1071枚目「九偉人：ガフ提督」

とっぴな研究

Wild Research / とっぴな研究 (２)(赤)
エンチャント
(１)(白)：あなたのライブラリーからエンチャント・カード１枚を探す。そのカードを公開し、あなたの手札に加える。その後カードを１枚無作為に選んで捨てる。あなたのライブラリーを切り直す。
(１)(青)：あなたのライブラリーからインスタント・カード１枚を探す。そのカードを公開し、あなたの手札に加える。その後カードを１枚無作為に選んで捨てる。あなたのライブラリーを切り直す。

よく考えたら私たちはガフ提督のことを何も知らないのではないか。

インベイジョン～アポカリプスにかけて語られた、ファイレクシアによるドミナリア侵攻。
それに対してウルザが結成したプレインズウォーカー同盟「ナインタイタンズ」の一員である。
次元：ドミナリアに所在する、様々な次元の歴史が書かれた無限の書物を所蔵する「ガフ提督の図書館」の管理人で、その全てを読破しあらゆる知識を有し、その影響から気がふれてしまっている。
未来を見通す力も有し、ナインタイタンズの面々が辿る運命を知っていたが、「力を善いことにしか使わない」という信条の下、未来を明かすことの影響を危惧してかこれを明かすことはなかった。

さらに「自らの歴史書」にはファイレクシアの勝利、即ち、世界の終焉をも書かれていた。アポカリプス/黙示録とはこれを指すのだろうか。
最終的にこの書物から世界の終焉を消して書き換えるのだが、その直後、ドミナリアを第二のファイレクシアとすべく巨大な暗黒雲と化して帰還したヨーグモスに飲み込まれ死亡。
歴史書がどれほどの影響を持つ代物だったのかはよくわからないが、ジェラード・キャパシェンがレガシーの兵器を起動しヨーグモスを消滅させたことでドミナリアの勝利に終わっている。

「膨大な書物」「それらを所蔵する本拠地」といった部分は現行のプレインズウォーカーであるタミヨウに似ている。正気ではないこととと、傍観者に徹しているわけではないのが大きな違いだろう。

本人が描かれたカードは《とっぴな研究》《索引》《プレインズウォーカーの笑い》だけだが、これだけでもガフ提督という人物を窺うには充分なフレイバーを醸し出している。

《索引》は基本セット2013にてフレイバーテキストが変更されており、よりガフ提督らしいのでこちらも引用する。

「すべての正解を知っていても、それを出すタイミングが間違っていたら意味がないだろう？」

《索引》基本セット2013版

カラーパイ的には膨大な知識から青、知識を振るうが狂気じみた赤、そして白である。
『世界の終焉を知っていながらも自身が身を投じる』ということは『世界の終焉を回避すべく動いた』ということであり、多くのプレインズウォーカーの中でもかなり善人寄りなのである。

当時、プレインズウォーカーは超常的な存在でカード化されず、《プレインズウォーカーの笑い》を含むサイクルでその一端を垣間見る程度の事しかできなかった。
プレインズウォーカー・カードが制定されて以降、統率者セットで《ラノワールの憤激、フレイアリーズ》、《ウィンドグレイス卿》とナイン・タイタンズがカード化されており、もはや順番待ちと言っていい段階である。

予見を記しておこう。

ガフ提督 (2)(青)(赤)(白)
伝説のプレインズウォーカー – ガフ
[+2]いずれかのライブラリーのカードを上から５枚見る。その後それらを望む順番で戻す。
[+2]インスタントかエンチャントを探し手札に加える。その後、無作為にカードを1枚捨てる。
[-9]ライブラリーを追放し、「あなたは敗北しない」を持つアーティファクト・トークンを生成する。
ガフ提督は統率者として使用できる。
5

先述の3色すべて備わってこそのガフ提督。
《索引》を意識した未来を見通す能力。《とっぴな研究》。そして、世界の終焉を書き換える。
戦場に一切介入しないことから忠誠度は高めに設定した。
なお、このテキストはガフ提督本人により書き換えられる模様。

神河：輝ける世界

発売日： 2022年2月18日
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1071枚目「九偉人：ガフ提督」

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