Lone Rider / 単体騎手 (１)(白)
クリーチャー — 人間(Human) 騎士(Knight)
先制攻撃、絆魂
終了ステップの開始時に、このターンにあなたが３点以上のライフを得ていた場合、単体騎手を変身させる。1/1
It That Rides as One / 同体騎手
クリーチャー — エルドラージ(Eldrazi) ホラー(Horror)
先制攻撃、トランプル、絆魂4/4
単体騎手とは同体騎手となる。
吸血鬼、人狼、ゾンビ。そして悪の顕現デーモン。
脅威に満ちた世界『イニストラード』。
人類は天使の守護を授かり、ただ生き残るために戦う。
”イニストラードの君主”を称する吸血鬼ソリン・マルコフにより、
滅びゆく人間と、人間を糧とする怪物の間にある種の調和こそあった。
「ソリン、あなたからすべてを奪います。」
ソリンの旧友にして弟子、ナヒリ。
彼女の高まる復讐心が世界規模の惨劇をもたらした。
その手段は、故郷に押し付けられた戦乱の再演。
世界そのものを貪る荒廃の顕現。
引き裂かれし永劫。エムラクール。
約束された終末。エムラクール。
怪物が、自然が、全てが。エムラクールの血族へと「変身」していく。
高貴なる吸血鬼が着飾ることなく空を舞う。
月光りの捕食者が獣心すら捨て肉を喰らう。
守護者の光は消えゆき、刃は折れた。
最高位にして信仰の象徴アヴァシンすらも狂い堕ちる。
イニストラードを覆う影。その真相『異界月』。
人間も例外ではない。「それ」もまた、成り果てた。
恐怖を一つ、矛槍が貫く。愛馬と駆ける、それ故に「騎士」。
狂気に満ちたイニストラードでも抱いた使命は変わらない。
彼は決して強靭でもなく、特別優れていたわけでもない。
それでも、安らぎを求めて。いつか戦いが終わる日が来ることを信じて。
声が聞こえた。「我はエムラクール」
矛槍に賭けた誇りが欠ける。
二つ、三つと声が聞こえた。「我はエムラクール」
理性が欠ける。意義が欠ける。栄光が欠ける。
「我はエムラクール」「我はエムラクール」「我はエムラクール」
人馬が一心、成り果てる。
「それ」が何を想い、何を以て戦い続けるのか。もはや何人にも理解が及ばない。
皮肉なことに戦力は衰えるどころか、骨肉が武功を最適化した怪異への叙勲。
狂気が一体、もはや欠けぬ。
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