Blind Phantasm / 盲目の幻 (2)(青)クリーチャー — イリュージョン(Illusion)2/3
盲目の幻とは
『未来予知』コモン。特殊な枠を持つバニラクリーチャーサイクルであり、プロモのようなテキストレスだがそもそもバニラなのでテキストはない。
フレイバーテキストもない徹底ぶりである。
3マナ2/3と青なら普通のサイズ。
普通ということは弱いということだ。
リミテッドでもギリギリダメな方だろう。
《盲目の幻》という名前の通り目が見えないのだろう。
そもそもイリュージョンは実態のない存在。
つまり肉体がない以上、目は無いのではないか。
それでもあえて盲目とつくということは元来イリュージョンには目があるということになる。
余談だが、僕はイリュージョンといえば《イリュージョニスト・ノーフェイス》が浮かぶ世代である。
彼にも目がない。
おまけに微妙に重いコストでささやかな守備偏重というステータスも同じだ。
しかし、彼はイリュージョンではない。イリュージョニストだ。
話を戻すが、イリュージョンに目があるということは脳みそもあるということになる。(《盲目の幻》は目玉のおやじではないと仮定する。)
イラストを見るとちゃんと手も足もある。すなわち肉体がある。
だが、人間ではない。
「肉体はなく魂だけの存在」だとするとクリーチャータイプはスピリットでなければならない。
だが、イリュージョンだ。
パワーが2あるので物理的な干渉も行えてしまう。
同様にタフネスが3ある以上、物理的な要因で排除が行える。
これはもう魔法による産物でなければ説明できないだろう。
魔力を顕現。
エレメンタルである。
エレメンタルを呼び出すクリーチャーやプレインズウォーカーがいることからこれはもう間違いない。
むしろイリュージョンを生み出す要因を考えたら答えが見つかるかもしれない。
有名なのは彼らだろう。
《曇り鏡のメロク》。そして、精神魔道士《ジェイス・ベレレン》。
彼らに共通して言えることは、稀代の才覚を持つということ。
イリュージョンとは他の生物でもなく自らの幻で事足りるという傲慢さなの現れではないか。
傲慢の色は青だ。
つまりイリュージョンとは術者が生み出す自らの幻影にほかならない。
こうなると盲目の理由も明らかになってくる。
「恋は盲目」という言葉があるように、盲目とは単に目が見えないことではなく、
強烈な感情により他の物事が認識できないほど熱中してしまうことにも使われる言葉だ。
盲目の幻を唱える時、術者である我々は一つの物事に熱中しているのだ。
そう、マジック:ザ・ギャザリングだ。
僕たちはこればっかりには目がない。
このゲームに盲目的なプレインズウォーカーが生み出す幻。
それこそが《盲目の幻》の正体だったのだ。
だが、《盲目の幻》に頼るようではそのゲームにはほとんど勝ち「目がない」
これがオチだ。
いかがだろうか。
これがあなたの時間を3分頂戴するイリュージョンだ。
フレイバーテキスト
私もこのブログを読むことには『目がない』んだ
良い目の付け所ですわ
流石、目の付け所が違うぜ…
魔降雷を時間制限でギリギリ躱すとは流石ペガサス汚い
管理人は文章の才能の芽がある
山田く~ん、管理人さんに座布団二枚差し上げてー。ノ◇◇