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1251枚目「【ヒストリックブロール】巧妙な工作員、アリーラ」

巧妙な工作員、アリーラ

Alela, Artful Provocateur / 巧妙な工作員、アリーラ (1)(白)(青)(黒)
伝説のクリーチャー — フェアリー(Faerie) 邪術師(Warlock)
飛行、接死、絆魂
他の、あなたがコントロールしていて飛行を持つクリーチャーは+1/+0の修整を受ける。
あなたがアーティファクトかエンチャントである呪文を唱えるたび、飛行を持つ青の1/1のフェアリー(Faerie)・クリーチャー・トークンを1体生成する。

2/3

巧妙な工作員、アリーラの構築は高度な航空戦線となる。





『エルドレインの王権』神話レア。なのだが、英語版のみ発売となったブロール構築済みデッキ初出カードで通常のブースターからは出現しない。コレクターブースターに設けられた「その他のカード1枚」枠から登場することがあり、日本語版はこちらからのみ、かつFOILが存在しない

カード性能の方は白青黒の3色いわゆる、エスパーカラー4マナ2/3飛行・接死・絆魂。子ぶりながらも優秀なキーワードを有し戦闘力はコスト以上と言える。
だが、その真価はやはりエンチャント・アーティファクトを唱えるたび1/1飛行のフェアリートークンを呼び出す能力。さらに、他の飛行クリーチャーに+1/+0修正を与えるので実質2/1飛行を生成することになる。

固有3色でデッキを組める統率者、エンチャント・アーティファクトに関する能力で採用すべきカードの指標にもなっている、まさにブロール構築済みに相応しいクリーチャーである。

そういうわけで、ヒストリックブロールの話をしていきます。

前置き:ヒストリックブロール

従来はスタンダードの範疇で行われる統率者戦ブロールヒストリック版。MTGアリーナに実装されているすべてのカードとカードプールが広がると共に、100枚での構築となる

8月を通してまず「ヒストリックブロール祭り」というイベントとして開催された後に正式実装。
「プレイ」モードに納まっている。

常設は果たされた。それでも、一人でもヒストリックブローラーを増やし、フォーマット発展を最大の目的として現在愛用しているデッキを順に記事化していこうと思う週刊である

なお、8月26日実装された「ジャンプスタート:ヒストリックホライゾン」のカードは一切組み込んでおらず、実装前の記録及び新カードを試す導線として役立ててもらえば幸い。

これが俺の夏休みの宿題だ!!!!!!!!!

【巧妙な工作員、アリーラ】

デッキリスト

統率者
1 巧妙な工作員、アリーラ (ELD) 324

デッキ
1 興隆する荒野 (JMP) 35
1 穏やかな光の聖域 (M21) 33
8 平地 (STX) 367
1 風見の本殿 (CHK) 69
8 島 (STX) 369
1 浄火の本殿 (CHK) 14
1 夜陰の本殿 (CHK) 116
1 ロークスワイン城 (ELD) 241
1 静かな水の聖域 (M21) 68
1 石の牙の聖域 (M21) 120
1 神無き祭殿 (RNA) 248
1 巨人落とし (ELD) 14
1 剣を鍬に (STA) 10
1 命の恵みのアルセイド (THB) 1
1 ガラスの棺 (ELD) 15
1 メレティス誕生 (THB) 5
1 スカイクレイブの亡霊 (ZNR) 39
1 テフェリーの防御 (STA) 11
1 傑士の神、レーデイン (KHM) 21
1 払拭の光 (THB) 4
1 牢獄領域 (WAR) 26
1 フェリダーの撤退 (ZNR) 16
1 議事会の裁き (GRN) 6
1 神の怒り (AKR) 46
1 審判の日 (STA) 2
1 太陽の恵みの執政官 (THB) 3
1 エメリアの呼び声 (ZNR) 12
1 興隆する島嶼 (JMP) 36
1 上天の呪文爆弾 (JMP) 456
1 魔法の井戸 (ELD) 74
1 海の神のお告げ (THB) 58
1 記憶の欠落 (STA) 16
1 軽蔑的な一撃 (KHM) 54
1 当惑させる難題 (ZNR) 53
1 厚かましい借り手 (ELD) 39
1 襲来の予測 (KHM) 76
1 天球の見張り (M21) 227
1 真夜中の時計 (ELD) 54
1 翼ある言葉 (M20) 80
1 薬術師の眼識 (GRN) 32
1 アールンドの天啓 (KHM) 41
1 興隆する湿地帯 (JMP) 37
1 ファイレクシアの塔 (JMP) 493
1 ケイヤ式幽体化 (WAR) 94
1 血の長の渇き (ZNR) 94
1 死者の神のお告げ (THB) 110
1 騒音のアフィミア (THB) 84
1 破滅の刃 (STA) 28
1 彩色の宝球 (JMP) 462
1 想起の拠点 (IKO) 73
1 悪夢の番人 (THB) 108
1 絶滅の契機 (IKO) 88
1 神聖なる泉 (RNA) 251
1 氷河の城砦 (XLN) 255
1 啓蒙の神殿 (THB) 246
1 ドビンの拒否権 (WAR) 193
1 空猫の君主 (IKO) 207
1 拘留代理人 (RNA) 165
1 屋敷の踊り (ELD) 186
1 孤立した礼拝堂 (DAR) 241
1 静寂の神殿 (M21) 255
1 消失の詩句 (STX) 244
5 沼 (STX) 371
1 屈辱 (RNA) 192
1 劇的な終焉 (STX) 180
1 欺瞞の神殿 (THB) 245
1 水没した地下墓地 (XLN) 253
1 湿った墓 (GRN) 259
1 湖での水難 (ELD) 188
1 暴君の嘲笑 (WAR) 225
1 寓話の小道 (M21) 246
1 統率の塔 (ELD) 333
1 廃墟の地 (THB) 242
1 精神迷わせの秘本 (M21) 232
1 秘儀の印鑑 (ELD) 331
1 冷鉄の心臓 (CSP) 136
1 彩色の灯籠 (GRN) 233
1 紋章旗 (ELD) 222
1 真面目な身代わり (M21) 239
1 モンク・クラス (AFR) 228
1 パラディン・クラス (AFR) 29

機能別カード解説

統率者

《巧妙な工作員、アリーラ》

4マナと統率者にしてはそこそこ軽いように見えるかもしれないが、除去耐性は一切なくタフネスも低いため、最低でも1度は誘発させるべく1,2マナは余裕をもって戦場に出したい。その関係で2回目以降のプレイはかなりロングゲームを視野に入れ、3度目からは居ないものとして扱う。墓地回収で手札からの統率者税免除や、除去耐性を持たせる軽量エンチャントの存在から実戦に至っている。

それと、意識しなければならないのはエンチャント・アーティファクトが戦場に出るたびではなく、唱えるたびなこと。白と青という一時追放効果(ブリンク)による出し直しを得意とした色なことと、エンチャントが戦場に出るたびにトークン生成を行う《太陽の恵みの執政官》の存在から勘違いすることがある。
このため、ブリンクコンボは組み込まず素直に除去や妨害に徹したり、アドバンテージを確保するコントロールデッキとなる。

これを踏まえた上でサブタイプ「祭殿」「クラス」を持つエンチャントを組み込んで構築した。

エンチャント:「祭殿」

《浄火の本殿》《夜陰の本殿》《風見の本殿》

『神河』ブロックに登場、ヒストリックに実装されたサブタイプ「祭殿」を有するエンチャント本殿。5色それぞれに存在し、アップキープに誘発する効果が祭殿を並べれば並べるほど強化されていく特性を持つ。通常では伝説なために同種を並べられないもどかしさがあるが、1枚制限ハイランダー構築なので無関係。

4マナ、5マナと重めだが効果自体は強力。特に《夜陰の本殿》《風見の本殿》は他に祭殿がなくとも強力で圧倒的な手札差をつける。

《穏やかな光の聖域》《石の牙の聖域》《静かな水の聖域》

これらは『基本セット2021』にて突如追加された祭殿、聖域。これにより、3色でも6種の祭殿をデッキ投入可能となる。

《穏やかな光の聖域》は単体では機能しにくいが《アリーラ》にとっては1マナエンチャントというだけで誘発トリガーになる強みとなる。逆に《石の牙の聖域》《静かな水の聖域》は単体でも強力。

エンチャント:「クラス」

《パラディン・クラス》《モンク・クラス》

『フォーゴトンレルム探訪』に登場した、マナを支払ってレベルアップするエンチャント。

《パラディン・クラス》は《アリーラ》を誘発させやすい1マナエンチャントとして。そして、充分にフェアリートークンが並んだらレベル2で全体強化、打点が跳ね上げる最もこのデッキに適したクラス。

《モンク・クラス》はレベル2でのバウンス目当て。レベル1のコスト軽減もアーティファクト展開に役立つことがある。

もっと入ってると思ってたら2枚になってた。当初はレベル2のドロー目当てに《ウィザード・クラス》、《ウォーロック・クラス》を採用していたが、結局生き残ったのはこの2枚。モンク・パラディンのマルチクラスとなった。

余談だが、《アリーラ》が「巧妙な工作員」という肩書からならず者に思えるが、邪術師である

エンチャント:除去耐性

《ケイヤ式幽体化》《命の恵みのアルセイド》《死者の神のお告げ》《悪夢の番人》

死亡時のみならず追放時にも戦場へ戻せる《ケイヤ式幽体化》。《アリーラ》に真っ先につけたいオーラで、5マナアリーラ幽体化で動きだすのが本デッキの最善手と言っていい。

次点に位置するのが《命の恵みのアルセイド》。1度のみ、1マナかかるがプロテクションで単体除去を弾き、ダメージ軽減で接死とも相性が良い。スタンダードと同じく1マナ1/1なのにすさまじい嫌らしさを誇る。

《悪夢の番人》は飛行戦力として優秀でありながら、死亡時に1/1コピー生成。《アリーラ》にとっては能力がそのまま残る点のみならず、サイズは最小限でも飛行・接死・絆魂3種のキーワードを合わせ持つことで影響力がさほど変わらない。

なお、エンチャント・クリーチャーはちゃんとエンチャントなのでフェアリートークンが飛んでくる。

《死者の神のお告げ》は墓地回収で手札から統率者税免除を目論んだものだが、単純に1マナ瞬速持ちエンチャントというだけで《アリーラ》にとっては奇襲性がある。

手札増強系

《メレティス誕生》《当惑させる難題》《海の神のお告げ》

2マナ手札+1エンチャントたち。《当惑させる難題》は土地加速を得意とするブロール最優色:緑、さらにブロール最強格に位置する統率者《ゴロス》へのメタになるが、他に入れたいのあったらそれでもいいかもしれない。

《上天の呪文爆弾》《魔法の井戸》《精神迷わせの秘本》

こちらはアーティファクト。1マナで扱いやすい《上天の呪文爆弾》《魔法の井戸》と、ブロールでお馴染みすぎる《精神迷わせの秘本》。他のデッキと違い《アリーラ》との兼ね合いがあるので考えてから設置したい。

《翼ある言葉》《薬術師の眼識》

だいたい飛んでるので2マナ2ドローになる《翼ある言葉》。それと、2回使えてお得、インスタントな《薬術師の眼識》も採用する。マナ不足も手札切れもゲームエンドである。

打点系

《空猫の君主》《天球の見張り》

青白が有する飛行シナジー。両者とも、《アリーラ》のトークン生成に噛み合っており2マナとは思えない活躍を見せてくれる。

借り手は純粋なカードパワー採用で分類しにくかったので厚かましくここに載せておく。

《騒音のアフィミア》《太陽の恵みの執政官》《屋敷の踊り》

エンチャントを墓地での利用と、戦場に出した時のクリーチャー展開。

《騒音のアフィミア》は2マナ2/1飛行で序盤から圧を、《太陽の恵みの執政官》は飛んでるペガサスを生成する第二統率者。

《屋敷の踊り》はフィニッシャー。X=6未満で唱えることはまず無いし、すべきではない。

《想起の拠点》《フェリダーの撤退》《劇的な終焉》

自軍全体に影響するエンチャント。トークンが並ぶので《想起の拠点》。生贄シナジーを有するデッキではないが、優秀なエンチャントというだけで旨味がある。自分で全体除去ぶっ放して削り切ってもいい。

同様に、上陸シナジーはないが優秀な《フェリダーの撤退》。トークンでも+1/+1カウンターでもどっちにしろ噛み合っている。

最後に《劇的な終焉》。トークン全体強化目当て。クリーチャー・カードこそ少ないが、生成されるのは飛行トークン。《アリーラ》のパワー修整のおかげで他のデッキより高い打点となる。とは言っても、流石にシンボルが厳しいので気になるなら抜いていい。

《アールンドの天啓》

しっかり2/1に強化される鳥トークンと共に追加ターンで殴り切る。フィニッシャーの1つ。

アーティファクト:マナ関連

《彩色の宝球》《秘儀の印鑑》《冷鉄の心臓》
《彩色の灯篭》《紋章旗》《真面目な身代わり》

定番なマナアーティファクトが中心。《アリーラ》がいればマナ安定化と同時にフェアリートークンがついてくるインチキムーブになる。

1マナで1ドローがついている《彩色の宝球》、青を指定しフェアリートークンを強化する《紋章旗》が特徴的か。

除去

《剣を鍬に》《巨人落とし》《血の長の渇き》

出来事を有しクリーチャー、それも地味に役立つことに定評のあるタッパー《巨人落とし》と、キッカーにより対象が広がる《血の長の渇き》。

そして、ヒストリックブロールでは使用可能な史上最強の単体除去《剣を鍬に》。使っていいんです!!!!!!

《破滅の刃》《消失の詩句》《暴君の嘲笑》《屈辱》

インスタント単体除去枠。青白黒なら《屈辱》《消失の詩句》《暴君の嘲笑》!と採用しているが、素直に《無情な行動》や《パワー・ワード・キル》でもいいだろう。

《ガラスの棺》《払拭の光》《牢獄領域》《議事会の裁き》

白が有する追放パーマネント。《アリーラ》の誘発トリガーになる点から多めに採用。

《スカイクレイブの亡霊》《拘留代理人》

追放能力クリーチャー版。単純にカードパワーの高い《スカイクレイブの亡霊》。

《拘留代理人》は対戦相手の統率者を追放すればだいたい追放領域に帰っていくのでデメリットが薄い。またトークン大量展開、特に《虫野郎》対策となる。

《神の怒り》《審判の日》《絶滅の契機》

全体除去。問答無用の《神の怒り》。

《絶滅の契機》は《アリーラ》とフェアリートークン、及び主戦力が偶数に固まっているのでほぼ奇数指定。

打ち消し

《記憶の欠落》《軽蔑的な一撃》《襲来の予測》
《ドビンの拒否権》《湖の水難》

クリーチャーとエンチャント展開しつつコントロールしていく関係で最低限かつ2マナ優先。議論の余地は大いにある。

《傑士の神、レーデイン》//《守護者の盾、ヴァルクミラ》

飛行戦力としても妨害アーティファクトとしても強い神

余談となるが、エンチャント・アーティファクトを並べて信心を満たしやすいことから『テーロス』の神々の採用を考慮したが、結局抜け落ちていった。私には信心が足りない。




勝ち方。

除去、打ち消しにエンチャント、アーティファクトでコントロールしつつ並べて圧殺。

至極真っ当なビート&コントロールデッキである。

最後に

これだけは伝えておかねばならない。

アヤーラでもメリーラでもねえ!

アリーラだ!!!!!!!!

文中、幾度となく「アヤーラ」とタイプしたことを恥じる。直しきれていない可能性がある。





 

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フレイバーテキスト

  1. ビアンカでもいいんだけどね…悩むよね

    • フローラ!!!!!!!!!!!!!!!

  2. 航海士のコンパスや旅行者の護符を入れたくなる

    • 1マナ便利パーツどれをどれほど取るかが醍醐味みたいなとこはありますね

今日の手札

ポータル

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