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1262枚目「10年は戦えると思っていた」

残忍な騎士

Murderous Rider / 残忍な騎士 (1)(黒)(黒)
クリーチャー — ゾンビ(Zombie) 騎士(Knight)
絆魂
残忍な騎士が死亡したとき、これをオーナーのライブラリーの一番下に置く。

2/3

Swift End / 迅速な終わり (1)(黒)(黒)
インスタント — 出来事(Adventure)
クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体を対象とし、それを破壊する。あなたは2点のライフを失う。(その後、このカードを追放する。あなたは後で追放領域からこのクリーチャーを唱えてもよい。)

残忍な騎士が使われなくなるとは思いもしなかった。





『エルドレインの王権』レア。「出来事」を経験する当事者クリーチャーの1つ。クリーチャーとしてそのまま唱えるか、出来事呪文をプレイして追放した後、クリーチャーとして唱えることができるようになる。

要は1枚のカードで2枚分として機能する効率の良いメカニズムとなる。便利すぎるために呪文としてもクリーチャーとしても同コスト帯より若干劣る・・・なんてことは全くない。
むしろ過去のカードと見比べても同一どころか使い勝手が増していたりするものが多く、『エルドレインの王権』のカードパワーの高さを象徴する能力となっている。

《残忍な騎士》本人はダブルシンボルの3マナ2/3絆魂。弱くはないが強くもない。『テーロス環魂記』で帰ってきた信心メカニズムに役立つが、【黒単信心】はついぞファンデッキ止まりだった。
おまけに、死亡時にデッキ下へと返っていく。出来事が除去として優秀だったための再利用防止措置だろう。

《迅速な終わり》の方は3マナにしてプレインズウォーカーにも対応したインスタント除去。多くのプレインズウォーカーを死に至らしめた《英雄の破滅》にライフ損失2点をつけたもの。しかし《残忍な騎士》が絆魂を有するので取り返してきてくれる
これだけで「向こう10年は使用されるのではないか」と思ったほどの高性能除去である。

『エルドレインの王権』登場直後から黒緑の出来事デッキ【ゴルガリアドベンチャー】で採用された。昨年のチャレンジャーデッキ「最後の出来事」がまさにこのデッキである。

1073枚目「挑戦者たちへ:最後の出来事」

《残忍な騎士》は2枚収録。供給量が多く値段が落ち着いていく要因となった。

しかしそれ以上にローテーションによりプレインズウォーカー37枚収録の『灯争対戦』がスタン落ちすると、それまでの環境が嘘だったかのようにプレインズウォーカーたちは姿を消してしまう

さらに『イコリア』から《無情な行動》、『フォーゴトンレルム』からは《パワーワードキル》と対象こそ絞られるが実用に耐える2マナインスタント除去が登場したことで3マナ単体除去の使いにくさだけが残り、採用されることが稀な状況になっていった

クリーチャーとしてもう少し強ければ違った未来が見えたかもしれない。ゾンビ、騎士共にスタンダード内に部族シナジーこそ有していたが、実戦級には至らなかった。

ああ、無情。





 

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