Scorch Spitter / 焦がし吐き (赤)
クリーチャー — エレメンタル(Elemental) トカゲ(Lizard)
焦がし吐きが攻撃するたび、これはこれが攻撃しているプレイヤーかプレインズウォーカーに1点のダメージを与える。
「たしかに邪魔ですが、少なくともお茶は冷めませんから。」
ーーー宿の亭主、マーラン・ファスウォルド
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焦がし吐きとはだいたい焦げる。
『基本セット2020』コモン。1マナ1/1にして攻撃時にプレイヤーへ1点ダメージを飛ばせる、実質的にパワー2として機能するアグロ向けのクリーチャー。戦闘に関係なく1点ダメージが保証されているので大型クリーチャーに攻撃を拒まれてもそのままライフを削り切ることがある。だが、それ以上に環境に存在するカードに恵まれた。
《災厄の行進》の誘発条件に合致してさらに誘発、《朱地洞の族長、トーブラン》が自身とダメージ能力それぞれに加算。さらには絢爛の条件を満たすと、赤単アグロには欠かせない1マナクリーチャーとなった。
ところでファンタジー作品にはなじみ深い火のトカゲ、精霊・サラマンダーのようで、実際にエレメンタルではあるのだが、トカゲである。MTGには希少ながらサラマンダーこそ存在している。
宿屋のホットウォーマ―扱いされるようじゃサラマンダー会には入ることはできず、シミックの興味も引かないかもしれない。
だが本来《焦がし吐き》は真っ黒こげにできるだけの火力は保持しており、それを上手いこと調節しているに過ぎない。
そう、邪魔するどころかきちんと宿屋の役に立とうと頑張っていたのである。
・・・早く気付いてくれマーラン・ファスウォルド。焦がれてからはもう遅い!
乗り逃げされてるぞ!
追いかければまだ間に合う!
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