Tyrant’s Scorn / 暴君の嘲笑 (青)(黒)
インスタント
以下から1つを選ぶ。
・点数で見たマナ・コストが3以下のクリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。
・クリーチャー1体を対象とし、それをオーナーの手札に戻す。
「魔法の剣を持った英雄がドラゴンを倒すというわけか?そんなことは起きぬ。」――ニコル・ボーラス
笑えよギデオン。
『灯争大戦』アンコモン。3マナ以下のクリーチャー1体を破壊か、クリーチャー1体を手札へと戻すバウンスを選べるモード呪文。
除去としては完全に同一のものは無いが《燻し》や《取り除き》が近く、バウンスとしては完全に《送還》にあたる。
序盤にこそ対象に困らない除去だが、中盤以降打つ機会が減っていき、手札で持て余すことが多い。そのような段階になっても、4マナ以上のクリーチャーを対象にバウンスすることでテンポアドバンテージを確保できる。青を足したことで腐りにくくなった優良除去呪文となった。
ストーリー上でも重要な場面を描いたカードである。次元:ドミナリアで手に入れた、エルダー・ドラゴンを屠りし《黒き剣》を手にニコル・ボーラスの元へ向かうギデオン・ジュラ。
騎乗していたペガサスが撃ち落とされ、そこへ駆けつけたのは予期せぬ助力、暴動の長・ラクドス。
ボーラスの元へたどり着くがーーー
「魔法の剣を持った英雄がドラゴンを倒すというわけか?そんなことは起きぬ。」
見るも無残。《黒き剣》は砕かれた。もはや打つ手なしである。
それにしても《暴君の嘲笑》は破壊不能クリーチャーとなるギデオンはバウンスで対処可能だが、アーティファクトは破壊できない。青黒では不可能に近いのである。
場面にプレインズウォーカー、クリーチャー、アーティファクトが揃っていることと、同じボーラスカラーである黒赤の《アングラスの暴力》がまさにぴったりな効果なのではと考えた。本来はこうだったんじゃないか。そんな気がしなくもない。
フレイバーテキスト
このニコル劇中でテキスト読んでたのか(困惑)