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差別的な描写として抹消される7枚





日本時間で2020年6月11日午前。公式サイトに以下の記事が掲載された。(英語)
人種差別的または文化的に不快な多くの画像をデータベースから削除します。
さらに、これらのカードはすべての認可されたトーナメントプレイで禁止されます。
現在の世相や事の背景、その他詳細には触れない。
いや、触れることができない。
今回の事案に関する属性を有していなければ、実際にその文化圏で空気を触れたわけでもない。
知識としてはあっても、それは知っているふりに過ぎず、そのような状態で語るべき事柄でもない。
正しいことが正解だとは限らず、その正しいことが本当に正しいことかすら判断が難しい事柄だからである。
だが、MTGの長い歴史上、実際に存在したカードである。その事実を以て今回削除されるカードを列挙する。
「なぜこうなったか」について簡潔になら個別に述べることもできるが、私の誤った認識を植え付ける危険性と、事細かに述べるのは処置の主旨に反するようにも思えるので各自の判断に委ねたい。
中には直接的過ぎるものが含まれるが、ご容赦いただきたい。
《Invoke Prejudice》 (青)(青)(青)(青)
エンチャント
対戦相手1人が、あなたがコントロールするクリーチャーと共通する色を持たないクリーチャー呪文を唱えるたび、そのプレイヤーが(X)を支払わないかぎり、その呪文を打ち消す。Xはそれの点数で見たマナ・コストである。
『レジェンド』レア1
《Cleanse》 (2)(白)(白)
ソーサリー
すべての黒のクリーチャーを破壊する。


雲が割れ、太陽の光が射し込んできた。汚らわしい獣どもは次々に力を失い、やがて消えていった。

『レジェンド』レア1
《Stone-Throwing Devils》(黒)
クリーチャー – デビル
先制攻撃


時として、最も罪深きものが最初に石を投げる。

1/1

『アラビアンナイト』コモン3 コモン1
一部のカードは製造時の都合で不特定マナシンボルの色合いと大きさが異なるカードが存在し、修正版は別カード扱いとなっている。
《プラデッシュの漂泊民/Pradesh Gypsies》(2)(緑)
クリーチャー – 人間・ノーマッド
(1)(緑),(T):クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで-2/-0の修整を受ける。


実に謎めいた者たちだ。その起源はおろか、慣習すら誰も知らない。

――― ラノワールのロード・マグナス

『レジェンド』『基本セット』第4版~第6版
フレイバーテキストは第5版以降のもの。
《Jihad》(白)(白)(白)
エンチャント
Jihadが戦場に出るに際し、色1色と対戦相手1人を選ぶ。

選ばれたプレイヤーが選ばれた色のトークンでないパーマネントをコントロールしているかぎり、白のクリーチャーは+2/+1の修整を受ける。

選ばれたプレイヤーが選ばれた色のトークンでないパーマネントをコントロールしていないとき、Jihadを生け贄に捧げる。

『アラビアンナイト』アンコモン2
《Imprison》(黒)
エンチャント – オーラ
エンチャント(クリーチャー)
プレイヤーが、エンチャントされているクリーチャーの、その起動コストに(T)を含むマナ能力でない能力を起動するたび、あなたは(1)を支払ってもよい。そうした場合、その能力を打ち消す。そうしなかった場合、Imprisonを破壊する。
エンチャントされているクリーチャーが攻撃かブロックするたび、あなたは(1)を支払ってもよい。そうした場合、そのクリーチャーをタップし、戦闘から取り除く。この戦闘でそれによってのみブロックされていた、それがブロックしていたクリーチャーはブロックされていない状態になる。そうしなかった場合、Imprisonを破壊する。
『レジェンド』レア1
《十字軍》(白)(白)
エンチャント
白のクリーチャーは+1/+1の修整を受ける。
『基本セット』初版~第6版
第6版、デュエルデッキでは新イラスト。
コメント欄は開放しておくが、話題が話題だけに対処することがあります。
(念のため)





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フレイバーテキスト

  1. 一応カードとしては残してくれるのね。
    テキストが主要因なやつもいるし結構ギリギリな対応だと思うけど…。

    • 大会でも使用禁止措置が取られるので引用を追記しておきました。

  2. なんというか……私にはこの7枚が「生け贄に捧げられた」ような気がしてならないのです
    次はどのカードが一括禁止になってしまうのでしょうか、心配でなりません

  3. 解説ありが㌧

    管理人の私見も聞いてみたかったけど
    デリケートな問題だから難しいよなあ。

    TCGには骨董品や美術品としての価値もあるんだから
    今回のは流石にやりすぎじゃないかなと思います。

    セラの天使が黒人になったのは全然良いことだと思ってたけど、
    一介のゲーム会社に過ぎないウィザーズですら
    差別してませんよアピールしなきゃいけなくなったのは
    無関心や中立すら許さないという世相を反映しているようで
    なんか恐ろしく感じてしまいますね。

    《焚書/Book Burning》

  4. 今回の騒動にスルーした場合に起きるかもしれない社会的や物理的な炎上に会社だけじゃなく、社員やその家族、もちろん遊んでくれているプレイヤーにまで影響が届くかもしれないことを考えると仕方ないかなぁと個人的には今回の処置は妥当だと思う部分もある

  5. mtgから色の概念が消え、属性として生まれ変わる時が来た

  6. 以前から叩かれてたウィザーズ社員の人種不均衡についてだんまりのまま、こんな反差別アピされてもパフォーマンスにしか見えねんだわ

  7. 今回の処置で、唯一納得出来ないのはユーザーに対して何一つ聞かずに7種類の『財産』をインクのシミに変えてしまった事。

    結論は出ていたとしても、これだけ強烈な措置を取るならそれなりの筋の通し方があると思う。

    Twitterでのアンケートくらいはやっても良かったのでは?

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