Zodiac Tiger / 黄道の虎 (2)(緑)(緑)
クリーチャー — 猫(Cat)
森渡り(このクリーチャーは、防御プレイヤーが森(Forest)をコントロールしているかぎりブロックされない。)……亡国の主、陳留、帰命、安楽、 封土も位も人の手に渡る……3/4
黄道の虎とは年賀状である。
『ポータル三国志』に収録されている、十二支を基にした黄道サイクルの虎である。カードにこそクリーチャータイプ虎と記されているが現在では廃止され猫へと変更されている。これは他の虎も同様で、「ネコちゃんおいで~^^ネコちゃーん…ああっー><」のフレイバーテキストでお馴染みの《剣士虎》も今や猫。猫かと思って声をかけてみたら獰猛な虎に食される哀れな展開ではなく普通に猫を呼んでいるだけになってしまった。
と思いきや、『第7版』時点ですでに虎は猫となっているのを忘れていたので何ら問題はなかった。
忘れていたと言えば、熱心な読者である諸君は気付いているだろう。MTG:今日の一枚は毎年年末には翌年の干支を司る黄道サイクル1枚を取り上げると共に年賀状の出し忘れがないよう伝える重要な使命を帯びている。だが、まさかのまさか。昨年《黄道の虎》について書くのを忘れていたのである。年賀状を出し忘れているプレインズウォーカーがもしもいたのならば、それはすべて私の責任だろう。誠に申し訳ない。
ウィザーズオブコーストほど干支に熱心な企業は稀だろう。公認店舗にて開催されている「マジックリーグ」。ブースター3パックから始めるリミテッド形式の長期イベントで参加スタンプでプロモカードと交換できる形式で、寅年となる2022年は1年を通して虎にちなんだプロモカード配布キャンペーンを執り行っていた。
4月・5月 | 6月・7月 | 8月・9月 | 10月・11月 | 12月・翌1月 |
なぜか《黄道の虎》はない。4マナ3/4森渡りなどという思わず《ティムールの剣歯虎》と見比べてしまうカードであるが故に客を呼び込めそうにないとの判断なのか、あるいはこれほど干支に適したカードでありながら存在を忘れ去っていたのか。定かではないが寅年から12年間黄道サイクルを配布続ける意思はなかったのか。
ここまで忘却を推して書き連ねてきたわけだがこれと言ってオチはない。虎視眈々と上手い書き治めを澄ましてきたのだがついぞ辿り着くことなく投稿する。
このように、なにかありそうな素振りを見せつつ実は何もない、見掛け倒しのさまを「張り子の虎」という。
・・・アアーッ!
フレイバーテキスト
管理人さんの年賀状の出し方は、1月の1ターン目から先手で展開するストンピィやバーンタイプですか?2ターン目以降相手に対応して唱えるカウンタータイプですか?
予め連絡先を伝えないことでそもそも年賀状のやり取りを行わないコンボ搭載型コントロールです。