Gideon Blackblade / 黒き剣のギデオン (1)(白)(白)伝説のプレインズウォーカー — ギデオン(Gideon)あなたのターンであるかぎり、黒き剣のギデオンは破壊不能を持つ4/4の人間・兵士・クリーチャーになる。これはプレインズウォーカーでもある。
あなたのターン中に黒き剣のギデオンに与えられるすべてのダメージをすべて軽減する。
[+1]:あなたがコントロールしている他のクリーチャー最大1体を対象とする。ターン終了時まで、それは警戒か絆魂か破壊不能のうち、あなたが選んだ1つを得る。
[-6]:土地でないパーマネント1つを対象とし、それを追放する。4
黒き剣のギデオンとは俺たちの勇者だった。
今回はプレインズウォーカー・カードとしてのギデオンの歩みを振り返る。(プレインズウォーカーデッキ版は割愛。)
彼の特徴としては自身のクリーチャー化。それもダメージ軽減や破壊不能を持ち戦闘に関しては無敵である。
それでいてただ脳筋というわけではなく、魔法も使いこなす応用力の高さから他の忠誠度能力もやけに優秀なことが多い。
エルドラージ覚醒の神話レア。カード化された最初のギデオン。
以前書いたので今回は軽めに個人の思い出を。
当時MTGから離れいてたが久々に会った友人と遊んだ際に使用された白青コントロール(エスパーだったかも)でフィニッシャーだった。
しかし正直、同じく採用されていた「遍歴の騎士、エルズペス」が常軌を逸しておりそちらの印象が強かった。テキスト5回は確認した。
プレインズウォーカーがゲームの中心になり時代変わったんだなと。(その後別の友人に続唱ジャンドで(ry)
ギデオンとエルズペスはやけに強いのは最初から最後まで一貫していたように思う。(追記:ギデオンの思い出ほとんど語ってないじゃん・・・。)
ギルド門侵犯神話レアである2枚目のギデオン。
忠誠度に応じてサイズが変わるクリーチャーになる。召喚酔いの影響を受けることからまず+1で忠誠度を高め次のターン以降動き出すことになる。
ビートダウン相手にはガンガン忠誠を極めサイズが上昇。回避能力が一切なくチャンプブロックで凌がれてしまうが、奥義が自身以外全部追放というゲームエンド級の代物。-15という膨大な数値ではあるが。
一見するとアタッカーに特化した性能で「ギデオン・ジュラ」が持っていた身代わり能力こそないが、ほっとくとどんどん筋肉ゴリラと化し強大な奥義を持つことから実質的に盾になってくれる。対戦相手への依存度が高いが。
全体除去呪文を耐え更地を駈け抜くフィニッシャーとしてコントロールデッキに採用の余地はあった。
だが、当時のスタンダード有力デッキ『フラッシュ』はシナジー重視で採用の余地はなく、純粋なコントロールでもドラゴンの迷路から「霊異種」なるより適切な存在がいたこと。
環境にアグロ寄りのビートダウンこそいたが、少数精鋭に絞るミッドレンジとは忠誠度が稼げず相性が悪すぎたこと。
そしてそのビートダウン相手にもやはりチャンプブロックで止められ続けてしまうことなど欠点が目立ちあまり採用されなかった。
テーロスは白の信心が低すぎた。
最後の基本セットとされたマジックオリジン神話レア。
ギデオンはテーロス出身だが、カードセットとしてはエルズペスの物語であり登場しない。
後のマジックオリジンにて過去が語られ、変身カードとして登場。
1マナ2/1、変身条件から白ウィニーには抜群の相性である。
こちらも以前書いた・・・ようであんまり書いてなかった。
オリジンの1つ前であるタルキール龍紀伝以降、スタンダードは黒白緑、いわゆるアブザンが環境の中心だが、アグロもミッドレンジもコントロールも全部あまりに層が厚く入り込む余地はなかった。
ゲートウォッチの誓いで抜群に相性の良いハ・・・クリーチャーが登場して以降は「集合した中隊」デッキ1強といっても過言ではない状況になり条件に合致したクリーチャー、特に強力な誘発型能力を持つものをとっかえひっかえしては亜種を生み続けていた。
だが、その裏でイニストラードを覆う影は『人間』ブロックであることでついに活躍の場が訪れていた。
しかしタルキール、ゼンディカー、イニストラードいずれも優秀な人間が多く、変身すると後述する「ゼンディカーの同盟者、ギデオン」と当時でいう唯一性ルールの関係で競合してしまうことから採用しない選択肢こそあった。
それでも1マナ2/1の人間というのはイニストラードでは愛されすぎているのである。
以降はモダンでも人間デッキは躍進し、「アクロスの英雄、キテオン」はプレインズウォーカーになれるという独自性から選択肢として存在し続けている。
戦乱のゼンディカートップレア。今日まで伝え聞くギデオンの活躍はおおよそこの時の物である。
ギデオンの代名詞であるクリーチャー化で4マナ5/5破壊不能、ダメージ軽減。
2/2騎士・同盟者トークンがノーコストで生成され、-4で全体強化の紋章は現在対処不可能。
トークンがプレイヤーと彼自身を守り、クリーチャー化と紋章で攻撃にも転じる。
全体強化エンチャントが数多くある白においてもこれほどの物はない。
初期忠誠度4で手札に2枚目が来ても即紋章できる。お気軽に4枚積みしていただければ。
プロツアー戦乱のゼンディカーイベントカバレージでもあの神童を抑え注目カード第1位としてその活躍を評されている。
カラデシュ以降は飛行を持つ機体が凶悪極まりなくプレインズウォーカーに多大な負担がかかる中、その筆頭である「密輸人の回転翼機」「キランの真意号」はむしろ乗組員になるトークン生成、紋章化以外で忠誠度が減らないことから相性が良すぎておりやはり大活躍。
スタン落ちまで最前線の司令官であり続けた。
そのカードパワーはスタンダードの範疇を逸脱しておりモダン、レガシーなど下の環境でも白のプレインズウォーカーとしては「遍歴の騎士、エルズペス」と双璧を成している。
共にトークン生成、強化に秀でておりトークンデッキを組むならまず考慮するプレインズウォーカーであろう。
アモンケット神話レア。
発表早々度肝を抜いた敗北しない紋章。忠誠度消費なし。もはや試練を課す側である。
しかしプレインズウォーカー唯一性ルールにより「ゼンディカーの同盟者、ギデオン」と競合してしまい、あちらのカードパワーの高さから厳しい立場だった。
それでも相変わらず忠誠度を消費しないことで「キランの真意号」の乗組員に抜擢される。
青白『副陽の接近』においても紋章と相変わらずクリーチャー戦無敵から遅延性能が高く、フィニッシャーにもなる時間稼ぎとして採用された。
そして・・・灯争大戦神話レア。
すべてのプレインズウォーカーが常在型能力を持つセットでついに自身が戦闘へ赴くのに忠誠度能力の使用権すら必要なくなった。しかも普通にいつも通りダメージ軽減&破壊不能。
彼自身こそ選択できないものの、+1でクリーチャー1体を破壊不能、警戒、絆魂のうちどれか1つ付与。全部強い。
なお最大1体なので忠誠度貯めるだけの空打ちも可能である。
相変わらず忠誠度が減らない。その唯一の使い道である大マイナス能力は土地でないパーマネント1個追放。
-6で連発はできないが、初期値4かつ+1が使い勝手良すぎで実用範囲。
これで3マナ。「黒き剣のギデオン」を追放する「黒き剣のギデオン」が拝めそうだ。
黒き剣要素ないぞ。
ドミナリアの「再鍛の黒き剣」からもわかるようにかつての所有者「黒き剣のダッコン」はパワー/タフネスが土地の総数、「黒き剣の継承者、コーラシュ」は沼の総数と、いずれも土地を参照する能力を持っている。
それに対しギデオンは4/4。かと言って土地の総数だったらそれはそれで困る。
追放能力持ちアタッカーとして「正義の勇者、ギデオン」に似てるようで、3マナ4/4という充分脅威になるサイズで据え置きかつ、あちらよりも使いやすい追放能力と+1能力によるクリーチャー強化により使い勝手はかなり向上しているように見える。
本領を発揮するには自身以外にもクリーチャーが必要であるのでそこに注意が必要ではあるが期待は充分できそうだ。
フレイバーテキスト
新ギデオンと戦乱ギデオンがモダンでスクラムを組んでる光景が今から目に見えてるんだよなぁ
亡くなった事で物悲しい雰囲気になるも、環境が始まればやっぱりこいつは死んで良かったとの意見で溢れてそうな。
グッバイギデオン
新ギデオンと戦乱ギデオンがモダンでスクラムを組んでる光景が今から目に見えてるんだよなぁ
亡くなった事で物悲しい雰囲気になるも、環境が始まればやっぱりこいつは死んで良かったとの意見で溢れてそうな。
グッバイギデオン
俺普段からメイン墓地対策してるからそう簡単に死なせはしないぞ
俺普段からメイン墓地対策してるからそう簡単に死なせはしないぞ
さらばギデオン、正義の勇者。
あの世ではきっと幸せにな……。
さらばギデオン、正義の勇者。
あの世ではきっと幸せにな……。
唯一性ルールを唱えたが誰も信じてもらえなかった(店長を含め)
おれのトラウマカード
唯一性ルールを唱えたが誰も信じてもらえなかった(店長を含め)
おれのトラウマカード