Song of Creation / 創造の歌 (1)(緑)(青)(赤)
エンチャント
あなたの各ターンに、あなたは追加の土地を1つプレイしてもよい。
あなたが呪文を唱えるたび、カードを2枚引く。
あなたの終了ステップの開始時に、あなたの手札を捨てる。
彼女は涙を流していた。完全に理解した訳ではなかったが、穏やかな感謝の心が湧き上がったのだ。
創造の歌とは、個人的に対スパーキー(Bot戦)専用カードに認定した。
三相複合環境「トライオーム」を象徴する、楔三色エンチャントサイクルとしてデビュー。
いずれも、『何かデッキになりそうな気配』を漂わせているので、創作欲を存分に吐き出すといいだろう。
・呪文を唱えたら2枚ドロー。
・手札をすべて捨てる。
ほぼほぼ赤いカオス級トンデモエンチャントになっている。
邂逅
そのデッキとの出会いはPC版「MTGアリーナ」フリー戦。「プレイ」としか書いてない、サイドなし1本勝負。
ランク変動一切なしのこの世界は、その手軽さと気負いのなさが特徴である。
上手くなりたいなら素直にサイドボード組んでマッチ戦やった方がいいと思います。
そこはデイリー報酬目当てに回数をこなす人、配布デッキ+α程度の初心者、大会上位入賞デッキをコピーしての試運転。
そして、決して表舞台には出てこないであろう、やべえ臭いがぷんぷんするデッキの発表場にもなっている。(もちろん、その中からメジャーになるデッキが出てきてもおかしくない。)
『イコリア:巨獣の棲処』アリーナ実装間もない頃。
『エルドレインの王権』の「出来事」、『テーロス環魂記』の「脱出」と「信心」による三相複合《創造の歌》デッキと相まみえた。
序盤は各出来事を使う。《厚かましい借り手》で戦場をコントロールしつつ、《豆の木の巨人》で土地を加速。
そこからおもむろに《創造の歌》を出し、当事者クリーチャーご本人登場!出オチする《石とぐろの海蛇》と共にデッキをひたすら引き漁り、《タッサの神託者》特殊勝利。
途中、動きが止まり勝てなくならないように《死の国からの脱出》が入っていたことは確認している。
対戦相手の手札の隣。
5枚ほど置かれたカードたち。
その光景に、古の出来事を想い起こした。
あ、あれは・・・。
あれは・・・『ハンガー』・・・?
相貌
対戦相手がひたすらカードを引き続けている間は暇で暇でしょうがなく、決着前に投了。
細かな点を覚えていないのだが、検索したら「晴れる屋」の紹介動画があったので慣れないゴマすりをしておく。
デッキ内容は若干異なる気もするが、コンボの流れは同じである。
ひょっとしたらこの動画を見て組んだのかな?と、自らのツイートを遡ったところーーー
いや、実装初日じゃねえか。大したものだ・・・。
それとも、私が知らないだけでプレビュー時に考えついた人がどこかで公開してたりしたのだろうか。
先述した通り、あまりのソリティアっぷりに辟易し、「頼むから流行らないでくれ」と祈りを捧げたところ、どうやら通じたようで、あれ以来一度も遭遇していない。みんな相棒連れてた。
とは言っても、序盤はほとんど出来事デッキの動きなので、《創造の歌》を見なかっただけの可能性は否めない。
偶像
月日は流れ『基本セット2021』プレビュー期間。
セットのメインを張るプレインズウォーカー、テフェリーと、彼の関連カードが明かされる。
その内の1枚、『マジックオリジン』収録の《スフィンクスの後見》を意識したであろう、ライブラリー破壊エンチャント《テフェリーの後見》である。
《スフィンクスの後見》 | 《テフェリーの後見》 |
「ライブラリーの一番上からカードを自分の墓地に置く」略して「切削」。
実際にキーボードで打ってみたところ、これは確かにキーワード化して正解。傑作だ。
さらに《丸砥石》、《丸砥石》は《石臼/Millstone》へと遡り、切削/millへと繋がるが、今回は削ることとする。
当時、《スフィンクスの後見》は《金玉》や《神童》、赤の「捨ててから引く」手札入れ替え呪文により「青赤ライブラリーアウト」を成立させた。
そこで『イコリア』に《安堵の再会》があることから、『同様のデッキが戻ってくるかもしれない。』というツイートを見かける。
その時に私が思い描いたのが《創造の歌》との兼ね合いだった。
なにせ唱えるだけで4枚削れ、呪文2回分となる「出来事」との相性の良さは身をもって味わっている。
そんな思いを馳せながら『基本セット2021』アリーナ実装を迎えた。
空想
まず《長老ガーガロス》黒緑型で満足した後、次に私が取り組んだのは《ニヴ=ミゼット再誕》+《クウィリーオンのドライアド》デッキ。これは今回保留とする。
《精霊龍、ウギン》対策に《石とぐろの海蛇》が量産されててきつい。
その後に、かつて1度だけやられたコンボデッキを思い起こしながら、所持カード一覧からかき集め、以下の通りになった。
スタンダード 『創造後見』 |
あからさまにパーツ不足である。
・まず《創造の歌》2枚引けてたことに感謝したい。
・《テフェリーの後見》、《タッサの神託者》勝ち筋不足を《不吉な目》のクラーケン量産で補った。調子よければカウンター20個乗る。(《シミックの隆盛》がよぎったが無視しよう。)
・《ウーロ》は多くのデッキに採用され、切削は利敵行為に等しい現環境だが、0マナ+最強クラスの墓地追放《トーモッドの墓所》再録により、開発陣の意図を完全に把握できたと実感。
・《大慌ての棚卸し》の本気を拝める。
・《不連続性》で《創造の歌》の手札全捨てを回避可能。通常通り、相手ターンに使用する絶対防御呪文としての役割があるので《物語の終わり》で代用はしない方がいい。なんなら無くても良さそう。
《不吉な海》 | 《トーモッドの墓所》 | 《大慌ての棚卸し》 | 《不連続性》 |
・この記事を執筆中、先述の動画を視聴したところ、もっと「出来事」に寄せた構成だったようで、なんで私はそうしなかったのかと確かめた。《幸運のクローバー》1枚もなくてびっくりした。
スパーキーくん(Bot戦)に試したところ、意図した通りのコンボ炸裂を確認。
フリーに持ち込むも、0/4の《マーフォークの秘守り》頼みでおおよそノーガード。
苦戦を極めるが、遅めのデッキに対して何度か達成する。
対話も何もあったもんじゃなく、一人回し特化にもほどがあり、《創造の歌》がなければ何も起こらない。
大元のコンセプトは他人のだ。言いにくいところはある。
はっきり言ってクソデッキである。本当に申し訳ない。
今後、このデッキは対スパーキー専用の封印指定とした。
想像
封印指定とは言ったが、所持カード関係なく組むとしたらどうなるか。
一人回しを経て気になった点を潰していき、ここへ行きついた。
未来を創造しろ・・・!
デッキカウントチェック、80!
サイドボード、オールクリアー!
カモン、我が相棒!
《空を泳ぐもの、ヨーリオン》!!!
『創造後見・真打』 |
・問題点として《テフェリーの後見》が遅すぎた場合、先にこちらのデッキが尽きることがあった。じゃあ増やそう。
・《ヨーリオン》は無関係のようで《テフェリーの後見》とちゃんと噛み合う。
・あまりにカード引けすぎて《タッサの神託者》は調整がめんどくさくなった。
・らせんウーロです。《耕作》は結構怪しい。動画の通り《薔薇棘の見習い》でいいかもしれない。
・《幸運のクローバー》ってカード強いからおすすめ。みんな使ったほうがいい。
・対アグロが厳しいにもほどがあるので《恋煩いの野獣》を追加の壁とする。余談だが、スパーキーはみんなアグロだ。
これからも君たちの創造の歌を聞かせてくれ。
アリーナにて待つ。
フレイバーテキスト
スパーキーはコンボ披露するのに最適ですよね
アリーナの隠れた強みとも言えそうですね
そのインフォメーションいる?
インフォメーション丁度不足してた助かる
じゃけんナーセット様出しましょうねー