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1120枚目「ニヴミセット考察 改訂」

再誕

Niv-Mizzet Reborn / ニヴ=ミゼット再誕 (白)(青)(黒)(赤)(緑)
伝説のクリーチャー — ドラゴン(Dragon) アバター(Avatar)
飛行
ニヴ=ミゼット再誕が戦場に出たとき、あなたのライブラリーの一番上からカードを10枚公開する。その中から、色2色の組1組につき、ちょうどその2色であるカード1枚を選ぶ。選ばれたカードをあなたの手札に加え、残りをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。

6/6

ニヴ=ミゼット再誕とはとてもたのしい。





『灯争大戦』神話レア。別々の組み合わせとなる2色のカードを一気に手札に加える、次元:ラヴニカの化身そのもの。
能力を発揮するには専用のデッキ構築が必要で、呪文を駆使して戦場をコントロールし、《ニヴ=ミゼット再誕》で手札を補充、フィニッシャーも彼自身となるのが基本戦略となる。
そこで今回は、デッキを組むにあたり採用し得るカードを列挙していく。
範囲はスタンダード。完全に個人用です。
追記:2020年8月3日改訂告知《成長のらせん》《時を解す者、テフェリー》のスタンダード禁止を受け加筆修正。




黒緑

《暗殺者の戦利品》
2マナでインスタント万能除去。ただし、多用な特殊地形を採用する下の環境とは異なり、スタンダードでは充分な基本土地が採用されていることから、単純にマナを伸ばしてしまう利敵行為となることが非常に多く、中盤~終盤でやっとそれが気にならなくなる。せっかくの軽さを活かしきれない。
《採取//最終》
《採取》は主に《ニヴ=ミゼット再誕》の回収であまり機会はない。
《最終》は6マナでありながら撃ち漏らしがあり得るのが欠点。他のカードに任せがち。
《ゴルガリの女王、ヴラスカ》
[-3]の除去範囲が素晴らしく、採用には充分値するが、1個ずつなのと、彼女を守るクリーチャーを立てにくいデッキなのが欠点。
終盤に[+2]で土地をドローに変換するのは土地こそ並ぶが、5色デッキなことから使い過ぎると他のデッキ以上に深刻な事態となり自滅する。
《戦争の犠牲》
あらゆる状況でカードアドバンテージを取れる豪快な呪文。土地加速から早めに撃てると最高に熱い。
ただし、マナシンボルの縛りがきつく、クリーチャーが1体では足りない場面がある。ぜひとも欲しいカードだが多くは取りにくい。
《力線をうろつくもの》
接死、絆魂による壁性能とマナクリを両立した存在。
繋ぎには最適なようで、3マナからでは遅いことが多く、採用に値しない。
マナクリを使うなら《楽園のドルイド》に一任したい。
《呪われた狩人、ガラク》
相手からしたら2/2トークンが2体ずつ、それも倒したらガラクに忠誠度が乗り、その使い道となる[-3][-6]ともに有用なことから非常に厄介で、戦場に出さえすれば強い。
重いことと、動きが遅く即効性が薄いことが欠点。優先度は低い。
《再来》
再誕を再来。格闘まで決まれば強いが、流石に重すぎる。





 

赤白

《栄光の好機》
栄光の好機。それは「自分のターンに打たれた除去呪文に合わせる」ことである。
《ニヴ=ミゼット再誕》の戦闘力6/6飛行は決定力が高く、追加ターンで削り切れるのは現実味がある。
もちろん、リスクは高い。非常に高い。非情なまでに敗北する。いうほど悪くはない程度。
《轟音のクラリオン》
3マナ全体3点火力。非常に効率が良い。タップインの多色土地多用するデッキとなる関係で、序盤ノーガードになりがちなのを一気に圧し流す。
絆魂付与のモードにより《ニヴ=ミゼット再誕》だけでも6点のライフを取り戻すことで、ショックランドの2点ダメージを取り返し、押し切らせもしない。
デッキにすべてが合致したカードで全体的に見ても優先度は高い。もちろんメタ次第によるが2~3枚は欲しい。4枚入れてもいいかもしれないほどに重要視している。
《完全 // 間隙》
おおよそ《稲妻のらせん》そのものである《間隙》目当てとなる。4マナので期待する性能ではなく、《轟音のクラリオン》に枠を占められる。
《反応//反正》
戦闘時限定だが、効率の良い火力《反応》と、強い時に押し切る《反正》
共に悪くはなさそうなのだが、アドバンテージを得るのは難しく、採用することはない。
《陽光の輝き》
一応、4マナ全体除去になり得るのだが、取りこぼしが致命的で環境に多用されるクリーチャー次第。できるなら素直に他のカードに役割を委ねたい。
単純なダメージ除去ではなく、自身が自身に与える方式なことから、天敵である《石とぐろの海蛇》対策への貴重な手段ではある。

 





 

青赤

《イオン化》
カウンターよりも除去呪文で対処するタイプのコントロールデッキで、2点のおまけもおまけ以上に機能しない。
《反転//観点》
都合よく手札に揃えたいのは土地と《ニヴ=ミゼット再誕》であり、採用する観点はない。
《ラルの発露》
腐る場面こそないが、4マナは重め。青赤枠を埋める以上の役割は持ちにくい。採用するにも1枚が限度だろう。
《王家の跡継ぎ》
ルーティング、クリーチャー強化ともに充分な性能で、奥義も強力でほっとけない存在なため良質な盾役を担ってくれる。だが、戦場に触れられないことから優先度は低い。
《呪文追い、ルーツリー》
カードが満遍なく散ることから相棒に採用できるかと考えたが、肝心の《ニヴ=ミゼット再誕》が1枚では話にならな過ぎたので相棒にできない。
2マナのインスタント、ソーサリーを多用する面からコピーが活きるようで、シンボルがきつすぎる。
《実験的負荷》
インスタント、ソーサリーを再利用しつつトークンも出せるので相性こそ良い。
だが、4マナソーサリーという使いにくさだけはどうにもならず、採用には至らない。





 

緑白

《秋の騎士》
3つのモードを選べる非常に汎用性の高いクリーチャーで、特に《ニヴ=ミゼット再誕》対応のエンチャント、アーティファクト破壊として役割を持てる。序盤攻められがちなので4点回復が沁みることも。お守りに用意しておくと助かる場面は多いう。
《開花//華麗》
《開花》は《ニヴ=ミゼット再誕》対応の土地サーチだが、1マナなためか基本の森、平地のみで範囲は狭い。
《華麗》の方は全く役立たないとまでは言わないが、使う機会はないだろう。
禁止改訂により《成長のらせん》が禁止。土地の確保手段として候補となる。しかし、基本土地縛りで使用できる色が緑白以外に増やしようがない。
《狼の友、トルシミール》
5マナだが3/3を2体展開しつつ、格闘で盤面を取れるかもしれないカードで性能は悪くない。3点回復が染み渡る。弱くはないが、特別強くもなく難しい立場。《呪われた狩人、ガラク》と共存させるのは面白そうだ。
《フェイ庄の古老》
《ニヴ=ミゼット再誕》の隣にいると5/5かつ好きな色マナを出せる警戒と化すが、そうでない場合は3マナのマナクリでしかなく、足りない色を足せないのが厳しい。





 

青黒

《正気泥棒》
青黒枠で飛行以上の役割はない。嵌まれば強いのは間違いない。
《詭謀 // 奇策》
《詭謀》は永続奪取で悪くはない。だが、4マナ。
《奇策》は諜報があるとはいえ、クリーチャーの乏しいデッキでは自力で拾い上げるのは難しく、除去られて初めて輝く「後手からの後手」である。
《思考消去》
2マナの万能手札破壊に諜報1がついた良質な呪文。青黒枠筆頭で採用枚数には個人差が出ると思われる。通常のコントロールデッキと同様にたった1枚と言えども諜報の効果は染み渡る。《ウーロ》を採用するなら多くとっても良さそうだ。
《漂流自我》

指定したカードを全部追放する、対策呪文。特定のカードに依存するデッキ、例えば《魔女のかまど》を4枚引っこ抜ければ最高に気持ちよくなれる。
刺さるときは刺さるが、それ以外ではそうでもないというカードで、メタ次第。好きなら1枚入れる程度だろう。

《永遠神の投入》

5マナ4点のドレインに、ライブラリー4枚破壊、動員4で4/4のクリーチャーを立てられる複数の挙動を1枚にまとめた呪文。弱いことは全くないのだが、《ウーロ》全盛では利敵行為になりかねず、敬遠しがち。

《暴君の嘲笑》
 
序盤は2マナの単体破壊、終盤はバウンスになり腐ることがない便利な呪文
他にも優秀な除去呪文を採用するので多くは取れないが、採用したい。
《湖での水難》

除去と打消しのモード選択は青黒の理想であり、最も欲しい効果。強いのだが、呪文で対処したい序盤では無力に等しく、《暴君の嘲笑》の方が優りがち。

《悪夢の詩神、アショク》

[+1]トークン生成、[-3]バウンス共に役立ち、5マナも許容範囲のデッキではあるが、有利な盤面を盤石にするタイプの側面が強い。クリーチャー1体ずつのやり取りでは手数が足りず役立たない場面で隙を晒す致命的になることがある。それでも選択肢の一つとして充分。





青白

《吸収》
確定カウンター、3点回復共に欲しいものではある。終盤の勝負所に1枚使うかどうか。《ドビンの拒否権》との選択になるだろう。
《時を解す者、テフェリー》禁止による代替案その1。だが、役割が異なり過ぎており、あまりおすすめできない。
《拘留代理人》
複数除去を狙え壁役も担う。トークンにはめっぽう強い。
選択肢として悪くはないが、単体では間に合わない展開は珍しくなく、一時的な追放タイプではなおの事効果が期待しにくい。
《時を解す者、テフェリー》の代替案その2。盤面への介入を重要視するなら《拘留代理人》になるだろうか。しかし、クリーチャーであるが故に自分が唱える全体除去、特にタフネス3なので《轟音のクラリオン》にすら引っかかり、解放してしまう。決して無視できない欠点で頭を抱えている。
《ドビンの拒否権》
打ち消されない《否認》以上に評価のしようがない。だが《ニヴ=ミゼット再誕》対応の2マナカウンターは充分な強みで、雑に手札に加われば大きな牽制になる。撃つ機会は多くはないが、あればあったで役立つという非常に難しい立場。
《時を解す者、テフェリー》
最強の延命策でいつ引いても強い。入れない理由が全くない。
[+1]によるソーサリー実質瞬速化の恩恵を大きく受けることができるデッキでもある。引いた瞬間《思考消去》しよう。
最低でも2枚、なんなら4枚でも問題がないだろう。
2020年8月3日の禁止改訂によりスタンダード禁止。《成長のらせん》より厳しい。
《時の一掃》
《ニヴ=ミゼット再誕》対応の全体破壊。5マナ、白ダブルシンボルでも実用範囲。《ニヴ=ミゼット再誕》を回収、出し直しで手札が溢れるくらいしか欠点はない。最低1枚は欲しい。
《夢さらい》
追加のフィニッシャー。魅力的な性能ではあるが、出しにくさがどうしても気になる。他を採用したほうが無難だろう。





 

黒赤

《魔性》
汎用性の高いインスタント除去。だが、《アングラスの暴力》の登場で次点になりがち。多くても1枚。
《名演劇、ラクドス》

楽しませろ。

《アングラスの暴力》
2マナでプレインズウォーカーの対処が行え、そうでなくともクリーチャーを生贄。
メイン搭載できるアーティファクト対策にもなり、対象が対戦相手なので呪禁も関係がない。腐ることがあまりなくソーサリーであること以外に欠点がない。1~2枚は欲しい。名誉ラクドス。





 

青緑

《成長のらせん》
スタンダード最強説のある呪文。多色、それも5色5マナのクリーチャーを軸とするデッキとなる関係で除去呪文を多用するコントロールデッキとして構築、土地を多めに採用することから問答無用で4枚積みが考慮される。『イコリア』のトライオームに各《神殿》など相性の良い土地にも恵まれ過ぎている。しかし、《成長のらせん》を十全に扱うがために土地を増やしすぎると、《ニヴ=ミゼット再誕》でめくれるのが土地まみれになるというジレンマを抱えている。
2020年8月3日の禁止改訂によりスタンダード禁止。単純な土地加速呪文はおおよそ緑単色で、多色にこだわらずにそれらを採用するほうがいいかもしれない。そんな中、私が見出した解答は《発現する浅瀬》である。(後述)
《ハイドロイド混成体》
もはやおなじみ延命策であり、ドロー。呼び込みやすい追加のフィニッシャーとして役割は大きい。だが、4枚フル搭載でハイドロ連打を狙うランプとは異なり終盤に1度、X=6程度で出せれば充分で、多くは必要ない。2枚もあれば充分だが、《ウーロ》を優先してもいい。
《王冠泥棒、オーコ》
限りなく正解に近い存在。スタンダード禁止。
《自然の怒りのタイタン、ウーロ》
現スタンダード最強クリーチャー。もはやソーサリー扱いでも強くクリーチャーを超えた存在。オーコの抜けた穴を完全に塞ぎに来た。入れない理由がこれと言ってない。1枚でも機能するが、カードパワーが純粋に高すぎるのと、墓地対策を考慮して4枚搭載しても問題がなさそうだ。
《成長のらせん》禁止により重要度が増した。素直に《ウーロ》の枚数を増やすのは正解の一つだろう。
《発現する浅瀬》
《成長のらせん》禁止により見出した。『基本セット2020』から始まるエレメンタル推し。その中で最も強力な存在。エレメンタルの部族デッキで高い採用率を誇る誘発1枚ドロー、土地ならそのままタップイン。もはや《成長のらせん》である。自身でも誘発するので単体でも機能し、2枚目以降の《発現する浅瀬》ではより強力となることから、《ニヴ=ミゼット再誕》での集まりやすさは利点となる。たとえ1/1と言えども戦場に残るのが《ウーロ》との違い。
《領獣》
《成長のらせん》禁止により見出した。通常4マナは厳しいが、エレメンタルなので《発現する浅瀬》の誘発が狙える。基本的には変容での2マナ運用。《樹上の草食獣》や《楽園のドルイド》などマナを伸ばしつつ序盤を支える変容元に恵まれているので、それらを採用しているなら考慮に値するか。





 

白黒

《オルゾフの簒奪者、ケイヤ》

[+1]による墓地対策採用。メインよりもサイド向きだろう。彼女には別の仕事もある。

《ケイヤの怒り》
4マナ全体破壊。しかしいくら何でもシンボルがきつすぎることで強みは活かしにくく、他にも選択肢があることから優先度は低いだろう。
《屈辱》
2色3マナは見た目以上に動きにくく、単体除去は多く採用できない。エンチャントを破壊できるのが役立つ場面があり、採用の余地はある。
《灯の殲滅》
2マナで4マナ以上なら何でも追放。特に強力な《ニッサ》や《精霊龍、ウギン》など重いプレインズウォーカーに対して非常に強い。対象の関係で序盤にこそ完全に腐るが、1枚は入れておきたい。
《ケイヤの誓い》
3マナ3点どこでもドレイン。プレインズウォーカーの対処ができ、クリーチャーを破壊すれば実質的に多くのライフを稼げる。《屈辱》よりも良い場面は多く、ケイヤには誓ってもらうのが一番の仕事になるだろう。《テフェリー》が殴られがちなのでさらに吸い取れる。
《不吉な戦術》
2マナクリーチャー追放呪文という強みこそあるが、人間がいることは極めて稀でライフ損失前提。使うにしても多くは詰むことはできない。《屈辱》や《灯の殲滅》がある限り出番はない。
《復讐に燃えた血王、ソリン》
忠誠度が高さ、絆魂付与でライフへの防御性能が高く、[-X]で再誕を再誕は共に嬉しい場面こそあるが、盤面に全く介入できない。





 

赤緑

《荒廃ワーム》
速攻アタッカーになることができ、格闘による除去か条件付きだが土地破壊。便利なのは間違いない。しかし、6マナ級の重いカードはもっと多くのアドバンテージを求めたい。
《野生の律動》

数少ないクリーチャーたちが打ち消されなくなるメリットこそあるが、単体では何も起きない3マナを採用する余地はあまりない。

《運命の神、クローティス》
赤緑枠最有力。雑に入れていい。墓地掃除しつつ2点ダメージと2点回復が極めて強い。《ニヴ=ミゼット再誕》で地味に信心2稼いでいるのでマナクリや追加戦力がいれば一緒に殴りだす。
《湧き出る源、ジェガンサ》
2色の組み合わせはシングルシンボルのものが多いことから相棒採用は視野に入り、ジェガンサからのマナだけで再誕できる。
だが、《ケイヤの怒り》《時の一掃》《戦争の犠牲》といった強力な除去を捨てることを意味し、非常に脆くなってしまう。
《ケルドの心胆、ラーダ》

3マナ3/3で一番上確認で再誕度に貢献、土地をサポートしつつ、最終的に平然と10/10を超えていくフィニッシャーにもなる。ぜひおすすめしたい1枚。トランプルだったらガチカードにもほどがあった。





 

最後に

5色《ニヴ=ミゼット再誕》は《白日の下に》と共存するパイオニア、モダンこそが本場である。スタンダードでは2色、3色の土地にこそ恵まれているが、5色土地が《ギルド門通りの公有地》しかない。

だが御覧の通り、良質な呪文が多く充分に構築可能だ。散々呪文唱えて戦場制圧しておきながら再誕で再装填する様はまさに権力。これぞギルドパクト。

さあ!君も再誕しよう!

ちなみに次の段階として、今までコントロールを念頭に置いていたが、ひょっとしたらアグロ組めたりしないかと考えている。





 

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発売日: 2022年2月18日
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フレイバーテキスト

  1. 永遠神の投入のライブラリー削りは相手ウーロの餌増やしたくないなら自分も対象にできるっすよ

    • ほんまや!!!!!!!
      そういう用途なら全然いけますね!!!!!!!

  2. やっぱシミックつえーわ

    • 実際強いっす!!!!メイン青緑になります!!!!!!そんで再誕でらせん3枚めくれます!!!!!!!きちい!!!!!

  3. テンション高まりまくってる管理人さんの手の込んだ記事の凄さに、思わずタイトルから濁点が飛んでいきました

    • これが本当の「飛ばし記事」ってやつです!!!!!!!!上手い!!!!!

  4. アグロはマナ基盤がな…

    • マグロですわ

今日の手札

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