Farseek / 遥か見 (1)(緑)
ソーサリー
あなたのライブラリーから平地(Plains)カードか島(Island)カードか沼(Swamp)カードか山(Mountain)カードを1枚探し、それをタップ状態で戦場に出す。その後あなたのライブラリーを切り直す。この都市は本当に巨大なんだろう。あちこちを旅して様々な物を見てきたけれど、建物が崩れている場所は見たことがないよ。
遥か見のように街中を見ていたら現代の日本だとおそらく捕まる。
『ラヴニカ:ギルドの都』コモン。2マナの土地加速呪文の基本となる《不屈の自然》の亜種で、中でも逆《自然の知識》ともいうべき呪文。
《不屈の自然》 | 《自然の知識》 |
追記:《自然の知識》画像差し替え。基本セット第5版の日本語版では誤植によりタップインとなっている。 |
緑なのに森を探し出すことができない歪さを感じるかもしれないが、緑自体が土地と深くつながり幅広い土地サーチ、土地加速を実現する色であることから《遥か見》もまた適正だといえるだろう。
当時のスタンダードは《不屈の自然》が現役。だが、『ラヴニカ』ブロックの象徴ともいうべき土地タイプを2つ持つ特殊地形「ショックランド」の存在から、土地タイプのみの指定で基本土地の縛りがない《遥か見》は有用だった。後に『基本セット2013』に再録された際も『ラヴニカへの回帰』ブロックと共存したことで意図的な設計なのがわかる。
『ラヴニカ』当時は、土地並べやマナファクトにより膨大なマナを生み出すターボランド(現在でいうランプデッキ)こそ存在したが、1つ前の『神河』ブロックで《桜族の長老》《木霊の手の内》といった2020年現在の基準から見ても強力な土地加速カードが存在し、それらが主流。フィニッシャーとなったのが《曇り鏡のメロク》という土地を戻す能力の関係でショックランド対応の強みはさほどなかった。
100日後に完成する統率者 9日目
当時《遥か見》を使わなかったことだけに終始してしまったが、時代を経て遥か見ることになる。ハイランダー構築では同系統の別カードという存在自体がありがたいだろう。
先述した《不屈の自然》《木霊の手の内》(とその同型《耕作》)は、基本土地をあまり採用しないことから今回は見送る。
《自然の知識》はストレージ漁っても出てこなかった。基本セット第5版スターター1個じゃ得られない知識だったらしい。シングルの取り扱いをしているショップに行ったら探してみようと思う。
《三顧の礼》は過去に買った『ポータル三国志』が呉の構築済みデッキのみだったことでノーチャンスだった。ブースター買っておけばと今でも思うし、孫堅が拾った《伝国の玉璽》を入れておいてほしかった。
これらに比べ《遥か見》は『イコリア』のトライオームすべてに対応し、生み出せる色の種類を埋めるのに大きく役立つことから、他の土地サーチ呪文よりも優先度が高いと判断した。
フレイバーテキスト
遥か見でトライオームは本当にずる