次の流れ「各プレインズウォーカーの動向」
・『アラーラ』ブロックからは、エルズペスがアラーラを去り、ドミナリアでコスと出会ったことで『ミラディンの傷跡』
・『ゼンディカー』ブロックからは、いろいろと疲れて休息したいジェイス、ゼンディカーでの戦いに打開策を求めラヴニカへ赴くギデオン『ラヴニカへの回帰』。サルカン(とソリン)は『タルキール覇王譚』へ分岐。
・『イニストラード』はさらに先となるゲートウォッチ結成後、イニストラードの異変を調査する『イニストラードを覆う影』。
・呪われたガラクのその後は『基本セット2014』やゲーム『マジック2015 デュエルズ・オブ・ザ・プレインズウォーカーズ』で「プレインズウォーカー狩り」になり果てた姿を描きつつ、『エルドレインの王権』で語られる。
『ミラディンの傷跡』ブロック
『ミラディンの傷跡』 | 『ミラディン包囲戦』 | 『新たなるファイレクシア』 |
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2010年10月 | 2011年2月 | 2011年5月 |
エルズペスは、かつての美しきバントが失われたことで放浪の身となり、次元:ドミナリアの闘技場にて戦いに明け暮れていた。そんな中、自身の故郷を滅ぼしたファイレクシアのシンボルを彫った戦士・コスと出会う。
彼は故郷であるミラディンを襲う新ファイレクシアへ対抗できる戦力を探し求めていたのだった。導きにより出会ったプレインズウォーカー・ヴェンセールと共に3人でミラディンへと向かい、世界の主導権を争う戦いへと加わる。
金属世界次元:ミラディン。かつてプレインズウォーカー・カーンが創造した生命無きアージェンタムが、紆余曲折を経て独自の生態系を造り上げた世界。それ故に、機械と肉体の融合生命体であるファイレクシアにはあまりに適した世界だったのだ。
ヴェンセールの献身によりカーンの浄化、解放にこそ成功したが、ミラディンは敗北。新たなるファイレクシアを統べる法務官同士の内紛へと移行。そこへ最後の抵抗として、コスはエルズペスを逃がし、強力な魔力爆弾を仕掛け起爆する・・・。
プレインズウォーカーの動向
エルズペス | →『テーロス』 |
コス | →生存しているが未登場。 |
ヴェンセール | →カーン解放のために命と灯を捧げる。 |
テゼレット | →『カラデシュ』 |
カーン | →『ドミナリア』 |
・テゼレットはボーラスの命により新ファイレクシアの動向を偵察していた。その後は新たな任務でミラディンを去っている。
『ラヴニカへの回帰』ブロック
『ラヴニカへの回帰』 | 『ギルド門侵犯』 | 『ドラゴンの迷路』 |
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2012年10月 | 2013年2月 | 2013年5月 |
次元:ラヴニカ。世界全体が建造物に覆われ、10のギルドがそれぞれの役割を担うことで構成される都市世界。『ラヴニカ』ブロック第3セット『ディセンション』にてギルドに対する魔法的拘束力を持つ法「ギルドパクト」が破壊され、魔法に依らない法体系としてのギルドパクトが創案、ギルド体制は崩壊した。
だが、1万年も続いた風習がそう無くなることはなく、縛る物のないギルド間の勢力争いは激しくなっていた。
イゼット団はギルドパクト崩壊後に出現した力線「暗黙の迷路」を研究し、ニヴ=ミゼットは各ギルドの代表者による迷路競争の開催を宣言する。「暗黙の迷路」は、ギルドパクトが崩壊した時の予備機構であり、10のギルドが協力し迷路の謎を解くことで新たなギルドパクトが誕生。もし協調して行動しなかった場合、評決が下され抹消される、と。
ジェイスはテゼレットやリリアナ関連にゼンディカーでのエルドラージと、立て続けに起きた出来事に疲弊し、ラヴニカでゆっくりしていた。あるとき、力線の謎に気づき研究していたらギルド間のいざこざに巻き込まれる安定の主人公体質を発揮。
ラヴニカは長年過ごした次元で、友人や知人も多くいることから事態を収めるべく迷路競争に介入。ゴール地点で一触即発状態となった各ギルド代表者の精神を繋ぎ、落ち着かせたことで、ジェイスが新たなギルドパクトとなる。
プレインズウォーカーの動向
ジェイス | →『戦乱のゼンディカー』 |
ギデオン | →『戦乱のゼンディカー』 |
※ラヴニカ在住で各ギルドに属するプレインズウォーカーとして、イゼットのラル・ザレック、グルールのドムリ、ゴルガリのヴラスカの3名が登場する。
『タルキール』ブロック
『タルキール覇王譚』 | 『運命再編』 | 『タルキール龍紀伝』 |
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2014年9月 | 2015年1月 | 2015年3月 |
サルカン・ヴォルは自身の理想を見出し仕えたニコル・ボーラスの敗走及び捨て駒扱いされたこと、「ウギンの目」に赴いて以降の脳内に鳴り響く声に苛まれ正気を失いつつあった。その声に導かれ、故郷である龍の滅んだ世界、次元:タルキールへと帰郷する。
タルキールを五分する氏族の一つ、ジェスカイの指導者・ナーセットと出会い、共に声に導かれるまま「精霊龍の墓」へと向かう。「きずな」とよばれる空間にて、過去から因縁の続くズルゴに襲撃され、ナーセットが犠牲となる。その間にサルカンは過去のタルキールへと飛ばされるのだった。
過去のタルキールにおいて、ウギンとニコル・ボーラスの決闘を目の当たりする。ウギンが敗北すると、サルカンは自らの成すべき事を悟り、「ウギンの目」より持ち出した「面晶体」を展開、ウギンを包む。これにより、ウギンの死は回避され、それに伴う龍の絶滅が改編された。
過去から戻ったサルカンが見たのは、龍が統べるタルキールだった。異なる歴史を生き、プレインズウォーカーへ覚醒したナーセットに巡り合うと、知識を求める彼女に自分の知るナーセットと同じものを感じ、微笑むのだった。
プレインズウォーカーの動向
サルカン | →『灯争大戦』 |
ソリン | →『イニストラードを覆う影』 |
ウギン | →『戦乱のゼンディカー』 |
ナーセット | →『灯争大戦』 |
・サルカン
正気に戻った。ウギンと協力関係にある。
・ソリン
平穏となったイニストラードで過ごしていたが、エルドラージの復活を知り、ウギンの本拠地であるタルキールへと訪れる。そこでウギンの死と復活を確認。エルドラージの復活を伝え対処に動こうとするも、必要不可欠なナヒリの所在を尋ねられ、イニストラードへ向かう。
・ウギン
精霊龍と称されるプレインズウォーカー。ボーラスとは双子の兄弟。
次元:ドミナリア出身だが、タルキールに安らぎを覚え本拠地としていた。タルキールにおける龍の始祖でもある。
本来の歴史ではボーラスに追われ命を落としたが、サルカンの歴史介入により回復。
・ナーセット
覚醒後、外の世界の見識を深めているようで、『カラデシュ』時に明かされたタミヨウの本拠地、次元:神河にて「物語の円」とよばれるプレインズウォーカー同士の情報交換の場に参加している。
次の流れ「テーロス」と「ゲートウォッチ結成」
・ミラディンを離脱したエルズペスが辿り着いたのは、かつて訪れたことのある次元:テーロスだった。『テーロス』
・次元:ゼンディカーにて「力線の謎」を解き明かす必要性を伝えられ、適任者としてジェイスに助力を求めるギデオン。責任の一端を感じエルドラージを対処すべくゼンディカーへ。『戦乱のゼンディカー』
・そして『戦乱のゼンディカー』からは『イニストラードを覆う影』へとそのまま続く。
『テーロス』ブロック
『テーロス』 | 『神々の軍勢』 | 『ニクスへの旅』 |
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2013年9月 | 2014年2月 | 2014年5月 |
人々は祈り、神々が守る次元:テーロス。プレインズウォーカーに覚醒して間もないエルズペスは訪れたことがあった。少年・ダクソスと出会い、太陽の神・ヘリオッドと鍛冶の神・パーフォロスの争いを目撃。お互いのことを深く知る間もなく、エルズペスは定命の世界に落ちてきたパーフォロスの剣と共にテーロスを去る。
今度こそ剣の抜く必要のない安息の地を求めたエルズペスは、神が人々を守るこの世界ならばと、テーロスを知る旅に出る。かつて出会った少年・ダクソスと再会し、その場に現れた伝説の怪物・ポルクラノスを協力して倒すと、ヘリオッドに認められ太陽の勇者となる。
ダクソスと仲を深め平穏な日々を送っていたが、狂える殺戮の神・モーギスがミノタウロスの軍勢を都市国家へ送り込む。エルズペスは人々を従え多くの犠牲を出しつつも戦争に勝利。しかしその勝利を祝う祝賀会は、混沌と暴力の「大歓楽」へと変貌、エルズペスは幻影を囚われダクソスを殺害してしまう。
それはすべてゼナゴスの策略だった。テーロスに生まれ、神を絶対的な存在だと信じていたゼナゴスは、プレインズウォーカーに覚醒、他の世界を見たことで「テーロスの神々はテーロスの神でしかなく、何ら影響力が無いこと」を知り、それまでの価値観が一変。自らを神へと昇華する儀式「大歓楽」を引き起こし、定命の者から「歓楽の神」へと至ったのだった。
勇者エルズペスは、ヘリオッドにその責を問われ荒野に追われた。そこへ、エルズペスの力となるべく彼女を捜していたアジャニと再会。ゼナゴスを打ち倒すために、神々の住まう領域「ニクス」を目指す。謎のトリトン(マーフォーク)・キオーラの助力によりニクスへの門に辿り着き、ニクスへ至るための神々の試練を受ける。エルズペスは死の神・エレボスの試練を受け、自身の命と引き換えにダクソスの蘇生を懇願する。
ニクスへとたどり着き、二人はゼナゴスを打ち倒す。だがその後、怒りに駆られたヘリオッドが現れ、エルズペスを槍で貫くのだった。ヘリオッドにとって神々の絶対性を脅かすプレインズウォーカー、特に神をも打ち倒したエルズペスは危険な存在だったのだ。
プレインズウォーカーの動向
エルズペス | →『テーロス環魂記』 |
アジャニ | →『カラデシュ』 |
キオーラ | →『戦乱のゼンディカー』 |
アショク | →『灯争大戦』or『テーロス環魂記』 |
・エルズペス
一人、安息と平穏を祈り死を迎えた。
・アジャニ
ヘリオッドの傲慢な振る舞いに怒り、エレボスの使者とも戦うが、親交の深い現地のレオニンに保護された。その後、ヘリオッドへの信心を失わせるべく人々にその所業を説いていた。
・キオーラ
次元:ゼンディカー出身のプレインズウォーカー。エルドラージに対抗できる力を求め、テーロスを訪れていた。海の神・タッサの怒りに触れ戦闘、神器である「タッサの二叉槍」を入手し、ゼンディカーへと帰還する。
・アショク
謎しかないプレインズウォーカー。悪夢を現実化し恐怖に美を見出す芸術家。「夢」が大きな力を持つテーロスを気に入り、本筋には絡まず創作活動に勤しんでいた。
『戦乱のゼンディカー』ブロック
『戦乱のゼンディカー』 | 『ゲートウォッチの誓い』 |
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2015年10月 | 2016年1月 |
次元:ゼンディカー。ジェイス、ギデオン。二人に協力を求められ応じたチャンドラ。自身の故郷であるゼンディカーの魂そのものと繋がりを見出したニッサ。
世界を守るべく立ち上がる同盟者たちと共に、ゼンディカーとエルドラージの戦争を戦い抜く。
力線を解き明かし、エルドラージの巨人・ウラモグを封じ込めるのに成功する。だがかつて次元の守護者ナヒリに敗北し、プレインズウォーカーを灯を失っていたオブ・ニクシリスは、この機を利用して再覚醒。ウラモグを解き放つと同時に、眠っていたエルドラージの巨人・コジレックを起こし、次元を渡る。
ウラモグ、コジレックを打ち倒した4人は、「正義と平和のため」「多元宇宙の繁栄のため」 「すべての次元の生命のために」「それで人々が自由に生きられるのなら」と、それぞれの信条のために多元宇宙を守る「ゲートウォッチ」という協力関係を誓う。
プレインズウォーカーの動向
ジェイス | →『イニストラードを覆う影』 |
ギデオン | |
チャンドラ | |
ニッサ | |
キオーラ | →『灯争大戦』 |
オブ・ニクシリス | →『灯争大戦』 |
・キオーラ
ゲートウォッチの面々と共闘したが、ゲートウォッチには加入していない。
・ニクシリス
次元を超える侵略者だったが、ナヒリに敗北しゼンディカーから出ることができなくなっていた。ナヒリの秘儀「面晶体」やエルドラージを研究しつつ機を窺い、ウラモグを捕らえた「面晶体連結構造」を利用して再覚醒。ゲートウォッチと戦闘後にコジレックを起こし次元を渡る。
・ウギン
ゼンディカーへ来ており、ジェイスと会話している。彼は未知の部分が多く、強大な影響力を持つエルドラージの巨人を倒してしまうことへの懸念を持ち、改めて封印するよう言っていたが、結局ジェイスたちは倒してしまう。
次の流れ「ゲートウォッチ合流」
次のページ、あるよ。
フレイバーテキスト
膨大な量の記事お疲れ様です!
関連サイトもまとまっていて助かります!
永遠衆をコーティングしている鉱石についてですが、ラゾテプ鉱ではないでしょうか?
なんて誤字ったかと思えば「ラムネプ鉱」なる甘酸っぱい夏祭りを醸し出す物体になってました
ありがとうございます
呪い捕らえ→呪い黙らせ
ですね、似たような名前のクリーチャー多くてややこしいやつ
生贄に捧げて打ち消しました
ありがとうございます
大作なまとめをありがとうございます。
イクサランのところ、
「ボーラスがラヴニカを計画の舞台にすることに気付き、ヴラスカと屈託。」
屈託→結託ですかね?
その通りですね 探せばまだまだありそうです・・・
ありがとうございます
アベンジャーズエンドゲームまでの流れの相関図みたいなヤツ好き。
やってることは大分似てるんですよね
やはりアメコミの影響は大きい
現実世界での発売順と時系列が一致してないのほんまややこしい
タルキールでのサルカン、エルドレインでのガラクは「誰それ」ってなっても不思議じゃないくらい開きがありますね
今ではファイレクシアもわからない人が多いと思います