Niv-Mizzet Reborn / ニヴ=ミゼット再誕 (白)(青)(黒)(赤)(緑)
伝説のクリーチャー — ドラゴン(Dragon) アバター(Avatar)
飛行
ニヴ=ミゼット再誕が戦場に出たとき、あなたのライブラリーの一番上からカードを10枚公開する。その中から、色2色の組1組につき、ちょうどその2色であるカード1枚を選ぶ。選ばれたカードをあなたの手札に加え、残りをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。6/6
ニヴ=ミゼット再誕を統率者とする。
統率
「統率者戦」(別称:EDH)。1枚の伝説のクリーチャーや指定可能なプレインズウォーカーを選び、それに則したデッキでプレイする、カジュアルルールの1種である。昨今では、その人気ぶりから公式でもサポートする構築済みデッキ。ついには、「統率者レジェンズ」なるブースターを発売するまでに至っている。
私にはプレイ環境がなく、デッキを1個も持っていない。公開される数々のカードを指をくわえ眺めるだけの日々。・・・いや、紳士の嗜みとしてデッキを一つ用意しておくのも悪くないだろう。眠っているカードたちを今一度デッキへと組み込める。一人回しだって楽しいはずだ。
そういうわけで、デッキを1個。実際に組める範囲で考えてみることにした。そこでまずは知識は全くの0なのでまずは改めて公式サイトを参照し、基本を抑えていくこととする。
制約
デッキ構築
・カードプールはエターナル。発売したセット全て。
・統率者1枚+99枚デッキ。
・基本土地を除き、1種類1枚ずつのみ。
・統率者に記された色=固有色のカードのみで構成する。
・独自の禁止推奨リストあり。
・サイドボードなし。(使用できる追加ルールもある。)
基本ルール
・3人以上でのプレイ推奨、4人対戦が主流。
・初期ライフ40点。
・統率者を統率領域に置きゲーム開始。
・統率者は戦場から離れる際に統率領域への移動を選ぶことができる。
・統率者を統率領域から唱える際には唱えた回数×(2)マナの追加コストが生じる。
・統率者による戦闘ダメージ21点でもプレイヤーは敗北。
細かいものはまだあるだろうが、基本はこんなものだろうか。
統率者はカジュアルルールの中でも最もポピュラーなものと言っていい存在で、先人たちの記述から参考できる文献は多い。本国アメリカでは特に人気なようで、デッキ構築する上で役立つデータベースも充実している。
相手は膨大なカードプールと独自の構築ルール。文献を読み漁る中で私の思考はシンプルな答えへと至り、これを基に実践していくこととする。
統率者を組む上で必要なものは多い。実践するまでに最低4つある。
「許可」「手段」「資格」「契約」
許可
それは「統率者」。デッキを組んでみたい、主役にしたい。そんな伝説との出会い。
単純に戦闘力か。複雑怪奇な連携か。語られた伝承か。あるいは、その美貌か。既に組んでいるあなたが共にするその統率者のどこに惹かれただろうか。
「好きな色は?」との問いに「全部」と答える程度にひねくれている筆者は、多元宇宙を旅する中でいずれかの要素を満たす伝説とは幾度となく出会えこそしたが、「こいつだ」とすべてが当てはまるような者とは出会えていなかった。現在に至るまでデッキを組もうとすらしていない理由の一つである。
そこまで強すぎず、かと言って弱くない。デッキの主力に相応しい戦闘力に、汎用性の高い構築しがいのある伝説。そして、統率するに足る物語。
白馬の王子を待つ乙女のように。優しいギャルを求めるオタクのように。そんな存在を待ちわびた。そして、そんな者がーーー現れた。いや、そのように成った。
火想者。竜英傑。
世界最高の頭脳を持つイゼット団創設者。
世界最古にして最強の竜。
ラヴニカの献身。復活のギルドパクト。
そう、
《ニヴ=ミゼット再誕》

・・・これでどうでしょうか。

まあまあだな。
こうして「許可」は取り付けた。10のギルドを司る5色デッキ。ギルドパクトを統率する。
余談
《ニヴ=ミゼット再誕》はスタンダードでこねくり回したことから4枚既に所持しているのだが、これを用いるわけにはいかないだろう。通常版では統率映えに欠けてしまう。『灯争大戦』ではまだコレクターズパックはなく、フルアート版が存在しない。『統率者レジェンズ』での再録もなさそうなので特殊版が出てくるのを祈る立場にある。
そんなに気にすることはないだろうと思うだろう。普通にFOIL買えばいいじゃんと思うだろう。それが正しい。だが、そうはいかない。なぜなら、自身を象った印鑑に、鏡張りの居城ニヴィックス。ニヴ=ミゼットほど見栄えを気にするドラゴンは居ない。だから早く出してほしい。
手段
いかにして勝つか。統率者の戦闘ダメージか。それとも、無限コンボか。統率者戦は、ライフ40の4人戦である都合からプレイ時間が長くなりがちらしく、決着をつけるべく即死級無限コンボの使用性は度々論じられている。
今回考えるデッキでは5色すべてを使用する「許可」が下りた以上、あらゆる勝ち筋を導入できる。だからこそ、他の統率者でも、特に、他の5色クリーチャーでもいいじゃんとならぬよう、《ニヴ=ミゼット再誕》の能力を活用する勝ち方が必要となる。
そこで、《ニヴ=ミゼット再誕》の能力である『2色の組み合わせ10種のサーチ』。これを考慮し、「2色カード複数を用いる即死コンボ」を目指すこととする。最もカードプールの狭いスタンダードにおいてでもサーチ範囲の有用性は実感できるほどで、パイオニア、モダンでも通用する能力。専用デッキを組むには充分値し、コンボパーツを揃えるのには充分すぎる能力を幾度となく使用可能。
まさに《ニヴ=ミゼット再誕》で勝つための「手段」と言い張れるのではないだろうか。
余談
以前考えて温めていた《ニヴ=ミゼット再誕》からの《きらめく願い》を利用した《エリーシア木立ちのドライアド》+《合同勝利》は、願い使用不可、《合同勝利》禁止により不可能だった。
資格
席に着く以上、対戦相手の存在は考慮しなければならない。一心不乱にデッキを掘り進めコンボを成立させるだけで決着などつかない。最古から最新、有名にして無名。あらゆる呪文が飛び交う世界は、一瞬で仕留めるーーー卓がないので席もない。
「ギルドマスター全採用」とか「歴代ミゼット全部」とか「全走者出場メイズエンド」とか考えたし、実際それもいいだろう。だが今回は初デッキなので幅広く戦えるようある程度の全体除去、エンチャント・アーティファクト破壊、妨害呪文と逆にコンボを通すためのカードは考慮し組み込んでおくとする。
これで最低限対戦する「資格」は得られるだろう。
契約
入手困難な高額カードを含める全セット使用可という膨大なカードプールと、個有色によるデッキ構築制限。そして、プレイヤー間でのゲーム感の違いから度々論争が繰り広げている。それを鑑みてか、「デッキパワーレベルの目安」なる指標が公開され、これを用いることでの合意により解決を図られるようになった。
誓約
今後書いていくもので間違いやより優れたカードがあるならそれは完全に疑問を抱いたあなたの方が正しいとしか言いようがない。定石たる有名コンボに、鉄板となる汎用性の高いおすすめカード。本当に何も知らない状態から始める。
そんな私でも、1日1枚ずつ考えていけば100日後には流石にそれっぽいデッキが完成するだろう。そうに違いない。
なによりーーー100日分の更新に困らなくなる。そんな思い付きで始まったのが本音だ。本気で始めたいのなら構築デッキ買ったほうが絶対良い。どっかのワニがよぎったが、統率者戦は元より100枚で、当サイトが1日1枚ずつ書くブログなので本当に偶然だ。
手持ちのカード、使いたいカード>持っていないが代えの効かないカード>持っていないがお手頃価格なカードといった具合で構築する。私の言う「代えが効く」とはデュアルランドとショックランドの関係を考えてくれればいい。当然デュアルランドなど1枚も持っていない。《マナクリプト》を買う気もない。《太陽の指輪》は持ってる。
いつか下のリストが埋まり切る日が来ることを祈る。楽しみにしてるぞ。100日後、統率者になっている俺。
統率者 |
《ニヴ=ミゼット再誕》 |
クリーチャー |
インスタント |
ソーサリー |
エンチャント |
アーティファクト |
プレインズウォーカー |
土地 |
フレイバーテキスト
良企画。楽しみにしてます。
もひとつ質問いいかな 基本土地のスロット どこに行った?
類似カードや基本土地を分けて書くので無ければ、100日(回)よりかなり早く終わりそう
長期休載しそう
火想者ニヴ様なら全面アートのゲームデープロモあるんだけどねえ
統率者ってThe Spyできるんだろうか
ニヴ様の祝福されし完成されたお姿、楽しみにしています
すべて思いつけ。