ウルザの魔力炉
Urza’s Power Plant / ウルザの魔力炉土地 — ウルザの(Urza’s) 魔力炉(Power-Plant)(T):あなたのマナ・プールに(1)を加える。あなたがウルザの(Urza’s)・鉱山(Mine)とウルザの・塔(Tower)をコントロールしている場合、代わりにあなたのマナ・プールに(2)を加える。
アーティファクトの製造には、莫大な資源が必要とされた。
ウルザの魔力炉とは前回の続き。
330枚目「ウルザのサガ」
戦争にこそ勝利したが、大陸は荒廃し異常気象が日常となり、「実の弟を手にかけた」という事実は大いにウルザを苦しめた。さらには、プレインズウォーカーとなったことで不老不死となり多くの親しい人たちとの死別も繰り返し、これらの罪の意識と孤独感からウルザは半ば正気を失ってしまう。
そんな中、パワーストーンに吸収されていたスラン人グレイシャンの魂がウルザにささやきかけるのだ。
「全部ファイレクシアがわるい」
やがてウルザは「ミシュラはファイレクシアに操られていて、そのせいで死んだ」と思い込むことで心の落ち着きを保つようになる。そして、弟の仇であるファイレクシア打倒を掲げ情報収集に世界を、多元宇宙を旅するようになった。
「兄弟戦争」から約1500年後、ウルザは処刑されそうになっているザンチャを助ける。彼女は次元:ファイレクシアにて人間そっくりに作られた潜伏工作員である。しかし、人工次元・機械の世界であるファイレクシアには存在しない自然を夢見る「心」を持って生まれたことで、任務に失敗したことと合わせ、欠陥品として死刑宣告を受けたのである。
ウルザにとっては、ようやく出会えたファイレクシアを知る者。ザンチャの方は、任務に送り出される際に奪われた「心」を取り戻すためにと、互いの利害が一致した形で行動を共にするようになる。
《潜伏工作員、ザンチャ》 | 《犠牲》 |
ウルザはザンチャの案内でファイレクシアへ直接攻め込むも敗北。「心」を奪還したザンチャと合流、プレインズウォークし撤退。次元:セラの領土へ辿り着き、プレインズウォーカー、セラの元で休息する。
セラの領土は、セラ自身が創造した白マナ主体の人工次元。空には天使が舞い、敬虔な人々が住む楽園のような世界だが、あまりに綺麗すぎるその世界に全く逆の世界ながらファイレクシアと同じ違和感を覚えたザンチャは、どこか不自然な世界だと指摘する。
ウルザはこの指摘をきっかけにセラの領土を観察し、「人工次元は不安定さからいずれ崩壊する時を迎える」という仮説を立てる。さらには「人工次元であるファイレクシアは安定した次元、つまりは、ドミナリアへの移住を目論んでいる」という考えを導き出した。後にセラの領土はファイレクシアに侵攻され、その際に世界規模の崩壊を起こしており、人工次元の欠陥が実証されることとなる。
《不正利得》 | 《セラの聖域》 |
『ファイレクシアに侵攻された』『白マナ』主体の次元・・・? まさかな・・・。
セラの領土での休息後、二人はファイレクシア攻略の鍵を探しだすべく多元宇宙へと旅立つ。長い旅の中で二人は共に生活し、いつしかかけがえの無い存在へとなっていった。プレインズウォーカーと機械。共に不老不死だが、全知全能に等しいプレインズウォーカーであるウルザに比べ、機械の肉体であるザンチャは脆い。ファイレクシアが送り込んでくる追手の攻撃によりザンチャが傷ついた時には、旅を中断してでも彼女の治療に専念した。どんなプレインズウォーカーの仲間よりもザンチャが必要だとまで告げた。
ウルザは、旅の中でドミナリア侵攻の兆しを察知しAR3210年、ついに故郷ドミナリア・テリシア大陸へ帰還する。氷河期の影響こそ残っていたが、夢見た緑の世界にザンチャは大いに感激した。しかし、ウルザにとっては辛い思い出の場所でしかなかった。正気を失いゆくウルザを救えるのは弟しか居ないと確信したザンチャは、ミシュラを思い起こさせる少年をウルザに引き合わせる。ウルザは少年ラプテとの出会いを素直に喜び、交流を重ねることで少しずつ正気を取り戻し、ザンチャはウルザの助けになれたことをとても喜んだ。理想の夫婦かよ。
程なくファイレクシアの情報探しを再開し、ファイレクシアの起源がドミナリアであることを知る。ザンチャは《コイロスの洞窟》を訪れ、ウルザが尊敬し理想の世界だと考えていた古代スラン文明とファイレクシア人の起源が同じ民である証拠を見つけるのだった。
ウルザと少年を連れ再度コイロスの洞窟を訪れると、そこにはファイレクシアの法務官、ギックス(カード化しろ)が待ち構えており、ウルザとギックスは言葉を交わすこと無く戦い始める。だがその最中、ザンチャがギックスの攻撃からウルザをかばい死んでしまう。
ウルザはこれに感情を抑えきれなくなり魔力を爆発。洞窟に静寂が訪れるとウルザ以外の姿はなく、ザンチャの心臓である「ハートストーン」を拾い上げ、いたわしそうに持ち帰った。
《コイロスの洞窟》 |
コイロスの洞窟こそファイレクシアとドミナリアを繋ぐポータルがあった場所。 そして、ウルザとミシュラが見つけたパワーストーンは、ポータルの封印に用いられていたのである。 |
その後、ウルザはザンチャと歩んだ長い戦い、旅で得た教訓を糧にファイレクシアとの戦争の準備を進める。
・研究施設兼各地から優秀な少年少女を集め育成する機関《トレイリアのアカデミー》をバリンらと共に創設。(AR3285年) |
・人造人間「メタスラン」制作。 |
・強力なアーティファクト「レガシー」の準備。 |
・「レガシー」の人的発動装置となるよう改良した血族「キャパシェン」作成。 |
さらに、一度ファイレクシアを撃退した古代スラン文明に何かヒントがあると考えたこと。そして、尊敬する古代スラン人がファイレクシア人となった運命を再編しようとするために「時間遡行実験」を行うが、ファイレクシアの潜入工作員の襲撃に遭い失敗。
この実験の際に《天才のひらめき》によって銀が時間の門を潜り抜ける唯一の物質だと気付き、探査機《銀のゴーレム、カーン》を製造する。
カーンの心臓には「ザンチャのハートストーン」を用いた。
カーンの心臓には「ザンチャのハートストーン」を用いた。
カーンの心臓には「ザンチャのハートストーン」を用いた。
カーンの心臓には「ザンチャのハートストーン」を用いた。
カーンの心臓には「ザンチャのハートストーン」を用いた。
AR4205年、ついにファイレクシアのドミナリア侵攻が始まる。『インベイジョン』は侵攻って意味だよ。
すぐに手を打ち、9人からなるプレインズウォーカー同盟「ナイン・タイタンズ」を結成、ドミナリア軍の指揮を執るが、一時行方不明となる。ウェザーライト一行を導く無明の予見者ってすごい人がいたらしいけど一体誰なんだろうね。
すぐに手を打ち、9人からなるプレインズウォーカー同盟「ナイン・タイタンズ」を結成、ドミナリア軍の指揮を執るが、一時行方不明となる。ウェザーライト一行を導く無明の予見者ってすごい人がいたらしいけど一体誰なんだろうね。
《無明の予見者》 |
その後、ナインタイタンズを率いてファイレクシアへ乗り込む。
次元:ファイレクシアは9つの球体が入れ子となった構造で、それぞれ第一球層~第九球層と呼ばれる。そこで、それぞれの球層に次元破壊爆弾を仕掛け一気吹き飛ばす寸法・・・だった。
ウルザは機械次元ファイレクシアに魅せられていき、ついには第六球層で爆弾の起爆装置を解体、仲間のテイザーを殺害しファイレクシアに寝返ってしまう。
ウルザは機械次元ファイレクシアに魅せられていき、ついには第六球層で爆弾の起爆装置を解体、仲間のテイザーを殺害しファイレクシアに寝返ってしまう。
ちなみにテイザー(カード化しろ)は「元は5色の分身に分かれていたのが1人に融合した古く強大なプレインズウォーカー」というとてもかっこよく素晴らしい経歴の持ち主である。
そのままヨーグモスの声に導かれ第七球層へ進出すると、そこでなんと囚われているミシュラと対面する。助けを乞うミシュラと、二人が逃走しても容認すると約束するヨーグモス。
ウルザは・・・ヨーグモスに忠誠を誓い更に先へと進んだ。
なお、この時のミシュラは本物説、ウルザの妄想説、ヨーグモスの幻影説がある。
《ウルザの罪》 |
ウルザは《ファイレクシアの闘技場》へ連れられ、そこで「恋人を蘇らせる」とヨーグモスと取り引きをした《ジェラード・キャパシェン》と対決。激闘の末、首をはねられ敗北する。
《ファイレクシアの闘技場》 | 《ヨーグモスの不義提案》 |
・・・が、両目にパワーストーンがあるため首だけになっても生きていた。
その後、ヨーグモスの謀略を見抜いたジェラードと共にドミナリアへ帰還。ジェラードにキャパシェンの使命を諭し共にカーンへと融合。レガシーの兵器を起動し、ヨーグモスを完全にこの世から消滅させた。
享年4205歳(AR4205年)。
《レガシーの兵器》 | |
『アポカリプス』 | 『基本セット』第10版 |
その後は死亡しているので直接登場することはないが、背景世界の中心人物だけあって、ウルザの灯を引き継ぐ形でプレインズウォーカーへと覚醒したカーンを通して後世に様々な影響を及ぼしている。
※この記事はMTGWikiの記事「ウルザ」を中心に、その関連人物の記事や他サイトの情報を再構築したものである。
追記:全部人口次元だったのを人工次元へと修正。認知の歪みって怖いですね。
フレイバーテキスト
カーンの心臓に「ザンチャのハートストーン」を用いた。
どんな思いだったんだろう…(アスペ)
ザンチャはベイマックスだったのか
人口じゃなくて人工だぞ
人口は国に住んでる住民の母数などを指す言葉だぞ
うーん、このキチガイ爺
おかしい人をなくしました…。
ペスがババアだったなんて、知りとうなかった
ファイレクシアの図でグランゾート思い出したわ