Blood Moon / 血染めの月 (2)(赤)
エンチャント
基本でない土地は山(Mountain)である。陰鬱な光が見渡すかぎりにあふれ、すべてを深紅に染め上げた。
血染めの月は山にしてやるからしっかり観測してほしい。
『ザ・ダーク』初出、後に『基本セット 第4版』の拡張セットである『クロニクル』、それと『第8版』『第9版』に再録。
スタンダードからは離れて長く経つが、下の環境ではあまりにも多色土地や「ウルザトロン」が強力すぎるために対特殊地形対策の代名詞として活躍。
その功績が評価され、『モダンマスターズ』『ダブルマスターズ』などの特殊セットに再録を重ねる。それでも依然として値が張るカードで、特殊地形の強さを証明し続ける存在となっている。
『破滅の刻』 マスターピース |
『ダブルマスターズ』 ボックストッパー |
約129パックに1枚の確率で出る特殊枠。 | ボックス購入の特典パックに2枚収録されるショーケース版。 |
《Blood Moon》とは「皆既月食」の時に実際に見られる赤い月のことである。
赤い光というのは波長が長く、他の色に比べ大気によって散乱しにくい特性を持つ。
なので、地球の影にすっぽり入ってしまうと、地球に照らされた太陽光のうち大気を通過した赤い光だけが残り、月が赤く見える。
ーーーといったことを書いてから7年の月日が流れた。
92枚目「ブラッドムーンの 夜が はじまる・・・」
もはやかつて参考にしたサイトがリンク切れになるほどの期間である。「テラリア」も本作最後の大型アップデート「Journey’s End」を迎えた。ラスボスはまさかの「Moon Lord」と月繋がり。
2021年5月26日。今宵もまた「皆既月食」となる。それも月が大きく見える「スーパームーン」とのコンボとのこと。
7年前のあの日。共に赤い月を眺めたあなたは今もこれを読んでいますか。
参考
【特集】2021年5月26日 皆既月食 - アストロアーツ
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