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1228枚目「歴史的貧者の備忘録」

魔道士の決闘

Mage Duel / 魔道士の決闘 (2)(緑)
ソーサリー
このターンにあなたがこれ以外でインスタントやソーサリーである呪文を唱えていたなら、この呪文を唱えるためのコストは(2)少なくなる。・トークン1体と、あなたがコントロールしていないクリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、その前者は+1/+2の修整を受ける。その前者はその後者と格闘を行う。(それぞれはもう一方に自身のパワーに等しい点数のダメージを与える。)

「ルールを思い出しなさい。呪文は顔に向けて放たないこと!」

だから顔に飛ばせねえ火力ばっかりなのか。





「自宅でFNM」

スマートフォンで絶賛配信中、国内外で大人気無料ゲーム「MTGアリーナ」。毎週金曜日に開催される「自宅でFNM」というイベントがある。

カードショップの実店舗で開催される「フライデーナイトマジック」のアリーナ版で、毎回異なる演目で開催。敗北数に関係なく、2勝するまで1勝ごとにランダムにレアカードがもらえる。

さらに、イベントに参加した証となるスクリーンショットを提携しているショップSNSに送ると、カードスタイルやスリーブ、アバターなどがもらえるプロモコードも入手可能である。

個人的な話となるが、私はイエローサブマリン マジッカーズハイパーアリーナのTwitterアカウントに。
かつてイエローサブマリン横浜店に通う日々を送っていたことへの感謝と、ツイートのみで完結する手軽さから、毎週ここへと送りつけている。

ヒストリックパウパー

2021年6月4日~5日に開催されたのはヒストリックパウパー
レアリティの最下級、コモン限定構築をヒストリックの範囲で行うシンプルなフォーマット。

説明文にも触れられているが、ドラフトでもなければそうお目にかかることのないコモンたちをいかに使うか。どう探し当てるかが主題となる。

パウパーは元々「マジックオンライン」での非公式フォーマットだったが、独自の味わいから人気を博し、紙でもプレイできるよう制定、愛好家たちに親しまれている。

というわけで本題に入ります。パウパーでの開催は幾度かされているがそのたびにこのゲームわかんないよー><おじさんに成り果てるので、使用したデッキをここに載せておこうと思う。(未来の俺、見てるか?)

【赤単】

デッキ
2 ドワーフの鉱山 (ELD) 243
20 冠雪の山 (KHM) 282
4 ヴィーアシーノの紅蓮術師 (M19) 166
4 ギトゥの溶岩走り (DAR) 127
2 サムトの疾走 (WAR) 142
4 霜噛み (KHM) 138
3 リムロックの騎士 (ELD) 137
4 狂信的扇動者 (JMP) 315
4 呪文喰いクズリ (IKO) 137
4 批判家刺殺 (RNA) 115
2 白熱する議論 (STX) 106
7 七人の小人 (ELD) 141

原初の世界は氷河を溶かす火で始まる様に、BO1(1先)の世界は赤単先攻で勝てると定められている。「とりあえず報酬分だけこなすか」と思えば初手から速攻で殴り切ればいいし、一手滞ったら投了すればいい。

『ドミナリア』期スタンダードに姿を見せたコモン《ギトゥの溶岩走り》《ヴィーアシーノの紅蓮術師》の【赤単】適正はすさまじく、彼らがいる限り安泰ではないかとすら思える。

ヒストリックパウパーにメタゲームがあるとすれば間違いなくその筆頭だろう。以下に掲載する2つは【赤単】の存在を意識したデッキである。

ちなみに、今回の【赤単】は手っ取り早く2勝するためだけに構築したもので、何ら手を加えておらず構築に粗が目立つ。特に《七人の小人》7枚採用はあまりにも思考停止。

【クアンドリクスメイジクラフト】

デッキ
4 成長のらせん (RNA) 178
12 島 (STX) 369
12 森 (STX) 375
4 ひらめきの瞬間 (STX) 184
4 クアンドリクスの誓約魔道士 (STX) 219
3 乱動への突入 (ZNR) 62
1 海中の侵略者 (KHM) 78
3 魔道士の決闘 (STX) 137
1 有刺メガロドン (M21) 72
2 節くれの賢者 (M21) 187
3 クローサの大牙獣 (ONS) 272
4 ラノワールのエルフ (DAR) 168
4 ラノワールの幻想家 (M21) 193
4 プリズマリの誓約魔道士 (STX) 215

改めてカードリストを眺めていると、《ラノワールのエルフ》《成長のらせん》《ひらめきの瞬間》とマナブースト方面のコモンがとんでもないことに気付ける

色が完全に合致、魔技で大きくなるという、それこそドラフトで猛威を振るう《クアンドリクスの誓約魔道士》を主力に据え、まさに『ストリクスヘイヴン』後のパウパーらしいデッキを目指すこととなった。

とすればあとは、マナを振るうに足るフィニッシャー
しかしやはりコモン。決定打に欠け、これと言って響くものがない。

気づいたらヒストリックに居た『オンスロート』最強のビースト《クローサの大牙獣》は戦場には出ないので、呪禁を持つ《有刺メガロドン》、瞬速タップインの《海中の侵略者》を据える。

幾度か2色土地のタップインに頭がどうにかなっちまいそうな経験を経た結果、土地は全て基本土地となった。基本に帰れ。

【暗影のワーム】

デッキ
4 ラノワールのエルフ (DAR) 168
2 蛇皮のヴェール (KHM) 194
4 冬を彫る者 (KHM) 193
4 暗影のボブキャット (JMP) 418
4 ラノワールの幻想家 (M21) 193
2 氷皮のトロール (KHM) 176
1 クローサの大牙獣 (ONS) 272
2 包囲ワーム (GRN) 144
1 壊れた翼 (KHM) 164
23 冠雪の森 (KHM) 284
2 魔道士の決闘 (STX) 137
3 苗木の移牧 (DAR) 178
2 害獣召喚学 (STX) 211
3 筋骨隆々 (ELD) 170
3 造命物騎兵 (KLR) 166

クリーチャー同士の殴り合いで勝つ、即ち大型クリーチャー。やはりその花形はワームである。
ハイドラに高レアリティを譲る現代MTG。コモンになら。
貧者に優しいワームは今でもいるはずだとリストを眺めーーー

ちゃんといるじゃねえかよ・・・!

召集により軽量化するワーム。これでデッキの方向性は決まった。かつてラヴニカにこの2倍以上でかいワームがいた気がするが気のせいだろう。

ーーー「暗影」を知っているだろうか。古のセット『アポカリプス』に生息した、死亡時に同性能の黒いトークンを残す、緑単色のクリーチャー群である。

いるではないか《暗影のボブキャット》・・・!

120枚目「2回生きたねこ」

エターナル基準に再録と新規カードで構成される特殊セット『ジャンプスタート』が成した過去への追憶。
1度とはいえ除去耐性は対【赤単】で機能し、同じく有力デッキとなる【白単】にも殴り合いの面で役立つ。

その場持ちの良さから、召集の助けにもなるので採用する。
奇しくも暗影と、ワーム。これはもはや【暗影のワーム】に他ならない。

761枚目「暗影」

「歴史的」を意味するヒストリックでの、「持たざるもの」パウパー。よもや、私自身が持たざるものだったころの歴史を思い起こさせるとは。

さらに緑が有する優秀な格闘呪文(ここでやっと《魔道士の決闘》触れれる)、キッカーが容易に届く《苗木の移牧》を添える。(触れないのか・・・。)

最後に、《造命物騎兵》なるこのデッキのために生まれたかのようなクリーチャーを見出し、ここに完成する。

トークンは紛争の助けとなる。

意味不明な《ラノワールのエルフ》特攻で、紛争条件を満たす様は相当驚いたに違いない。

デッキを載せる意味

MTGアリーナでは、デッキは75個までしか所持できず、その限度に達している面から供養の意味も込めている。ブログって便利ですね。(一体どうしてこんなに圧迫してんだと思って眺めたら、ルーツリーまみれなのと「大学対抗戦:統率の試練」で7個も組んじゃったのが原因だった。)

レアリティでの制限は充分に課題として機能し、今回では《造命物騎兵》発見による足りないものが埋まった感覚は、デッキ構築における最大の楽しみをもたらした。次回の開催もお待ちしております。

余談

今日月曜だしとっくに開催終了してんのになんで今更自宅でFNMの記事?」と思われるかもしれないが、土日は諸事情により脳みそが占拠されていたためである。

↓諸事情

あえてこれを書くことで、この時はなにしてたのかと日記として本来の意味で機能させる。ブログって便利ですね。





 

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フレイバーテキスト

  1. MTGから逃げるな!

    • 知らなかったのか?MTGからは逃げられない…!

  2. パウパーはいいぞおじさん「パウパーはいいぞ」

    • パウパーはいいぞおじさん!?実在したのか…

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