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1056枚目「【急報】兵士2人、生まれる。」

急報

Raise the Alarm / 急報 (1)(白)
インスタント
白の1/1の兵士(Soldier)クリーチャー・トークンを2体生成する。


屍賊は何も言わずに家を襲ってくる。我々だってこの地を守るためには躊躇なんかしてられない。

急報とは二人以上の行動が基本である。





ミラディンのコモン
2マナと軽いインスタントである強みを活かし、相手ターン終了時に唱えることでの疑似的な速攻、攻撃宣言に応じてブロック要員として建てるといった役割が持てる。
なにより1枚でクリーチャー2体分の働き。とんでもなく便利なのは間違いないが、1/1で飛んでもない。
平然と1/1飛行トークンを複数体呼び出す白にとって戦力的にはどうしても非力で、エンチャントや装備品による戦力の底上げがなければゲームが進むにつれ呼んでも何もできない展開となっていく。
これらを得意とする白の得意戦略に合致したトークン生成呪文で、強すぎず弱すぎない絶妙な性能である。
基本セット常連のようなカードで意外とそんなことはなく、再録は基本セット2015と2020のみである。
構築済みデッキやエターナルマスターズ、コンスピラシーなどの特殊セットへの再録が多いことからずっとそこにある感を醸し出している。
基本セット2015版
瞬きや息をするのと同じように、急報に反応することは不随意の反射である。
基本セット入りに際しミラディン版は背景が完全にミラディンなので変更されたのだろう。
モダンイベントデッキ、デュエルデッキ:女騎士vs工作員ではミラディン版のままである。
このモダンイベントデッキの内容を見るとわかるように、イニストラード時にスピリットが部族として隆盛したことで未練を残しすぎた《未練ある魂》、トークン限定全体強化《無形の美徳》が登場し、歴代のトークン生成呪文と全体強化エンチャントを盛り込んだデッキ:白黒トークンが環境に存在していた。
《急報》はやはりその2マナで2体というコストパフォーマンスの良さから仲間入りしていたのである。
トークン呪文とは妙である。
我々が用いるクリーチャー・カードは特定のクリーチャー召喚呪文であるのに対し、トークン生成呪文はとにかくクリーチャーを呼び出す呪文。
《急報》では『誰でもいいから来てくれ!』という、いわば助けを求める声である。
それに応じて兵士2人が駆け付けてくれる。種族すら定かでない、職業以外に名を持たない誰か。だが、死力を以て我々と共に戦ってくれる。
何倍もの体格を持つクリーチャーに対し討ち死にしても、その肉体は墓地に眠ることは許されない。
墓地にあるのは、ただ我々が叫んだ声《急報》というカード。確かに兵士2人を呼んだという事実だけが墓碑に刻まれる。
あまりにも報われないではないか。代表して礼を言いたい。
《急》さん、《報》さん。ありがとう。

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フレイバーテキスト

  1. >誰でもいいから
    なるほどなあと思ってしまった

    • つまりビートルズのhelp!で呼んでるのは彼等でないと

  2. 急さん!報さん!
    懲らしめてやりなさい!

    急さん…報さん…
    もういいでしょう…

  3. 頭蓋骨絞め「4ドロー美味しいれす(^q^)」

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