウラモグ》や《真実の解体者、コジレック》の採用は検討に値するが、エルドラージ特化デッキへと変貌していく精神汚染予防の観点から採用しないこととする。しかしそうすると何を持ってくるべきか皆目見当が浮かばない。どうやら私には復讐心が足りないようだ。





 

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フレイバーテキスト

  1. せっかくのEtB統率者なのですから、エンチャント対策枠も《秋の騎士》等のEtBクリーチャーを採用されては如何でしょうか。
    2人対戦より統率者の維持は難しいですし、奥義をあまり有効に使えないのであれば尚更です。

  2. 統率者でPWはもともと多人数向けのやつとファッキンハゲ×2以外あんまり見ない
    システム的に維持が1対1より難しい

  3. EtBに依存し過ぎると倦怠の宝珠系置かれたときに悶絶するから二、三枚は別の手段入れといたほうがいいゾ
    具体的には暗殺者の戦利品摩耗損耗クァーサルの群れ魔道士あたりですかね

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