Kraul Harpooner / クロールの銛撃ち (1)(緑)
クリーチャー — 昆虫(Insect) 戦士(Warrior)
到達
宿根 ― クロールの銛撃ちが戦場に出たとき、あなたがコントロールしておらず飛行を持つクリーチャー最大1体を対象とする。ターン終了時まで、クロールの銛撃ちは+X/+0の修整を受ける。Xは、あなたの墓地にあるクリーチャー・カードの枚数に等しい。その後、あなたは「クロールの銛撃ちはそのクリーチャーと格闘を行う。」を選んでもよい。3/2
クロールの銛撃ちの昇龍に無敵はない。
『ラブニカのギルド』アンコモン。2マナ3/2到達という緑らしい飛行アンチクリーチャー。さらに「宿根」により墓地のクリーチャー分パワーを増やし、飛行クリーチャーへと格闘を行うことができる。
パワーにこそ申し分ないが、タフネスは2で固定。大抵は相打ちとなる定めを背負っている。それでも素のパワーが3あることから、墓地に1~2枚クリーチャーがあれば対戦相手のフィニッシャー級飛行クリーチャーにも容易に到達。ソーサリー版《垂直落下》としても充分に見ることができる。
さり気なく飛行との格闘は任意なため、パワー修正を受けるのみにすることもできる。速攻を持たせてそのまま殴ってもいいし、パワーを参照するカードとの相性もいい。個人的には《生皮収集家》の育成に便利だったことが印象深い。
能力抜きにしても2マナ3/2はアグロ性能が高い。流石に純粋な戦闘向けの能力を持つ2マナクリーチャーに枠を譲ることこそが多いが、環境に飛行クリーチャーが多いなら問題なくメインデッキに採用可能。特に1マナ1/1飛行が多い環境では、一方的に撃ち落としつつ居座れるのでより強力に立ち回ることができる。
「クロール」とは、次元:ラヴニカに生息する虫の特徴を持つ亜人である。地上に広がる都市ではなく地下街へと住み、ゴルガリ団へと所属している。中には羽を持ち飛行能力を有する者もいるが、《クロールの銛撃ち》は飛ぶことはできないようで、後足で器用に瓦礫へと登り、飛びゆく外敵へ銛を撃つ。
仲間の死を乗り越え膨れ上がった筋肉から放たれるその一撃は、悪魔を穿ち、天使を堕とし、不死鳥すらも死を思い起こした。
さあ、《プテラマンダー》を撃ち落とした回数だけ感謝を捧げよう。
フレイバーテキスト
埋め昇竜
銛撃ちありがとう…
グルールウォリアーの立派な一員でした