Kruin Outlaw / クルーインの無法者 (1)(赤)(赤)
クリーチャー — 人間(Human) ならず者(Rogue) 狼男(Werewolf)
先制攻撃
各アップキープの開始時に、直前のターンに呪文が唱えられていなかった場合、クルーインの無法者を変身させる。
「じっとしてな。 奴らをびっくりさせてやるよ。」2/2
クルーインの無法者とは2つの顔を持つ怪物娘。
『イニストラード』のレア。
イニストラードはホラーがテーマで、友好色二色ずつに怪物と人間から成る勢力を割り振っている。
赤緑は狼男。満月の夜に狼へ変身し人を襲う有名な怪物だ。
どう見ても健全な女性だが「狼男」。この時点でびっくりである。
これは「人狼」だと「人間」と字面が似てしまうことへの配慮とのこと。
3マナ2/2先制攻撃と赤にしては殺意が足りないが、それでも戦闘力は悪くない。
それよりもダブルシンボルというのが深刻で、マナクリーチャーの採用が厳しい部族デッキでは序盤に出すのに一苦労。【赤単】ならば問題はないが、そちらでは殺意の足りなさが響く。
やはり本領は変身後の姿。これは狼男共通の利点であり、欠点でもある。
・・・さあ夜が来るぞ!
変身!!!!!
Terror of Kruin Pass / クルーイン峡の恐怖
〔赤〕 クリーチャー — 狼男(Werewolf)
二段攻撃
あなたがコントロールする各狼男(Werewolf)は、2体以上のクリーチャーによってしかブロックされない。
各アップキープの開始時に、直前のターンにプレイヤー1人が2つ以上の呪文を唱えていた場合、クルーイン峡の恐怖を変身させる。3/3
彼女の夜の顔は3/3二段攻撃。さらに狼男全員が2体以上にブロックされない。現在でいう「威迫」である。
ここまで来るともはや殺意しか無い。娘男たちは皆共通の変身条件を持つので夜の面で同時に殴りかかればまず勝負は決するだろう。
純粋な赤緑【狼男】で組む場合はこの勝ち筋を目指す形になる。とにかく昼の面に戻る条件「プレイヤー1人が呪文を2回以上唱える」というのは見た目以上に達成しやすく、全員昼の面に戻されると目も当てられない。
そういう意味でもキルターンを大幅に早める《クルーイン峡の恐怖》の存在は大きいだろう。
《野生の血の群れ》という同じ役割の狼男がいるが、僕はこちらを推す。健全だからね。
マナを制限し呪文を唱えること自体を制限させる事ができれば夜の面への変身条件及び維持がしやすい。
赤、緑共に土地破壊が得意な色であるのでランデス呪文を駆使すれば・・・と思いきや、マナクリを展開すれば変身できず、展開しなければマナが足りない。
そんな窮屈なデッキになってしまい実現できなかった。
だが、赤にはもうひとつ、大きくマナを制限する手段がある。《血染めの月》だ。
多色地形に代表される特殊地形を染め上げる月。イラストも性能でもこれほど狼男にぴったりなカードはそうない。
《クルーイン峡の恐怖》は威迫付与が自身にも適応されることから、3マナ3/3二段攻撃・威迫という単体でも凶悪なアタッカーとして採用することが出来る。
この点からかつてレガシーに存在した、妨害要素を含む赤単ビートダウン【ドラゴン・ストンピィ】に採用されていた時期がある。選択肢の1つとしてだが、充分だ。
ちなみに今日は満月・・・ではない。
次から気をつけます。
フレイバーテキスト
リカバリーが早い
娘男
文字が反転しなくても見えるようになってるー
健全
健全(娘男)
なかなかに健全(挨拶)
健全(太腿)
赤く染まった月の下で一斉に変身するというフレーバー的にも美しいデッキ
岩の影で右の旅人を待ち構えてるんだろうけど、左の人達はバレバレだと思うんだ……
「2体以上にブロックされない」になってる