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1105枚目「ふと思い出したカードがある」

臓物にかぶりつく者

Entrails Feaster / 臓物にかぶりつく者 (黒)
クリーチャー — ゾンビ(Zombie) 猫(Cat)
あなたのアップキープの開始時に、あなたはいずれかの墓地にあるクリーチャー・カードを1枚追放してもよい。そうした場合、臓物にかぶりつく者の上に+1/+1カウンターを1個置く。そうしなかった場合、臓物にかぶりつく者をタップする。

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臓物にかぶりつく者の牙はいつか《大釜の使い魔》に届く。





『イコリア:巨獣の棲処』の舞台となる次元:イコリアは、トライオームなる三種複合的で複雑怪奇な地形と、そこに巣食う怪物からなる環境である。
中でも「サヴァイ」なるトライオームでは猫が支配的な怪物である。
『ラヴニカのギルド』以降のセットから成る現行のスタンダードでは、このイコリアに向けて猫であるクリーチャーが複数登場し、続く『基本セット2021』でも犬と共にテーマの一つとなっている。
こんなこととは全く関係のない『オンスロート』に猫のクリーチャーがいた。
ネコ科の猛獣ではなく、イエネコのような見た目で珍しいなと印象に残っているカードである。
奇しくも『オンスロート』ブロックも部族がテーマではあるが、猫はメカニズムとして全く関わっていない。
1マナ1/1。アップキープ開始時にいずれかの墓地にあるクリーチャーの屍肉へかぶり付き、+1/+1カウンターを獲得する。
なるほど、メリット持ち。確かにレアだ。
焼き加減はレアな肉が好みなのだろう。だから、レアになった。あいつと違って《魔女のかまど》でこんがり焼きあがったパイはお気に召さないだろう。
生焼けのホルモン食らうとお腹を壊さないのかと心配になるが、そもそもゾンビ猫だったので健康面の問題は全くなかった。
むしろ問題は、かぶりつけなかったらタップしてしまうことだ。
「好奇心は猫をも殺す」というが、墓地を漁る好奇心がなければこいつは生きられない。
ひょっとしたら刺さるのではと好奇心に負けデッキに投入すると、こいつが寝てる間に飼い主が死んでしまう。
好奇心はジョニーを殺すので気をつけよう。

でもよく考えてみてほしい。
食うか、寝るか。これでこそ猫なのではないか。
ある種のゴミ捨て場を漁る姿もまた、猫らしい。
猫の生態を忠実に表現しているではないか。
それに気づいて誉めてやろうと頭を撫でたら、腸をかじられた。





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フレイバーテキスト

  1. つまり管理人もまた墓地に置かれながら記事を書くゾンビであった…?

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