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1268枚目「山羊脱走」

悲哀の徘徊者

Woe Strider / 悲哀の徘徊者 (2)(黒)
クリーチャー — ホラー(Horror)
悲哀の徘徊者が戦場に出たとき、白の0/1のヤギ(Goat)・クリーチャー・トークンを1体生成する。
他のクリーチャー1体を生け贄に捧げる:占術1を行う。
脱出 ― (3)(黒)(黒),あなたの墓地から他のカード4枚を追放する。(あなたはあなたの墓地から、このカードをこれの脱出コストで唱えてもよい。)
悲哀の徘徊者は+1/+1カウンターが2個置かれた状態で脱出する。

3/2

悲哀の徘徊者の英語名「ストライダー」が「大股で歩くもの」だって意味を知ったのは指輪物語で間違いないだろう。





『テーロス環魂記』レア。プレビュー段階で評価を下しているのでまずはそちらをご覧いただこう。

1029枚目「後で読み返して笑うためにテーロス環魂記のレア、神話レアを適当に語っていく回」
あきらかに0/1ではないヤギと徘徊するホラー。
意味深なヤギ推し、歪な形態から山羊座の神話である、パーン(外部リンク)が元となっているのだろうか。

サクリ台としてノーコストは魅力的ではあるが、占術1は微妙すぎで対抗馬に劣る。
脱出で上がってもあまり意味もない。

ノーコストの魅力はでかすぎた。

往年の名サクリ台《ナントゥーコの鞘虫》の直接フィニッシャーにもなれる性能からどうにも物足りなく見えてしまった評価である。

思えば、【サクリファイス】系統のデッキは「サクリ台」「生贄要員」「誘発要員」とそろって初めて機能するシナジー特化型デッキだった。必要なパーツを揃えることができる占術1が機能しないわけがない。

『エルドレインの王権』時点ですでに成立していた《フェイに呪われし王、コルヴォルド》をフィニッシャーに「猫かまど」コンボ搭載、《波乱の悪魔》によりダメージを飛ばし続ける【サクリファイス】にそのまま採用された。

同デッキはスタンダード上位に位置し続けたが、その強さ以上に「猫かまど」コンボのMTGアリーナ上での操作量からくる遅延性能が不快度指数高すぎると判断され、《大釜の使い魔》に禁止措置が取られた

1123枚目「大釜の禁止」

その後、ローテーションによりダメージソースを担った《波乱の悪魔》を失い【サクリファイス】は一時姿を消したが、後釜となる《想起の拠点》や、《血の化身の目覚め》と明らかに組ませに来ているカードが続き【ラクドスサクリファイス】や【マルドゥサクリファイス】を成立。

トップメタには届かなかったものの、最後まで全うした良いデッキになれていたように思う。

また、「猫かまど」コンボはスタンダードでこそ禁止されたものの、ヒストリックでは問題なく使用可能。完全体【ジャンドサクリファイス】をスタンダード当時よりも強くして使用することができる。

ジャンドとその対抗馬(ヒストリック)|読み物|マジック:ザ・ギャザリング 日本公式ウェブサイト

さらわれた初子》、《戦争で生じた捕虜》が《悲哀の徘徊者》に食われる日々は、歴史的な舞台に移ってもなお続きそうである。こんな悲哀にまみれたことがあっていいのか。





 

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