Duskmantle, House of Shadow / 影の家、ダスクマントル土地(T):あなたのマナ・プールに(1)を加える。(青)(黒),(T):プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは、自分のライブラリーのカードの一番上のカードを1枚、自分の墓地に置く。
空間のない場所の、建造されたことのない建物で、存在しないギルドの会合が行われる。
影の家、ダスクマントルとは一年中湿気がひどい家である。
ディミーア家にようこそ。
また、ディミーアなんだ。
『ラヴニカ:ギルドの都』アンコモン。ギルド本拠地サイクルのディミーア版。
ギルドマスターにして創設者、ザデック様がお住いになられるところだ。ほんとにこんなとこに住んでるのかよ・・・。
ーーーと思ったらいけない。それこそがディミーア家の策謀なのだ。彼らは確かにいる。だがいない。つまり、いるのだ。
青黒+タップの実質3マナで相手のライブラリーを1枚削る。2マナ+タップで2枚の《石臼》と比べたら悠長に感じるかもしれないが、マナが出る土地であり、壊されにくさが利点である。
ライブラリーとはすべてのデッキに存在する。
ライフ0による敗北は、いくらでも先延ばしができる。
しかし毎ターンドローという行動が伴う以上、対戦相手は自ら敗北に向けて突き進んでいく。
理論上ライブラリーアウトに勝てるデッキは存在しないのだ。
『ラヴニカ』発売時、ディミーアのスカウトを名乗る人物にそう吹きこまれた。
そして組んだのだ。
青黒ライブラリーアウト 基本セット第9版+ラヴニカ~次元の混乱+コールドスナップ付き |
《貪欲なるネズミ》4 《ディミーア家の護衛》3 《悲哀の化身》1 《死者の王、ドラルヌ》1 《秘密の王、ザデック》1 |
《マナ漏出》4 《ルーンのほつれ》4 《堕落の触手》3 《神秘の指導》2 《根絶》2 《入念な考慮》2 《突然の死》1 《滅び》3 |
《島》7 《沼》5 《地底の大河》4 《戦慄艦の浅瀬》2 《影の家、ダスクマントル》2 《群がりの庭》1 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》1 |
記憶を振り絞り可能な限り再現した。
『神河+ラヴニカ』期から組んでいたが、《滅び》の有無が非常に大きく、この型が一番勝率が高かったと記憶している。
何度も何度も手を加えていたので呪文、特にカウンターや除去の選択が間違っているかもしれない。
ショックランドがないのは金に目が眩んで売った2点が痛かったからだ。
ライブラリーアウトデッキが相手より先にライブラリーアウトしては恥なので61枚デッキとなっている。泥試合になればなるほどこちらが有利。青黒コントロールと思わせておくのが肝心だ。
ボロス、グルールには手も足も出ず勝率は5割をゆうに下回った。しかし、身内でよくプレイしていた多人数戦においては異常にヘイトが低く、1人は確実にデッキ切れに追い込んだ。
最下位率が低かったことだけが自慢だ。
現代MTGはクリーチャーの質が上昇していくのと同じく、ライブラリー破壊の呪文の質も著しく上昇していっている。隙さえあれば狙って見るのも悪くないだろう。
フレイバーテキスト
陰謀団の先手ブレイズかと思いましたまる
素敵な笑顔が印象的すぎてフレイバーテキストのことだと気づくのに時間がかかりました