Double Major / 二科目専攻 (緑)(青)
インスタント
あなたがコントロールしているクリーチャー呪文1つを対象とする。その呪文が伝説であってもコピーは伝説でないことを除き、それをコピーする。(クリーチャー呪文のコピーはトークンになる。)「これで生魔術と虚空理論の両方に専念できるわ!」
俺が二人分になればいい。
発売日恒例、ブースターブリッツをしながら行った開封記事である。
ブースターブリッツ
『ゼンディカーの夜明け』セットブースター収録のマジックミニゲームカードにも登場した改変マジックである。
※僕たちはハウスルールとしてデッキ選択は自分で決めている。
ブースター1パックずつ持ち寄ればプレイ歴など関係なく、平等でお手軽に楽しめるのが最大の特徴である。
クリーチャー戦闘時のやりとり、いわゆる「コンバット」が重要でMTGの勉強にも役立ち、それでいて、マナ常時無限が織りなすブースターブリッツ独自のぶっ壊れ展開が発生し、実に味わい深いゲームである。
3なる弾薬を4の弾倉に装填・・・!
それが、ブースターブリッ・・・
席に着きなさい!
始業ベルが聞こえないんですか!
!?
・・・きりーつ、きょーつけー。礼!おはようございます!!!!!!!
はい、おはようございます。
マジックミニカードの2番「ブースターブリッツ」を開いてください。
今日の授業は『ストリクスヘイヴン:魔法学院』におけるブースターブリッツならではの特徴を学んでいきたいと思います。
レッスン1 履修と講義
『ストリクスヘイヴン:魔法学院』最大の特徴となるメカニズムです。
一部のカードに書かれた「履修」という処理により、ゲーム外部から「講義」をサブタイプに持つインスタント、ソーサリーを手札に加えることができます。
先生。でも、ブースターブリッツって15枚中12枚をデッキに使用するので余るカードはたったの3枚。講義をデッキに投入すると履修が機能せず、講義を余らせなければいけないとなると自由度が低くなり過ぎると思います。
そうですね。ですから、今回はゲーム外部の領域を他のデッキまで拡大解釈します。
1ゲーム目で履修を行い後のゲームで使用するデッキから講義を手札に。
逆に1ゲームでプレイした講義を2ゲーム以降履修で手札に。
いずれも適正とします。
『ストリクスヘイヴン』の特徴を最大限味わうためのルール改変ということか。うーん、カジュアル!
「まあまあ便利」程度に納まっている講義カードたちですが、ブースターブリッツにおいて《殲滅学入門》《フラクタル召喚学》の2科目は要注意カードです。
万能追放除去やパワー/タフネスが無限のフラクタルを複数のデッキで使いまわせる・・・。これは気をつけなきゃ・・・。ほとんど対処できないけど。
ブースターに講義は1枚確定で収録されていますが、履修はランダムです。
せっかくこれらの講義を引き当てても満足に機能しない「履修漏れパック」が稀に存在しますが、まあこれも対処しようがないのでそういうものだとあきらめしょう。
レッスン2 クリーチャー
7/7トランプル、3点回復。墓地からデッキへの帰還・・・。追放除去じゃないとどうしようないですね・・・。
それを踏まえた上でブースターブリッツならではの強さを発揮したクリーチャーを2枚見ていきましょう。
まずは《決闘の指導者》です。
クリーチャー1体に+1/+1カウンターを置く能力と、カウンターを増やす起動型能力。毎ターン起動し続ければそのうち勝てる。
+1/+1カウンターを2倍にする能力を持ちながら置くことをしない《ターナジール・クアンドリクス》とはわけが違う。
+1/+1カウンター持ち限定強化なので《海門の旗騎士》ほどの異常さはありませんが、あちらがブースターブリッツ史上最強クラスなだけなので比べてはいけません。
もう1枚は《ワームホールの海蛇》です。
レッスン3 ミスティカルアーカイブ
追加のレア枠みたいなもので考慮するに値しません。
ええー・・。
ですが、それでもあえて項目に取り上げたのはーーー
日に二度の《ウルザの激怒》キッカーフィニッシュ。
古の呪文を令和の世にぶっ放す。
こればかりは『ストリクスヘイヴン』ならではの、他では成し得ない持ち味。
ただこれを伝えたかった。
対戦相手の方は日本画《チャネル》で4点支払ってました。もちろん、常時無限マナなので完全に無意味。
だが、あらゆるフォーマットで禁止、制限指定される《チャネル》。ヒストリック禁止。レガシー禁止。統率者禁止。ヴィンテージ制限。
そう、彼は今後人生で唱えることがあるのか不明な《チャネル》を、適正な世界で唱える数少ない機会を手にしたのだ。この経験、何事にも代えがたいのではないか。
まあ、ドラフトかシールドでもいいんですけどね。
終業
あとはドラフトブースター1ボックス分の開封結果です。
神話レア
《学生の代言者、マヒンダ》《むら気な眷者、ルーカ》《弾ける力》《ベレドロス・ウィザーブルーム》
《ガラゼス・プリズマリ》フルアート版 《オリークの首領、エクスタス》FOIL
《原始の命令》全言語版 《チャネル》日本画版
神話枚数が多く、お目当てのエルダードラゴンは2枚出たので合格点といったところ。値段的には《チャネル》がどれほど伸びるかよくわからない。
ミスティカルアーカイブ
全言語、日本画共に神話1、レア5、アンコモン12のきっちり封入率50%。
FOILこそなかったが、正直光ってなくてもバインダー映えが凄まじい。一家に一冊、魔導書の時代。
『ストリクスヘイヴン』、また開けたいと思わせてくれるパックだった。
フレイバーテキスト
楽しそうですね先生!僕も今度やってみたいです!
ところで先生、その対戦相手というのはどのように生成するのですか?
リリアナ教授により屍術入門が新設されたので受講をお勧めします