MTG:今日の一枚~Revised~ https://wurgb.com Just another Magic: The Gathering site Fri, 31 Mar 2023 15:00:33 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.4.3 https://wurgb.com/wp-content/uploads/2019/09/ECkIknyUYAAhGhD-150x150.jpg MTG:今日の一枚~Revised~ https://wurgb.com 32 32 167364237 チャレンジャーデッキ20023:鏡割りの寓話 https://wurgb.com/2023/04/01/20023/ https://wurgb.com/2023/04/01/20023/#comments Fri, 31 Mar 2023 15:00:00 +0000 https://wurgb.com/?p=16671 《鏡割りの寓話》//《キキジキの鏡像》 Fable of the Mirror-Breaker / 鏡割りの寓話 (2)(赤)エンチャント — 英雄譚(Saga)(この英雄譚(Saga)が出た際とあなたのドロー・ステップ […]

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《鏡割りの寓話》//《キキジキの鏡像》

Fable of the Mirror-Breaker / 鏡割りの寓話 (2)(赤)
エンチャント — 英雄譚(Saga)
(この英雄譚(Saga)が出た際とあなたのドロー・ステップの後に、伝承(lore)カウンター1個を加える。)
I ― 「このクリーチャーが攻撃するたび、宝物(Treasure)トークン1つを生成する。」を持つ赤の2/2のゴブリン(Goblin)・シャーマン(Shaman)・クリーチャー・トークン1体を生成する。
II ― あなたは最大2枚のカードを捨ててもよい。そうしたなら、その枚数に等しい枚数のカードを引く。
III ― この英雄譚を追放する。その後、これを変身させた状態であなたのコントロール下で戦場に戻す。

Reflection of Kiki-Jiki / キキジキの鏡像
〔赤〕 クリーチャー エンチャント — ゴブリン(Goblin) シャーマン(Shaman)
(1),(T):あなたがコントロールしていてこれでも伝説でもないクリーチャー1体を対象とする。速攻を持つことを除きそれのコピーであるトークン1体を生成する。次の終了ステップの開始時に、それを生け贄に捧げる。

2/2

鏡割りの寓話から得られる教訓はMTGはマナとドローとコンボだということである。




MTG入門用の構築済みデッキ「チャレンジャーデッキ」。発売時点で強力と目されたデッキの基本構成そのままで収録。メインデッキ60枚のみならず、サイドボード15枚も合わせて入っているので購入してそのままイベントや大会に参加できるように設計されている。

神話レアこそ1~2枚に抑えられているが、レアに関しては20枚以上と情け容赦なく収録。定価がシングル価格を大きく下回ることが多く、パーツ抜きとしても有用なために人気カードが集中したデッキは早々品切れとなることも珍しくはない。

例年通り、4月1日に発売となったチャレンジャーデッキ。
その中でも、最も人気であろう【鏡割りの寓話】について軽く触れていくこととする。

『神河:輝ける世界』に登場したレア。戦場に出した時とドローステップの後に伝承カウンターを乗せ、その章に記された効果を発揮する「英雄譚」というカードの1枚である。

まず第1章では2/2のゴブリントークンを生成する。実質3マナ2/2で戦闘要員としては心もとないが、攻撃時に宝物トークンを1個生成するために次のターン以降マナ加速を実現。それも、1度限りとはいえ好きな色のマナを生み出すので多色呪文を唱えやすくし、アーティファクトなためにそれを参照する呪文や能力に活用できる。

第2章では手札入れ替え。最大2枚、先に不必要なカードを捨ててから引くものでこれ単体でもデッキ安定化に十分貢献できる。その上で英雄譚の誘発タイミングかつ第2章というのが絶妙である。土地が全部アンタップされた上に通常のドローをした後の選択で取れる行動を大きく増やすことができる。第1章で生成したゴブリンが生き残っているならば、宝物トークンをも計算に入れてしまえる。

第3章は《キキジキの鏡像》への変身。速攻がないために召喚酔いする2/2と悠長なようで単純に考えて《鏡割りの寓話》1枚でクリーチャー2枚分の働きと考えるとさほど悪くはない。さらに、1マナで自身と伝説でないクリーチャーのコピートークンを生成する能力を持つ。このトークンはターン終了時に消えてしまうが、速攻を持つので攻撃に参加可能。相手ターンにも使えるのでブロッカーに仕立てることもできる。
さらには、きちんと戦場に出ているので誘発型能力を持っていれば誘発生贄なので死亡時の能力も誘発速攻を持たせるので攻撃時の能力も誘発と、もはやコンボしない方が難しいレベル。

総じてすべての章が極めて高い汎用性を誇り、現在のスタンダードはおろか、使用できるフォーマットすべてで赤の象徴と言っても過言ではない活躍を見せるパワーカードである。

だが発売当初は一見すると各章いずれも物足りず、英雄譚特有の悠長さを感じさせたことからか、1枚500円程度と格安レアだった。その使い勝手の良さがバレて以降はどんどん採用率が高まりいまや通常レアでありながら多くの神話レアを置き去りにして4000円級の高額カードと化している。

そう、あくまで通常レア。かつて『フォーゴトン・レルム』の高額カードだった《レンジャー・クラス》やクリーチャー化する土地ミシュラランド。『エルドレインの王権』で登場した史上最強格の赤のカード《砕骨の巨人》4枚フル投入と、ウィザーズオブコースト社はレアに関しては本当に容赦がない。

今年もやってくれました。

デッキリスト

メインデッキ サイドボード
《鏡割りの寓話》//《キキジキの鏡像》…36
《山》…24
《鏡割りの寓話》//《キキジキの鏡像》…15
※専用トークン1枚付き

基本戦略

「《鏡割りの寓話》はMTGと相性がいい」なる格言にうそ偽りはない。まずは《鏡割りの寓話》を設置できる分の土地を確保しよう。生成されたゴブリンで2点ダメージを確保しつつ宝物トークンを揃えていく。充分な数が揃ったら予め第2章で引き込んでおいた《鏡割りの寓話》を設置、続く第3章に備える。

第3章《キキジキの鏡像》が語られたら召喚酔い明けに備えて《鏡割りの寓話》をプレイ。第2章で後続の《鏡割りの寓話》に向けてデッキを掘り進め、順当に引き当てたのならそのままプレイ、生成されたゴブリントークンを対象に《キキジキの鏡像》のコピー能力を使用する。これにより、召喚酔いを受けることなくゴブリントークンが攻撃を仕掛けることができ、宝物トークン生成能力が誘発する。

さらに《キキジキの鏡像》は伝説でない。つまり2体の《キキジキの鏡像》が存在するならば。《キキジキの鏡像》をコピー、速攻を持たせるのでさらに能力を起動し《キキジキの鏡像》をコピーと、マナの許す限り《キキジキの鏡像》を増やせるチェインコンボが成立する。

おわりに

いかがだっただろうか。スタンダード、いや、MTGの中心に位置するパワーカード《鏡割りの寓話》。まさか、これほどお手軽に配布してくれるとは思いもよらなかった。

最も、私はプレミアム価格かつ1人1個限定販売の品を運よく発見できたにすぎない。見ての通りあまりの人気ぶりに工場がパンク。印刷が追い付いていないがそれにも納得のいく収録内容で大満足である。本当にありがとう。来年も期待しています。

一つ、不満があるとするならば。おおよその状況でゴブリントークンと宝物トークンは共存するのにこれらを単一のトークンカードに印刷したことで物理的に併用できない設計なのはどうかと思う。





 

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1年のブログ収益全部福袋に突っ込んだ人~BlackFrog編~ https://wurgb.com/2023/01/12/%e7%a6%8f%e8%a2%8bblackfrog%e7%b7%a8/ https://wurgb.com/2023/01/12/%e7%a6%8f%e8%a2%8bblackfrog%e7%b7%a8/#comments Thu, 12 Jan 2023 12:59:54 +0000 https://wurgb.com/?p=16617 《1/7頃発送予定》《ゆうパケット不可》《ポイント使用・クーポン使用不可》年末アドBOX 1万円[シングル+未開封商品]【アドBOX】[※商品説明必読]   ■販売時の当店での価格を準拠に、本商品の販売額以上の […]

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《1/7頃発送予定》《ゆうパケット不可》《ポイント使用・クーポン使用不可》年末アドBOX 1万円[シングル+未開封商品]【アドBOX】[※商品説明必読]
 

■販売時の当店での価格を準拠に、本商品の販売額以上の内容となるよう作成しております。
■封入時の参考価格は、作成時の当店の販売価格(売り切れの品・掲載のない品はネット上の直近の販売・取引価格から当店での販売価格を設定)を元に計算しております。
■封入シングルはキズアリ・多言語・サインド等すべての状態のシングルが対象です。
■こちらの商品にはポイントの付与はございません。予めご了承くださいませ。

クーポンコード載せていいのか判断つかなかった。





前置きは前々回記事参照。

1年のブログ収益全部福袋に突っ込んだ人~晴れる屋編~

忙しい人向けに記すとMTG1万円福袋を3店舗から1個ずつ購入今回はそのラスト、3つ目である。

選んだのは「BLACK FROG」でした。シングルのみの福袋と、シングル+未開封品が別にあったので後者を選択。捨て値フォーゴトンレルムBOXに賭けた。

BLACK FROGは私がブログを書き始めたくらいの時期からTwitterで見かけた通販サイトで、その後実店舗に進出…と記憶しているがもしかしたら違うかもしれない。なんにせよ、宣伝用の画像加工など見た目のスタイリッシュさに気を使っているのが印象的で記憶に残っていたショップである。ファッションアイテムらしさがある福袋からもそれはうかがえる。店舗イベントが盛んなようでよくツイートに流れてきているが所在は大阪。私の生活圏が神奈川県のゼンディカーなために来訪する機会はまるでなく、通販の利用も今回が初となる。

黒い蛙は大会を知っていた。
ならさ…”福”の深みは…知ってるかい…?

初見です!!!

  • 『Commander Collection: Black』(通常版)
  • ジャンプスタート2022 2パック(日本語)
  • UNFINITY ドラフトブースター3パック
  • モダンホライゾン2 ドラフトブースター1パック(日本語)
  • 《告別》スリーブ(正月からさよならされた)
  • シングルが入った茶封筒

スリーブはいくらあっても困りませんからね。

『Commander Collection: Black』は名前の通り統率者で扱いやすい選抜した各色のカードと色に寄せたイラストの《統率の塔》《太陽の指輪》の合計8枚が収録された特殊商品。これまで緑と黒が発売されている。。福袋にはもっと余った構築済みデッキなど登場すると思っただけにこれは予想外。

『Commander Collection: Black』のパッケージと内容|読み物|マジック:ザ・ギャザリング 日本公式ウェブサイト
世界中で5千万人を超えるプレイヤーとファンを持つ世界最高の戦略トレーディングカードゲーム、マジック:ザ・ギャザリングの日本公式ウェブサイト。

プレミアム版なる収録カードがすべてFOILの上位商品がWPNプレミアムストア限定で発売され、元よりこだわる人向け商品なのでそちらのが需要が高く思われるが、《再活性》《毒の濁流》といったあまりに強気すぎる収録内容から通常版でもお得なことに変わりはない。前回からなんかリリアナと縁があるな。でも俺ヴェリアナ1枚も持ってねんだけど。

黒単で統率者に据えたくなるほど思い入れのあるカードがあったら開封します。…思い入れがあって黒単で伝説でカエルってもう《ヤーグル》じゃん。

組めねえよ。

袋の中を知らす。

・ジャンプスタート2022

2パック入ってたから前回の箱取っておけば一応遊べたななどと考えつつ即開封する。『ジャンプスタート2022』。いわゆる可愛い萌えキャラ路線に振り切ったアニメカードの登場で新規の取り込みを図ったパックである。なのにスタンダード外のエターナル仕様、再録カードが豪華なようでエントリーセット用の意図的に弱いカード再録などなんでそれ?みたいなカードまであり立ち位置がよくわからんなといったのが正直なところ。とりあえずMTGに触れようって人にはいいと思うが

リス研じゃん!!!!!!!

『プロフェシー』初出《リスティックの研究》。当時はまるで見向きもされないコモンだったが、多人数戦となる統率者戦での適正がとんでもなく高いことから高騰した。その由来故に、強いのはわかるが札出して買うのかと悩ましくなるカードである。昔やってたわーって人の物置あさっても思い入れのあるカードなことが稀なため雑に処分されることが多くあまり出てくることはない。個人の感想です。

《ファイレクシアの疫病王》も新規イラストがあまりにかっこよく気になったカードなので助かる。

俺、カズミナのこと好きだったかもしれない。手の平返す音を表現しうる文章力に至っていないことが悔やまれる。俺は無能だ。

・ドラフトブースターたち

モダンホライゾン2』のドラフトブースターってなんもロマンないなって開けて思った。そりゃセットブースターが売れまくるわけだ。

UNFINITY』もドラフトブースターなのだが、こちらは土地枠からショックランドが出てくるし、そもそも基本土地があまりに美しいので悪くなかった。《寺院の庭》が出た。あとこのサイコロのカードが結構強いと小耳にはさんだ。

シングル

ドラフトブースターで削減を図ってきた事からシングルにはそれなりに期待がかかる。パックの当たりを福袋勘定して自尊心保つような大人にはなれない。

結構あるな!

1枚はこういうズラし開封のためのアートカードだった。2マナでそう。

モダホラ2の神話でクリーチャー。おいおい、まーた《激情》かあ~^^

 

《帝国の徴募兵》

世は乱世。『ポータル三国志』初出のクリーチャーサーチ。かつてポータル系列は通常のMTGとは別個の存在として扱われあらゆる環境で使用不可だったが、2005年よりエターナル解禁。【アルーレン】や【ペインター】といったクリーチャーコンボデッキのサーチ要員として需要が高まり一気に高騰。しかし再録禁止規定を免れていることから幾度も再録されそんなに高くはない。そもそも『モダンホライゾン2』が剥かれ過ぎている。590円だった。

さて、君は何を呼んできてくれるんだい。

エルドレイン…?RU?!?!?!?!??

《むかしむかし》

ゲーム中最初にプレイするならノーコストというえげつないクリーチャー・土地サーチ呪文。元々2マナインスタントなので後からでもそんなに悪くはない。いくら土地事故がMTGで一番冷める瞬間だからってこんなんいいわけないだろうと思ったら案の定スタンダード禁止となる。

その、ロシア語版。余談となるが、MTGは世界情勢を鑑みてか詳細までは不明ながらロシア語の取り扱いを中止している。「むかしむかし、MTGはロシア語版があったんじゃ」そういうことかい。

《むかしむかし》自体は280円の値がついていたが、ロシア語は評価のつけようがない。探すの難し過ぎるのは間違いない。

Жили-былиから連なる物語は―――

出たわね『SecretLair』。2015年代表と言えば―――

《龍王、オジュタイ》

『タルキール龍紀伝』神話レア。次元:タルキールに君臨するエルダードラゴン「龍王」の一角。サイクル5枚とも全部つええことで有名だが、代表に選ばれていることからもわかる通り、最も活躍したのはオジュタイで間違いないだろう。
5マナ5/4飛行にしてアンタップなら呪禁という拝み得な戦闘力。攻撃が通るとデッキ上3枚中1枚を加える質の高い手札増強。フィニッシャー適正が抜群に高く、【エスパードラゴン】を筆頭としたコントロールデッキに君臨したトップレアであった。

下環境で通用するには厳しいが個人的には《ニヴ=ミゼット再誕》適性があるために候補へ挙がっていた1枚。元々の合掌ポーズが大変お気に入りだったことからそれを踏襲してくれたのがうれしい。750円だった。

そんな龍王祈る先は

『神河:輝ける世界』の統率者デッキ。わからん!!!!!!!!!!

 

《河童の砲手》

あ、知ってるカードだった。【親和】などアーティファクトずらずら並べるデッキに投入される新たなフィニッシャーとして脚光を浴び、統率者構築済みデッキもしくはセットブースター、コレクターブースターのランダム枠から登場という希少性から一気に高騰していたが今では落ち着いたようだ。980円だった。

自慢の大砲ぶっ放した先は

出たわね『SecretLair』。2004年代表と言えば―――

《垣間見る自然》

『神河物語』レア。スタンダード視点で見ると当時を代表してたかは微妙なところ。しかし、クリーチャー唱えると1ドローというクリーチャー自体がマナを生み出す緑にはとんでもない連鎖性を誇り、レガシーなど豊富にカードが存在する世界の合言葉は【エルフ】。モダンの時点でパーツが揃っていて瞬殺コンボかましてくるために禁止カードである。2790円だった。たけえな。

余談だが、これだけなぜかスリーブに入っていなかった。忙しそうだしそういうこともあるだろう。

老師道三、垣間見た最後の1枚は

出たわね『SecretLair』。JUNJI ITOってもう書いてるわ。

《最後の審判》

デッキ、墓地から5枚選び残りを追放。選んだデッキで決着をつけろというまさに《最後の審判》。MTGというゲームはデッキ残数0枚でカードを引こうとしても敗北、いわゆるライブラリーアウトがルールとして存在するためにとんでもないリスクを持つのだが、逆に揃いさえすれば勝ててしまう必殺のコンボパーツのみへ絞る超性能サーチ呪文。瞬殺コンボデッキ【Doomsday】のキーカードにしてデッキ名にも冠する。現在では勝利条件が満たしやすい《タッサの信託者》を用いるセルフライブラリーアウト構成が主流なようだ。

英語版FOILである。このギラツキ、写真では伝わらないのが惜しい。綺麗すぎるだろ。1980円でした。

最後のカードが最後の審判は狙ってるのかな。

シングルまとめ

  • 《帝国の徴募兵》 MH2・日 590円
  • 《Жили-были》 判断不可
  • 《龍王、オジュタイ》 SLC 750円
  • 《河童の砲手》 日 980円
  • 《垣間見る自然》 SLC 2790円
  • 《最後の審判》 SLD・英FOIL 1980円

『Commander Collection: Black』と合わせて1万円といった印象。

感想

お気づきの通り、バルダーズゲート不在である。フォーゴトンレルムもない。

BALCK FROG要素を『Commander Collection: Black』で満たすとは思っていたかったし、ドラフトブースター中心で内容が読めない上にシングルは何が飛び出してくるか読めない。実際は言っている内容も乱雑で「これが福袋だよな!」と満足できた。すぐに使うカードこそなかったがどれもいいカードなのは間違いないのでいつか構築する時が来る日を願う。来年もやるのかわからないが、候補には入れておきたい。おそらくドミナリアリマスターを避けてくる。





 

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1年のブログ収益全部福袋に突っ込んだ人~カベの店編~ https://wurgb.com/2023/01/10/%e7%a6%8f%e8%a2%8b%e3%82%ab%e3%83%99%e3%81%ae%e5%ba%97%e7%b7%a8/ https://wurgb.com/2023/01/10/%e7%a6%8f%e8%a2%8b%e3%82%ab%e3%83%99%e3%81%ae%e5%ba%97%e7%b7%a8/#respond Tue, 10 Jan 2023 09:40:24 +0000 https://wurgb.com/?p=16585 【#MTG】2023年 「お正月限定!」マジックザギャザリング 福袋 10000円 商品説明 様々な商品が封入されているお正月福袋です。 2023年が良い年になるよう、1年のスタートに相応しい福袋をご用意いたしました。 […]

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【#MTG】2023年 「お正月限定!」マジックザギャザリング 福袋 10000円

商品説明

様々な商品が封入されているお正月福袋です。

2023年が良い年になるよう、1年のスタートに相応しい福袋をご用意いたしました。

第2の壁





前置きは前回記事参照。

1年のブログ収益全部福袋に突っ込んだ人~晴れる屋編~

忙しい人向けに記すとMTG1万円福袋を3店舗から1個ずつ購入今回はその2つ目である。

選んだのは、「カベの店」でした。最大手の晴れる屋、以前からTwitterで知っていた第三の店が1万円福袋を用意しているのは知っていたが、もう1店がなかなか見つからない。どうしたものかと漁ってる時にたまたまタイムラインに流れてきたので助かった。なので、何も知識がない。説明も闇鍋状態である。

とりあえずサービスで壁カードが入っているのか。それとも、守りを捨てさる攻めの姿勢を示すのか。

いざ―――

初見です~

  • ジャンプスタート 3パック(初代)
  • フォーゴトン・レルム探訪 ドラフトブースター1パック(英語)
  • バルダーズゲートの戦い セットブースター1パック(英語)
  • アルティメットマスターズ 1パック
  • UNFINITY コレクターブースター1パック
  • 大入り袋(大人袋ってなんだろうって子供のころ思ってた)
  • 『モダンホライゾン2』特典スリーブ

サプライはスリーブ1点のブースター勝負。バルダーズゲート、フォーゴトンレルム、UNFINITY。福袋参戦予想上位に位置した面々がきっちり揃う。壁はないが板ではある

ジャンプスタートが3パックで遊べなかったために即開封へと移る。入れるなら4だと嬉しかった。

壁の中にいる。

『モダンホライゾン2』特典スリーブ

ドラコの末裔

スリーブはいくらあっても困りませんからね。ちなみに青いカードを入れると呪文や能力の対象にならなくなり保護性能が上がる。

・『ジャンプスタート』

初代ジャンプスタートは膨大なテーマ数、英語限定、『基本セット2021』のカードも含まれるといった新形態特有の実験的パックだった。新規カードでは《アロサウルス飼い》《マクサス》のエルフ王ゴブリン王の登場が話題となる。《アロサウルス飼い》は極めて高い対青性能に加えてフィニッシャーにもなるという1万の値がついたトップレアである。

リリアナ祭りだああああああああああああああああ!!!!!!!

\ワッショイ!/\ワッショイ!/\ワッショイ!/

『お馴染みの皆さん』

フォーゴトンレルム』はスタンダードを経験しているのでかなりわかる。クリーチャー化する土地、いわゆる「ミシュラランド」の手持ちが足りていないのでとにかく当たり。フルアートドラゴンもコレクション性が高い。

アルティメットマスターズ』はもはや何もかもがわからない。何が出れば俺は嬉しいんだ。

バルダーズゲート』は―――

 

《稲妻》じゃん!

D&Dに合わせた特殊枠カード。そういえばあったねえと1枚でも引けて良かった。
他の知識としては、最近ではイニシアチブが猛威を振るっていることと、プレインズウォーカーのミンスクとブーが強いという情報だけは脳にある。

両方入ってた。(マジ)

『UNFINITY』

ネタ効果ネタイラストネタカードに振り切ったジョークセットだが、今回はどんぐりマークがないカードは通常構築でプレイ可能というとんでもない商品展開を見せて大きく話題となった。
それでも、ただでさえわけわからんカードが新商品連発の年に出されては追いつくことなどかなうわけもない。

辛うじて、ジョークセット定番の美しい土地は継続。さらに今回はショックランドが飛び出してくることからコレクターブースター開封の楽しみはあった。

それが例え山と沼だったとしても、ギャラクシーを感じずにはいられなかった。
他のカードは後でじっくり読み込むこととする。

シングルード

大入袋を開封して目に飛び込んだのは―――

かつて名前を無くした怪獣》だった。

あれから約3年。未だ治まらぬ中でも解放されゆく日常に。まだ気を緩めるなと、そんな宇宙からの警告ギャラクシーを感じ取った。

所詮怪獣は空想だ。故に、現実が引き起こす事象こそが真に恐ろしきものなのだ。

そう、囁いている。

いやーーー

《悪魔の教示者》FOIL

教えてくれたのは、悪魔でした。

”悪魔の気前の良さには裏がある。”とのことなので裏を見てみてもやはりこれ1枚でした。

感想

カベの店の通販サイト「カベの店アウトレット」でのMTGの取り扱いはセールや特別な商品を販売する方針のようで、シングルが並んでいませんでした。なので《悪魔の教示者》の価格を調べるには他所を参考にしなければなりません。

が、これは俺とカベの戦いなので部外者を介入させるつもりはない。何でもいいから防衛って書いてる壁カード入ってて欲しかったが、年始商戦ガン攻めの姿勢は垣間見れるのでそれが答えなのかもしれない。





 

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1年のブログ収益全部福袋に突っ込んだ人~晴れる屋編~ https://wurgb.com/2023/01/04/%e7%a6%8f%e8%a2%8b%e6%99%b4%e3%82%8c%e3%82%8b%e5%b1%8b%e7%b7%a8/ https://wurgb.com/2023/01/04/%e7%a6%8f%e8%a2%8b%e6%99%b4%e3%82%8c%e3%82%8b%e5%b1%8b%e7%b7%a8/#comments Wed, 04 Jan 2023 08:28:19 +0000 https://wurgb.com/?p=16552 晴れる屋 福箱2023 1万円ver 【商品説明】・ブースターパックやシングルカード、サプライなどが入った数量限定オリジナルセットです。・本商品のその他の商品との同梱希望についてはお受けいたしかねます。あらかじめご了承く […]

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晴れる屋 福箱2023 1万円ver

【商品説明】
・ブースターパックやシングルカード、サプライなどが入った数量限定オリジナルセットです。
・本商品のその他の商品との同梱希望についてはお受けいたしかねます。あらかじめご了承ください。
・通常商品との同時注文は承る事が出来かねます。
・本商品をご注文の方はゆうパックにて発送致します。
・発送方法と郵便局の都合上、発送は入金を確認次第、順次行っていきます。
・銀行によっては年末年始の入金確認が出来ない為、発送が1月4日以降となる場合があります。
・年始の高速道路の渋滞や郵便局の都合等により発送、着荷が遅れる場合がございます。予めご了承下さい。
・商品を保護する為の「箱」や「紙」等の緩衝材が入っている場合がございます。

まずは1つ。





謹賀新年。正月休みいかがお過ごしでしょうか。私にそんなものはなかったので、通販での福袋購入へと挑んだ。

予算は3万。3万円福袋1発かますか、1万程度で複数個所かますか。渦巻く思考の果てに導き出した答えは3店舗から1万円の福袋をそれぞれ購入。3万切って2万戻す。

2022年ウィザーズオブコーストが繰り出した圧倒的商品の手数に対し、カードショップ各位はいかに答えたのか。高額パックコレクターブースターに高騰したシングルでのかさましが許されがちな3万よりも、逆に予想のつけにくい1万福袋でどのような納得感をつけに来るのか。その好奇心からの選択。

作成者の意図を探るーーーそれが私の福袋への向きあい方である。シングルカードについてはその店舗での価格を併記するが、これはアドとか損したとかそういうのではなくどのように購入者を納得させに来たかを探る指標に過ぎない。

12月30日に一斉注文し、最初に届いたのはご存知「晴れる屋」。MTG専門店として業界最大手に名高く君臨、界隈への話題提供に事欠かない。果たしてハッピーは箱詰めされているだろうか。

初見です^^

まずお目見えしたのは太陽。晴れる屋お馴染みのロゴ入りオリジナルサプライである。福袋定番と言ってもいい品々だろう。

  • スリーブ(50枚入り)
  • デッキボックス
  • ライフメモ
  • ボールペン
  • ストレージ

この辺りの評価は個人差が大きいだろう。スリーブはいくらあっても困らないし、ボールペンも日常的に使うもの。
予想外だったのはこのデッキボックスの出来の良さである。厚みのある造りで耐久性が高そうで内装がフェルト生地なために高級感がある。約100枚収納可能で定価600円。普通に買っていい。

ストレージこそが本命。見ての通り箱開封時点でMTG要素は全く映っておらず、この中にすべてが詰め込まれているようだ。

箱の中の箱の中

薄い。

やはりともいうべきか、日ごろどれほどボックスや構築済みデッキを売れ残り捨て値処分していても正月商戦福袋の中では定価換算される特殊条件が成立する。もっと雑にブースター入っているものかと思っていただけに計3パックは予想外だった。

  • オリジナルトークン(5枚)
  • アモンケットブースター 1パック(日本語)
  • ダブルマスターズ2022 ドラフトブースター1パック(日本語)
  • バルダーズゲートの戦い セットブースター1パック(日本語)
  • シングル
  • おみくじ(中吉)

2022年に数多く発売された商品の中で福袋登場予想最多の座に君臨した「バルダーズゲート」、やはり来たか。セットブースター1パックのみなのは優しさなのかあるいは意地か。
果たして雑に突っ込まれたおみくじにどれほどの効力があるのかは不明。

ブースターの中身はおまけ程度に載せておく。リミテッドで遊ぶにもブースターブリッツするにも足らな過ぎるので即開封かました。そういう意味では遊びがない。

・アモンケット
《王神の玉座》。実にアモンケットらしい景色。
思えば、このセットからパンチカードが実装され今日に至るまで定期的に専用カウンター供給されるようになったんだよなと懐かしさがあった。

・ダブルマスターズ2022
もはや何が入ってて何が当たりなのか何が当たると助かるのかわからないマスターズ。
《ジェスカイの隆盛》、コンボ愛好家に刺さってたね。《死を運ぶ者のしもべ》、しもべサイクル全部強かったけど5マナじゃ厳しそうだな。
元レアの《はじける破滅》入ってて気分はトリプル。

・バルダーズゲートの戦い
もはや何が何だかわからんセットだが、かっこいいドラゴンに期待できること。
あと最近ではイニシアチブが猛威を振るっていることと、プレインズウォーカーのミンスクとブーが強いという情報だけは脳にある。

両方入ってた。

シングル

初見故に開けるのに難儀した晴れる屋オリジナルローダーに入っていたカード。透明スリーブに両面裏面なので2枚は確定していた。

1枚目はーーー

ダブルマスターズの神話

さあ果たして何なのか、予想してみてね^^イラストレーターがもう答えだね。

《精神を刻む者、ジェイス》

かつて最強だった男。モダンに許された神。スタンダード現役時1万円男。
再録を重ね、全体的なカードパワー上昇の波に圧され、オーコにレン6と最強の座から陥落したがMTGの顔役にして神ジェイス自体が弱くなったわけでもないので値段は5500円を維持していた。

 

なるほど。

2枚目は―――

モダンホライゾン2の神話。

おそらく開封ジャンキーにはこの時点で察しが付くのだろう。『モダンホライゾン2』の『神話』で『クリーチャー』ともなればもはやあのサイクルが真っ先に思い浮かぶ。

《激情》

想起によりマナ消費なしで誘発型能力を使えるエレメンタルインカーネーションの赤。
プレイヤーにこそ飛ばすことができないが4点ダメージ振り分けの盤面焼き払い性能が高い。そもそも、5マナ3/3二段攻撃だったのかお前。強い《火炎舌のカヴー》じゃん。

なんかもうモダン以下で赤いデッキならなんにでも入りそうな雑に強いカードでお値段は6500円の在庫なし

 

感想

俺は晴れる屋を舐めていた。在庫確保と店舗規模維持のためにシングル価格が高めでも許されている。それが俺の晴れる屋への印象だ。福袋では容赦なくオリジナルサプライを詰め込んで価格調整を行い、カード面で薄く済ませてもほら値段通りでしょ?それが晴れる屋だと思っていた。

結果は御覧の通り。安く見ても5000円のシングル2枚、これだけで1万を確保している。通りでブースターが少なかったわけだ。しっかりとあのバルダーズゲートの戦いを投入しながら、それ以上の成果をこの箱担当者はもたらしている。「流石にこれは1万」と何度呟いたかわからない。上手い。

しかし、その分とりあえず遊べるブースターは全く入っておらず開封して終わりというのにどこか寂しさを覚えた。定価がそもそも高いので雑なブースターボックスに期待するには1万円じゃ厳しいのが現代MTG情勢なのかもしれない。

それでは次の福袋でお会いしましょう。デッキボックスは本当におすすめ。





 

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1305枚目「兎」 https://wurgb.com/2022/12/30/1305/ https://wurgb.com/2022/12/30/1305/#comments Fri, 30 Dec 2022 14:36:22 +0000 https://wurgb.com/?p=16527 黄道の兎 Zodiac Rabbit / 黄道の兎 (緑)クリーチャー — 兎(Rabbit)森渡り(このクリーチャーは、防御プレイヤーが森(Forest)をコントロールしているかぎりブロックされない。) ……乱れたる世 […]

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黄道の兎
Zodiac Rabbit / 黄道の兎 (緑)
クリーチャー — 兎(Rabbit)
森渡り(このクリーチャーは、防御プレイヤーが森(Forest)をコントロールしているかぎりブロックされない。)
……乱れたる世は窮まり尽きることなく 運命は茫々として逃がれることができぬ……
1/1

黄道の兎とは年賀状である。





『ポータル三国志』に収録されている、十二支を基にした黄道サイクルの兎である。もはや1マナ1/1にメリット能力である森渡りがついているだけで実用性があるように思えてくる。『ジャンプスタート2022』にてアニメカードへと踏み切ったMTGにはバニー方面での実用性に期待したい。乱れたる性は窮まり尽きることない。

兎というクリーチャータイプはかなり希少でたった7枚しか存在しない。その上、兎の獣人二人にケザードリックス、電池化して倫理的にやばそうなアーティファクト、鹿の角をもった兎のUMAジャッカロープにヴィザードリックスと、にんじんをぽりぽりむさぼる愛くるしい毛むくじゃらはこの《黄道の兎》しかいないという歪な扱い。突然首を吹っ飛ばす殺人兎をクリーチャー化しそうなものだがそちらはジョークセット『アンヒンシド』にて《When Fluffy Bunnies Attack》というクリーチャーではなくインスタントとして登場している。

兎に角ーーー

年賀状、お早めに。

 

いくらなんでも遅すぎる。

ーーーかつて語り部は記した。むかしむかしあるところで。とあるうさぎはこう声をかけた。

もしもしかめよかめさんよ。どうしてそんなにおそいのさ。

なん・・・だと・・・。

怒った亀は山のふもとまでの競争を持ちかけました。兎は持ち前の俊敏さで翔け進みついに亀の姿が見えないほどに。あまりの大差に勝利を確信したうさぎは道半ばで休憩、そのまま寝てしまいました。
亀はというと一歩一歩休むことなく進み続け、ついには兎よりも先にゴール。競争に勝利したのでした。

寓話の教訓的には油断大敵。過剰な自信を戒める様でしょう。いくらいつでもさくっと更新できるからと言っていくらなんでも晦日…いやもう大晦日と言っていい時間帯に年賀状更新してるような人間にはなるなということです。勝手気ままな兎と愚鈍な亀の悪いとこどりをしていては、コンテンツに溢れるる令和の世は生きていけない。

なのでーーーさらに1歩先に行きます。

ウィザーズオブコースト社は昨今、ついに干支というモチーフの扱いやすさに気付いた。丑年、寅年と干支にちなんだプロモカードを配布しているのだ。2023年兎年にもやらないわけがないので先んじて配布されそうなカード5枚を予想しここに記しておく。

《兎電池》

神河が生んだ倫理的にやばそうな電池。1マナ1/1速攻にして速攻付与の装備品としても実用範囲。先述した通り、兎カードはたった7枚しかない中で特筆すべきカードパワーを誇るために選択肢へ挙がる。

《巡歴の干渉者、クウェイン》

統率者推しが続くのならば当然配布される。思えば、昨年寅年の5枚はすべて統率者需要と言っていいカード群である。バニーガールのアニメカードに近い1枚。

《ヴィザードリックス》

7マナ6/6にして能力を一切持たないバニラ。《ケザードリックス》という割と強いクリーチャーが元になっているのだが、初心者向けセット『スターター』という名目で面倒な1点ダメージが排除され、良質なマナレシオも無かったことにされた。優しさが染み渡る。

ジェディット・オジャネン》をフルアート化したのならば、フルアートの《ヴィザードリックス》があったっていい。テキストが邪魔くさいという名目もこれならば正当化される。全裸だがなんとか規制を乗り切ってほしい。

《変身》

トークンからの~エムラクール!!!でお馴染みのコンボ用呪文。おそらく兎カードの中で一番実績を持っている。さり気に『ミラージュ』での初出以降一貫してイラストが変わることなくこの兎である。全く変身していない。プロモでも当然このままでいってほしい。

《完成化した賢者、タミヨウ》

神河の「空民」はMoonfolkという英語表記からもわかる通り、日本の伝承「月に住むうさぎ」をイメージした部族で、全体的に白い容姿や長い耳を持つ。兎に圧倒的な枚数差をつけて存在するカード群だがその中から1枠取るとしたらやはり空民にしてプレインズウォーカー、タミヨウとなるだろう。

完成しちゃってるから他のもう出せないね・・・。


というわけで、兎カードは果たして配布されるのか。この5枚の中から何枚当たるのか。そもそも、干支から離れてしまうのか。

正解はーーー

1年後!!!

 





 

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1306枚目「太陽は昇る」 https://wurgb.com/2023/01/01/1306/ https://wurgb.com/2023/01/01/1306/#comments Sat, 31 Dec 2022 21:50:00 +0000 https://wurgb.com/?p=16546 エイヴンの強兵 Aven Trooper / エイヴンの強兵 (3)(白) クリーチャー — 鳥(Bird) 兵士(Soldier) 飛行  (2)(白),カードを1枚捨てる:エイヴンの強兵は、ターン終了時まで+1/+2 […]

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エイヴンの強兵

Aven Trooper / エイヴンの強兵 (3)(白)
クリーチャー — 鳥(Bird) 兵士(Soldier)
飛行 
(2)(白),カードを1枚捨てる:エイヴンの強兵は、ターン終了時まで+1/+2の修整を受ける。

 



陰謀団に対するエイヴンの憎しみで空さえも煮えたつ。 
1/1




 

今年の豆知識

ゲームオブザイヤー2022を受賞したあの超大作大人気RPG「エルデンリング」が1月6日まで30%オフのセール中だよ。秩序無き世界。光をもたらす神話へ至る英雄譚をご照覧あれ。

この先、広告があるぞ。





 

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1304枚目「虎」 https://wurgb.com/2022/12/28/1304/ https://wurgb.com/2022/12/28/1304/#comments Wed, 28 Dec 2022 08:39:29 +0000 https://wurgb.com/?p=16511 黄道の虎 Zodiac Tiger / 黄道の虎 (2)(緑)(緑)クリーチャー — 猫(Cat)森渡り(このクリーチャーは、防御プレイヤーが森(Forest)をコントロールしているかぎりブロックされない。) ……亡国の […]

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黄道の虎
Zodiac Tiger / 黄道の虎 (2)(緑)(緑)
クリーチャー — 猫(Cat)
森渡り(このクリーチャーは、防御プレイヤーが森(Forest)をコントロールしているかぎりブロックされない。)
……亡国の主、陳留、帰命、安楽、 封土も位も人の手に渡る……
3/4

黄道の虎とは年賀状である。





『ポータル三国志』に収録されている、十二支を基にした黄道サイクルの虎である。カードにこそクリーチャータイプ虎と記されているが現在では廃止され猫へと変更されている。これは他の虎も同様で、「ネコちゃんおいで~^^ネコちゃーん…ああっー><」のフレイバーテキストでお馴染みの《剣士虎》も今や猫。猫かと思って声をかけてみたら獰猛な虎に食される哀れな展開ではなく普通に猫を呼んでいるだけになってしまった。

と思いきや、『第7版』時点ですでに虎は猫となっているのを忘れていたので何ら問題はなかった。

忘れていたと言えば、熱心な読者である諸君は気付いているだろう。MTG:今日の一枚は毎年年末には翌年の干支を司る黄道サイクル1枚を取り上げると共に年賀状の出し忘れがないよう伝える重要な使命を帯びている。だが、まさかのまさか。昨年《黄道の虎》について書くのを忘れていたのである。年賀状を出し忘れているプレインズウォーカーがもしもいたのならば、それはすべて私の責任だろう。誠に申し訳ない。

ウィザーズオブコーストほど干支に熱心な企業は稀だろう。公認店舗にて開催されている「マジックリーグ」。ブースター3パックから始めるリミテッド形式の長期イベントで参加スタンプでプロモカードと交換できる形式で、寅年となる2022年は1年を通して虎にちなんだプロモカード配布キャンペーンを執り行っていた。

スタンプを貯めて寅年プロモをゲット! 「マジック・リーグ」期間限定配布プロモカード紹介|読み物|マジック:ザ・ギャザリング 日本公式ウェブサイト
世界中で5千万人を超えるプレイヤーとファンを持つ世界最高の戦略トレーディングカードゲーム、マジック:ザ・ギャザリングの日本公式ウェブサイト。
4月・5月 6月・7月 8月・9月 10月・11月 12月・翌1月

なぜか《黄道の虎》はない。4マナ3/4森渡りなどという思わず《ティムールの剣歯虎》と見比べてしまうカードであるが故に客を呼び込めそうにないとの判断なのか、あるいはこれほど干支に適したカードでありながら存在を忘れ去っていたのか。定かではないが寅年から12年間黄道サイクルを配布続ける意思はなかったのか。

ここまで忘却を推して書き連ねてきたわけだがこれと言ってオチはない。虎視眈々と上手い書き治めを澄ましてきたのだがついぞ辿り着くことなく投稿する。

このように、なにかありそうな素振りを見せつつ実は何もない、見掛け倒しのさまを「張り子の虎」という。

 

・・・アアーッ!

 





 

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1303枚目「爆発しろ」 https://wurgb.com/2022/12/25/1303/ https://wurgb.com/2022/12/25/1303/#comments Sat, 24 Dec 2022 15:00:00 +0000 https://wurgb.com/?p=16497 神の怒り Wrath of God / 神の怒り (2)(白)(白)ソーサリーすべてのクリーチャーを破壊する。それらは再生できない。     深夜勤務の休憩時間。 紫煙燻らす冬空の。 狩人座す星々に。 彼の姿を見つけたよ […]

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神の怒り

Wrath of God / 神の怒り (2)(白)(白)
ソーサリー
すべてのクリーチャーを破壊する。それらは再生できない。




 

 

深夜勤務の休憩時間。

紫煙燻らす冬空の。

狩人座す星々に。

彼の姿を見つけたよ。





 

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1302枚目「#いいねの数だけお世話になったカードを紹介する~2022年~」 https://wurgb.com/2022/12/23/1302/ https://wurgb.com/2022/12/23/1302/#comments Fri, 23 Dec 2022 14:17:42 +0000 https://wurgb.com/?p=16434 世話 Wrangle / 世話 (1)(赤)ソーサリーパワーが4以下のクリーチャー1体を対象とし、ターン終了時まで、それのコントロールを得る。そのクリーチャーをアンタップする。ターン終了時まで、それは速攻を得る。 グレム […]

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世話
Wrangle / 世話 (1)(赤)
ソーサリー
パワーが4以下のクリーチャー1体を対象とし、ターン終了時まで、それのコントロールを得る。そのクリーチャーをアンタップする。ターン終了時まで、それは速攻を得る。

グレムリンには忠誠心などないが、餌探しには熱心だ。

気づけばもう年末。





Twitterのハッシュタグに「#いいねの数だけお世話になったカードを紹介する」なるものを見かけたので書き連ねていくこととする。何年か前にもやった気がしたのだがその時はRTされた数だったし、しかも2015年の話だった。

474枚目「13.つぶやきの塔 上手いこと適したカードがあるものだ」

これほどの月日を経ればいろいろな変化があるもので、まさに《世話》というカードが誕生していた。だがこのカードのお世話になった記憶は、ない。

脅しつけ》を筆頭とした赤が得意とする一時的なコントロール奪取呪文で通常構築でもリミテッドでも都合のいい場面で使えればそのまま勝ってしまうことがある大変気持ちのいい呪文。従来では3マナソーサリーが相場のところ「パワー4以上」という制限を課されることで2マナと若干の軽量化。同じくお馴染みである《投げ飛ばし》とのコンボがしやすくなってはいるが揃っている時に限って対象に困るのがマジック:ザ・ギャザリングである。

お世話になっていないと言いながら《世話》について、さらにグレムリンまで深掘りして書き連ねたまま終えそうなので本題に移る。まさに余計なお世話ってわけですね!

上手い!!!!!!!!

2022年12月23日午後18時現在でいいね数は12。なので、12枚分のお世話になったカードへ感謝を捧げることとする。


1.《照光の巨匠》

『ニューカペナの街角』アンコモン。青黒白「常夜会一家」に属する謀議で二段攻撃。彼について触れるには欠かせない生物いる。

《嵐追いのドレイク》である。呪文の対象となるたびに1ドローする2マナ2/1にして飛行。リミテッドで遭遇した際に「こいつおかしくね!?!?!?!?」と衝撃が走りそのままデッキを組んだ1枚。

1284枚目「ある記録 3ページ目」

要は《嵐追いのドレイク》対象に強化呪文唱えまくってれば勝てる。当時のスタンダードには『ストリクスヘイヴン』が共存しており、インスタント・ソーサリーを唱えるたびに誘発する「魔技」によりパワー/タフネスが上昇するクリーチャーと合わせることで致死量のダメージを叩き込む寸法だった。

ローテーションにより同級生を失いそのままデッキも放置していたのだが、より凶悪な刃が差し向けられていた。それが《照光の巨匠》である。《嵐追いのドレイク》と同じく対象とするたびにデッキを掘り進める上に二段攻撃。同じ役割を持つ同マナクリーチャー2種8枚搭載。謀議に合わせろと言わんばかりに軽量呪文は問題なく揃っていた。

こうしてデッキの完成度を高めてくれた実に感謝すべき対象なのだが、BO1番長にもほどがあり今では対峙する回数のが遥かに多く、もはや憎む存在にもなっている。

先攻2ターン目《照光の巨匠》出されて除去ったら2枚目の《照光の巨匠》+1マナ防御呪文とかMTG上手い人大杉てつらい。ありが・・・とう・・・。

2.《衝動》

『ビジョンズ』で登場し、多くのコンボデッキの安定性に寄与した万能呪文。4枚見て好きなカード1枚手札に加えます。見れる枚数が多く呪文でも土地でもその時必要なカードを探し出せる上に2マナインスタントで非常にプレイしやすく、なんかもう青けりゃ全部入っていいんじゃないかとすら思える。当時を代表するカードの1枚としてMTG20周年記念商品 『From the Vault:Twenty』に1997年代表として収録されていた。

『ビジョンズ』 『From the Vault:Twenty』
『ビジョンズ』日本語版は切り直せと書いてあるが気のせいである。

そんな、歴史に名を残す強カードがなんか普通に帰ってきた。『タルキール龍紀伝』にて見れる枚数が1枚減った下位互換《予期》が再録を重ねスタンダードに定着しつつあったが、微妙な立ち位置だったことが影響しているのだろうか。

3枚と4枚。ここにどれほどの差があるのか数学的見地を持ち合わせていないが、とにかく使い倒して必要なカード持ってきてくれている。

ありがとう。もっと衝動的に。あざっす!!!!!!

3.《怪物的戦ヒル》

あれやこれやとデッキを組んでいても。どうにも環境デッキの劣化版というか汎用的なパワーカードに占められることが多い時代。そのような閉塞感に私は苛まれていた。状況を打破すべく、例えそれが愚かで本来やるまでもない発想でもとりあえず組んでみる”高まり”を生じることが時にはある。

『団結のドミナリア』で発したそれは《トレイリアの恐怖》を筆頭としたコモン怪物サイクルだった。

特定の条件で軽量化する大型クリーチャーサイクル。すでに【青単】で強さが知れ渡り、というかもう呪文最強色青様で呪文詰め込んどけば降ってくるフィニッシャー強すぎるからやめえや《トレイリアの恐怖》であるが、今一度他の面々を使ってみれば専用デッキが組めるのではないか。

そう思いまずは5種4枚積みから始めた。明らかに条件が厳しく戦力に乏しい白《アルガイヴの密集軍》は解散、意外と戦場に出はするがバニラである《ヤヴィマヤの滞留者》もお流れとなった。
クリーチャーが多すぎることで《トレイリアの恐怖》は本領こそ発揮しないもののそもそも1マナで出てくるのがおかしいだけ。逆に墓地のクリーチャー参照の《のたうつ分解者》は主戦力。何か1枚でも出さえすればとんでもなく軽くなる《溶鉄の大怪物》はそこまでひどくはない。

流石にこれはデッキではないのでなにか相性のいいカードはないかと眺めてみると、ちゃんとデザインされていた。それが《怪物的戦ヒル》である。「墓地にある最大マナ総量のパワー/タフネス」。7マナの怪物たちどれか1枚でもあれば4マナ7/7という規格外戦ヒル。墓地に送り込む手段もこのヒル自体がキッカーで持っている。ドミナリアでヒルと言えば大変お手頃なレアな石ころが思い浮ぶがあの者らとの関連性は全くなさそうだ。

さらにクリーチャーにして呪文のようにも扱える神河由来の「魂力」。1セットのみで種類が少なく芳しくはないが《鏡殻のカニ》は7マナでありながら3マナ打ち消しという《怪物的戦ヒル》に載せるために生まれてきたような性能なので採用に至る。奇しくも腕めっちゃ生えてるヒルなる奇怪なイラストだがよく見ると頭上にはザリガニに似た種族ホマリッドがふんぞり返っている。ザリガニの代わりにカニ乗せたっていいだろう。

いいってさ。ありがとう。

4.《熊野》

『神河:輝ける世界』アンコモン。カード名長いけど速攻で終わらせるし感謝も速攻で伝える。

第1章から第3章までアグロに必要なもん詰め込んでくれてありがとう。先攻初手で来い。

5.《クルーグ公、ウルザ》

『兄弟戦争』はウルザとミシュラともにアンコモン(青年期修行時代)、レア(壮年期)、神話レア(最終決戦時)と異なるカードで収録。《クルーグ公、ウルザ》その内のレアにあたる。

ブログ上で触れるのは初めてとなるが私には弟がいる。私ほどのめり込んではいないが彼もMTGのルールを理解するプレインズウォーカー。せっかくの『兄弟戦争』、やるしかないだろう…リアル兄弟戦争を…!

というわけで兄である私がウルザデッキ、弟である弟がミシュラデッキを構築することとなった。リアルでの紙製品発売前にMTGアリーナでの実装直後から使い倒した。事前に目した通りアーティファクトクリーチャー活用路線なレアウルザはまさに兵器増産にひた走る物語上での姿そのものだった。神話ウルザがおおよそコントロールデッキに特化させた方が扱いやすい性能なことに比べ、レアウルザは全体強化とアーティファクトコピー。デッキの構築幅が広く使用していて面白いのはこちらだった。

コピー対象は深く考えずとも《マイトストーンとウィークストーン》が最強に位置したのがまた面白い。

ありがとう。

伝説故にコピーしても1枚しか戦場に残せないがきちんと戦場に出ているので誘発。毎ターン単体-5/-5修整で詰ませるようになる。クリーチャー化すると除去耐性が大きく落ちるのであえてオリジナルの方を残すのを視野に入れる小テクを授けておく。

ここから何枚かは納得のいくウルザデッキ完成に至るまでの道筋と称しても過言ではない。それほどまでにウルザは良いカードだった。強くはない。

6.《継ぎ接ぎ自動機械》

話は『兄弟戦争』プレビュー前に遡る。ウルザという人物をそれなりに知っている以上、ある程度の予測を立ててデッキを組むことが可能だった。多元宇宙でも稀に見る天才発明家。軍拡による資源争いを描く兄弟戦争。アーティファクトクリーチャー並べるでしょ路線である。(この予想通りレアウルザが登場することとなるがレアリティ別に3枚は予想できなかった)

昨今のカードデザインは前後にセットを跨いだデッキ構築を成すカードを仕込んでいることが多分にしてある。そうしてリストを眺めるとやはり『神河:輝ける世界』でのアーティファクト推しが際立つことに気付ける。中でも《継ぎ接ぎ自動機械》の性能は圧倒的である。護法(2)の除去耐性にアーティファクトを唱えるごとにサイズアップ。もはやスタンダードよりも広いフォーマットで真価を発揮するが、仮想ウルザにも抜群の適正があるように思え、こいつを軸にアーティファクトアグロを構築した。

万能たるウルザではあるが色適性的には青>白>黒。このうち2色の青白で来ると仮定したためにスタンダード内で最高のコンボとなる赤《増員された浪人》は使用しない。1マナは《鉄の弟子》や《ネットワーク攪乱者》で埋めてデッキは成立。

大きな問題が2つあった。1つ目は《継ぎ接ぎ自動機械》自体は問題なく育つが回避能力が一切ない。装備や換装するにも青白では芳しくなくそこまでマナ使ってはいられない。2つ目は入ってるカードが弱い。もはやMTGはゲーム中盤に1マナ1/1引いてるようなゲームではなくなっていた。

『兄弟戦争』ではアーティファクトクリーチャーこそ増えたものの大型兵器主体でこの2種が抜けることはなかった。そんなばかなと何度呟いたものか。1つ目の問題は解決したものの、2つ目は如何ともしがたくアグロ路線は研究を停止。これにて完成となり進歩を無くした遺産【ウルザズレガシー】として後のデッキへと糧となった。

《継ぎ接ぎ自動機械》の誘発条件がアーティファクトが唱えるたびなのが妙に難しく、スタンダード内のアーティファクトクリーチャーではどうにもパワー不足だった。これがもし戦場に出たときだったら間違いなくレアだった。ありがとう。

7.《隔離用構築物》

同じく『神河:輝ける世界』からもう1枚。さらに同じく仮想ウルザデッキで採用したアーティファクトクリーチャーである。2マナ2/1と本当に最低限の戦闘能力しかないが、捨てたカードを追放してプレイ可能とする独自性の高い能力がとてもそそられた。

先述した通り青白での構築。あるではないか。《信仰無き物あさり》が。

2枚引いて2枚捨てる。普通に使えば手札1枚損失するのだが《隔離用構築物》によりプレイ可能となる。この時に土地を捨てていれば…?そう、ここに青白の《表現の反復》が相成るのだ。

ーーー本来《隔離用構築物》は捨てることで効果を使える魂力とのシナジーを期待したものなのは明白である。しかし、どう見ても効果が薄いか重い。改めて《鏡殻のカニ》を見てほしいのだが魂力3マナ+7マナなんて出せるわけがない。さらに《隔離用構築物》でのプレイ期間はターン中のみ。インスタントタイミングでの誘発に意味がない。そもそも《信仰の繕い》がインスタントなのもほとんど意味がないほどに。生まれる時代を間違えた。《野生の雑種犬》は絶滅しているのだ。

よって、コンボ決めると「やるな!」エモートが飛んでくる割にやってることがしょぼいというファンデッキあるあると化してしまったが、自力でたどり着いた一つの解にはデッキ構築の醍醐味を感じさせてくれた。

環境からの隔離用構築、ありがとう。

8.《厳しい授業》

『兄弟戦争』で登場した手札交換呪文。2枚引いて1枚捨てる、だけでなくパワーストーン1個がついてくるマナ加速。もちろん、アーティファクト呪文か能力コストにしか使えないものの元よりウルザ主体のアーティファクトデッキでしか考えていないので純粋にメリットだった。

お察しの通り《隔離用構築物》との相性は特筆に値する。私の先行研究が補強され《信仰の繕い》から全差し替えに至るのだがそもそも強い動きではない厳しい授業でもあった。

それでも『兄弟戦争』を正面から捉えたパワーストーンに使い道のある合致したデッキならば充分すぎる性能であらゆるウルザデッキでの採用に至っている。ありがとう。

9.《浮遊する像》

『兄弟戦争』飛んでる像。2マナでターン終了時までクリーチャー化する。さりげに飛行は元々ついているので何らかの手段で永続的にクリーチャー化しても飛行はそのまま。

しかし、彼・彼女らクリーチャー化アーティファクトの真価は任意であること。自らが放った全体除去呪文を避けて後に更地を翔ける絶望。《浮遊する像》に至ってはサイズも上がるので一石二鳥。イラストも全体火力をものともせずにガッツポーズしている。

ここで話をウルザ。神話ウルザはアーティファクト、インスタント、ソーサリーの1マナ軽減である。

《浮遊する像》は軽くなるし、育てる除去もドロー呪文も軽くなる。もはや天才発明家ウィザーズオブコーストの術中にはまったデザイナーズデッキ構築へと勤しむこととなった。

もっとシンプルなドローや妨害呪文を詰め込んで青白コントロールにウルザを添えた形の方が明らかによく、そうなればなるほどウルザという存在が抜け落ちていく。《集団失踪》。ウルザの姿が、消えた。

ウルザ型コントロールは全く以て芳しくなくデッキ崩壊という運命を背負った。そもそも現行スタンダードはもはや3マナ以降のカードもれなく必殺に値する。《浮遊する像》、2マナで何もしないカードを出してる場合ではなかったのだ。

でもーーー

インスタントで妨害しまくってフィニッシャーで仕留める。

そんな懐古MTGは味わえた。ありがとう。

10.《鋼の熾天使》

『兄弟戦争』レア。もはや強い要素しかないので軽くに留める。3マナ3/3飛行の時点で充分すぎる上に、終盤では6マナ5/4といつ引いても戦力になる。自分戦闘開始時に飛行、警戒、絆魂のいずれかを与えるのが自身でもいいし他のクリーチャーでもいい。

《継ぎ接ぎ自動機械》が飛んだ。ありがとう。

11.《街並みの地ならし屋》

《パワーストーン技師》《厳しい授業》でパワーストーンは並ぶ。とにかくマナ加速にはなる。しかしその使い道。《鋼の熾天使》《戦闘の打破者》完成品でもまだ物足りない。《ファイレクシアの門》は非生物、そもそもファイレクシアの名を冠するカードを使用するわけにいかない。なにかないか。

それは、ただ大きすぎたが故に見つからなかった。ありがとう。

12.《恐怖のドールハウス》

「アーティファクトクリーチャーを並べる」「ウルザの能力を活用する」「レア、神話両者のウルザを採用する」・・・。目的と手段は見えてきた。そんな折にふと思い出したのが《恐怖のドールハウス》だった。かつて《柳の霊》を大きくすべく使用して爆散したこのカード、上手いこと噛み合うのではないか。

なによりーーー

ファイレクシアンと化した弟ミシュラを見て絶望したウルザに機械の身体を与えてみたかった。

そんな面白を抜きにしてもデッキとしては充分噛み合っていた。

アーティファクトなので神話ウルザが1マナ軽くし、人形に詰め込んだ構築物はアーティファクトクリーチャーなのでレアウルザにより+2/+2修整を受ける。

《パワーストーン技師》《ファラジの考古学者》《戦闘の打破者》は序盤を支えつつ再利用してもおいしい。《鋼の熾天使》は1/1でもサポート面が優秀、《街並みの地ならし屋》は自力で蘇生した方がいいが《恐怖のドールハウス》で速攻がつくので1発ぶっ壊すことはできる。

デッキ自体には抜群に噛み合っている。しかし、《墓地の侵入者》《死体鑑定士》《未認可霊柩車》によって墓地はもはや追放領域への通過点にしかなっていないのがあまりに辛い。《告別》はそもそも撃たれたらゲームにならないので割り切ってる。よって、《恐怖のドールハウス》特化型にするわけにもいかずこのような枚数散らしサブプランまみれのデッキとなっている。

そのおかげでウルザが覚醒したりアーティファクトクリーチャー並べて圧殺したりマイトストーンウィークストーン増やしてみたり地ならし屋飛ばしたりウルザ機械化したりテフェリーとカーン有効活用できたりする、多様なウルザの物語が綴られた面白いデッキになったのでこれをそのまま紙化した。

ありがとう。

 





 

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1301枚目「全盛期の甲鱗のワーム伝説」 https://wurgb.com/2022/07/06/1301/ https://wurgb.com/2022/07/06/1301/#comments Tue, 05 Jul 2022 22:06:00 +0000 https://wurgb.com/?p=16401 甲鱗のワーム Scaled Wurm / 甲鱗のワーム (7)(緑) クリーチャー — ワーム(Wurm) 氷河期のあいだに繁栄を極めたこのワームは、キイェルドーのありとあらゆる人々にとって恐怖の的だった。その巨体と狂暴 […]

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甲鱗のワーム
Scaled Wurm / 甲鱗のワーム (7)(緑)
クリーチャー — ワーム(Wurm)


氷河期のあいだに繁栄を極めたこのワームは、キイェルドーのありとあらゆる人々にとって恐怖の的だった。その巨体と狂暴な性格が呼び起こした悪夢は数知れない―――甲鱗のワームはまさに、氷河期の災厄の象徴だった。
― 「キイェルドー:氷の文明」
7/6

7/6





私は一つの罪を犯す。最後の再録から8年が過ぎてもはや伝説は風説の域に達しつつある《甲鱗のワーム》。本日は20年を超えるプレインズウォーカー人生の中で得た伝聞、彼のワームが成した伝説―――災厄の一端を。たった76個ではあるが記していこうと思う。敬意とは恐怖の現れでもあり、災厄の記憶を呼び起こす危険性を孕んでいる。恐るべき所業を継ぐのはもはや罪に等しい。それでもまだ見ぬ子々孫々のために。氷河期に生きた一つの生命としての責任なのではないか。「キイェルドー:氷の文明」の著者もまたそうだったのだと思う。

・《極楽鳥》とのトレードが成立した。
・くしゃみをしたら氷河期が訪れた。
・《甲鱗のワーム》が3回殴ったら勝った。機嫌がいいと1回21打点稼ぐことも。
・あまりに大きすぎて頻繁に《稲妻》が落ちる。もちろん効いていない。
・召喚しようとしただけで《森》が8つ沈んだ。
・おまけに《島》も2つ沈めた。
・飛べないのではなく『飛ばない』
・あまりに強すぎて一部のワームが空へと逃げた。これがドラゴン。
・さらに一部は海にも逃げた。これがリヴァイアサン。
・それでも恐ろしく次元を捨てた。これがエルドラージ。

・《Black Lotus》が3マナ加えるのはMox5枚と合わせて計8マナ、《甲鱗のワーム》を出すための数学博士リチャード・ガーフィールドによる緻密な計算。
・全力で攻撃したら《BFM》が真っ二つになった。
・《恐怖》は振りまく側。
・《神の怒り》は効果の半分が無効化される。
・どうしようもなさ過ぎて《剣を鍬に》持ち変える兵士が続出。スラン帝国滅亡の要因となる。
・《暗黒の儀式》4枚から出てきた。
・《Force of Will》でも消しきれない。手札3枚追放でやっと召喚酔い。
・《Mana Drain》したらマナバーンでしんだ。
・《最後の審判》で5枚見つかった。
・《外科的摘出》で指定したら次のターンに出てきた。

・デルバーがめくったら変身して元に戻った。
・ラガバンも見つけたが何もせず元に戻した。
・《孔蹄のビヒモス》に速攻があるのは《甲鱗のワーム》から逃げるため。
・あるエルフは《甲鱗のワーム》に対抗すべくアロサウルスを飼いだした。
・《だまし討ち》から出てくるのは正攻法。
・《実物提示教育》で鱗1枚を提供した。
・《むかつき》でめくれてもむかつかない。狼狽はする。
・サリアが1マナ増やせる唯一の生物。クリーチャーの範疇に納まっていないため。
・《石鍛冶の神秘家》が《甲鱗のワーム》と間違えて作ったのが《殴打頭蓋》。
・氷の剣…。かつての《火と氷の剣》である。

・カカシが《甲鱗のワーム》を描いたら召使い卒業した。
・《思考囲い》で捨てたら2点免除された。
”しまった!逃げろ、ハンス!甲鱗のワームだ! ― ルアゴイフの最期の言葉”
・氷カウンター10個取り除いてもマリットレイジが出てこなかった。
・開始時に《虚空の力線》を貼ったら《甲鱗のワーム》を貼られた。
・ホガークが1枚で探査を終えてきた。
・《初祖スリヴァー》の正式名称は《甲鱗スリヴァー》。
・ヘリオッドが信心した。
”いつか、誰かが私を打ち負かすだろう。 だがそれは今日ではないし、お前にでもない。甲鱗のワームだ。”
・頭が真っ白になっても《甲鱗のワーム》だけは忘れずに試験をパスした。

・アゾリウスは《甲鱗のワーム》到来に備えてワーム愛護法を制定。ラヴニカでハイドラ栽培が盛んなのはこのため。
・ディミーア家幹部は甲鱗と聞くだけでミルクをコヴォす。
・あるサイクロプスは《甲鱗のワーム》を知ると腹音が収まった。
・オルゾフ教会が税の徴収を断念した。
・ラクドスの演目に加わった。
・《千年嵐》が収まった。
・シミックが挑む進化の到達点。《空呑み》も《ハイドロイド》も失敗。
・セレズニア評議会はヴィトゥ=ガジーの代わりに《甲鱗のワーム》を据えることで平定。
・ゴルガリのワームが腐らなくなった。
・ハルペリオンⅢから《甲鱗のワーム》が2体出てきた。

・《ジャンドの暴君、カーサス》、引退を決意。
・バントでは賛美の対象が《甲鱗のワーム》になる。
・《神祖》の立場は残す懐深い一面も。
・エーテリウムが甲鱗に弾かれた。
・ボーラスがグリクシスを捨てた本当の理由。
・サイで包囲できず、中隊も集まらなかった。
・龍王オジュタイが合掌しているのは「《甲鱗のワーム》がいる方角」。
・首輪にしたすぎてシルムガルが狂った。
・スーラクが殴ったら笑顔で返された。彼が失敗した唯一の狩り。
・ズルゴの疾駆に追いついた。先に手札で待ち構えていることも。

・ロアホールドが遺跡を調査したら崩壊した複数のゴーレムと一緒に《甲鱗のワーム》が発掘された。
・”甲鱗のワーム”はシルバークィルにおける最大の賛辞。
・朝食に邪魔者876体平らげた。
・クアンドリクスの生徒が甲鱗の描く幾何学模様の法則性を計算した論文で博士号取得。
・何度氷を砕いても《甲鱗のワーム》を象る。芸術の意味を変えた。
・脱出したタイタンが《ウーロ》と《クロクサ》だけだったのは《甲鱗のワーム》のおかげ。
・アールンドが《甲鱗のワーム》出現を予顕したら鳥が1羽も来なかった。
・《ドゥームスカール》が2ターン縮まった。
・イニストラードでは《甲鱗のワームに似たワーム》が生まれただけで夜が76時間続く。
・ネオ神河VR展で肖像画が展示された。

・ウルザが鉱山、魔力炉、塔を築いたのは《甲鱗のワーム》を召喚するため。
・あらゆる時代でニコル・ボーラスは攻撃に耐えきることができず、逃げに徹している。
・ガラクが繋がったら頂点捕食者になった。
・ビビアンが召喚を試みるとアーク弓からアラート音がなった。本来そのような機能はない。
・ニッサがドミナリアの魂を顕現させたら当たり前のように《甲鱗のワーム》を成した。
・レンの76番。





 

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