Chandra, Torch of Defiance / 反逆の先導者、チャンドラ (2)(赤)(赤)
伝説のプレインズウォーカー — チャンドラ(Chandra)
[+1]:あなたのライブラリーの一番上のカードを追放する。あなたはそのカードを唱えてもよい。そうしないなら、反逆の先導者、チャンドラは各対戦相手にそれぞれ2点のダメージを与える。
[+1]:(赤)(赤)を加える。
[-3]:クリーチャー1体を対象とする。反逆の先導者、チャンドラはそれに4点のダメージを与える。
[-7]:あなたは「あなたが呪文を1つ唱えるたび、クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。この紋章はそれに5点のダメージを与える。」を持つ紋章を得る。4
反逆の先導者、チャンドラとは「反チャンドラ」と聞くと「半荘ドラ」としかならなくて反応してしまう。
つよい!本当につよいんだ!
チャンドラは赤の代表的プレインズウォーカーで赤を象徴する能力を持つようデザインされているが、その最たるものである火力は場に残り続けるダメージの発生源としてはさじ加減が難しく、なかなか強力なカードが登場してこなかった。
そこで、物語の舞台が彼女の故郷である次元:カラデシュとなり中心人物にもなることから強力なカードとなるよう生み出されたのが《反逆の先導者、チャンドラ》である。
かの《神と呼ばれた男》と同様に4つの忠誠度能力を持ち、いずれも使い勝手がよくそれでいて4マナなことから「神チャンドラ」と称されることも。
即使用すれば《反逆の先導者、チャンドラ》を実質2マナ扱いにする燃焼系ダイエットが行える。
即勝利が決まるものではないことと、さらに手札が必要なことから確実性に欠けるが奥義としては充分だろう。そらよっ。
アグロ、ミッドレンジ、コントロール問わず高い採用実績を持ち、ウィザーズの目論見通り大活躍したカラデシュのトップレアである。(《密輸人の回転翼機》に抜かれた時期が少しあるが、その後返り咲いている・・・はず。)
6マナと重いのだが、全体火力と3/1速攻追放トークン2体を併せ持つフィニッシャーとしてかなり強力で、出せるデッキならこちらを優先することがあった。
それでいてチャレンジャーデッキ:ハゾレトアグロに《ハゾレト神》と共に1枚ずつ収録という温もりに満ちた暴挙が行われ、《神》と《神童》のようにスタンダードで1万越えといった高騰は起きなかった。
もちろん、トップメタだったこともあり最も注目を集め、このチャレンジャーデッキ自体が高騰していた。
『Signature Spellbook: Chandra』予想
本題に入ろう。
『Signature Spellbook』という特殊セットのシリーズ。
プレインズウォーカー一人に焦点を当て、ご本人とその人物を描いた特殊枠かつ新規イラストの再録カードで構成される8枚セット。
これまでにギデオンとジェイスが発売され、これに続いてチャンドラが発表された。
6月26日発売 英語版のみ。
《ギデオン・ジュラ》《ジェイス・ベレレン》と、初登場時かつフルネームのカードだったのに対し、チャンドラはまさかの《反逆の先導者、チャンドラ》である。
希望小売価格2200円に対し、この発表後である2020年3月16日時点でも2200円ほどを維持しており、またしても暴挙としか言いようがない。(同時に《炎の中の過去》も発表。彼女にとっては「心の傷跡」以外の何物でもないだろう。)
というわけで、残る6枚を当てに行くこととする。
まずはギデオンとジェイスをおさらいする。
反逆チャンドラ再録で崩され法則などないようなものなので参考程度に。
《ギデオン・ジュラ》神話レア 《安らかなる眠り》 レア 《信仰の守り》 レア 《流刑への道》 アンコモン 《殉教者の結合》 レア 《崇拝》 レア 《真実の確信》 レア 《再鍛の黒き剣》 神話レア |
《ジェイス・ベレレン》 レア(初出ローウィンは神話レア実装前) 《青霊破》 アンコモン 《渦巻く知識》 コモン 《対抗呪文》 コモン 《けちな贈り物》 レア 《神秘の教示者》 アンコモン 《否認》 コモン 《不忠の糸》 レア |
レアリティよりもその人物が使える、使いそうな呪文。
性格や能力に合ったカードが選ばれる傾向が強く、フレイバー重視と言える。
カードパワーはそれなりに意識しつつそれでいて旧め。
プレインズウォーカー本人が主題なためか、関連人物などのクリーチャーはない。
これらを意識しつつ公式よりも先に導いた以下が私の答えだ。
《紅蓮破》
ジェイスに《青霊破》が再録されていることから。
チャンドラは次元:ケファライの博物館に秘儀が記された巻物を盗みに入り、これを取り戻すべく雇われたジェイスと対峙するのが二人の初対面である。(デュエルデッキにもなっている。)
本来対となるのは《赤霊破》なのだが、チャンドラは紅蓮術師であるためこちらの方がより直接的である。
しかし《赤霊破》の可能性は捨てきれない。
《火葬》
申し分ない性能を持つ往年の名火力《火葬》。
紅蓮術に天稟の才能を持つチャンドラである以上、火力呪文は外せない。
さらに言えば、《稲妻》のようなでんきタイプは彼女らしくない。
基本セット2012にて彼女自身がフレイバーテキストを記しており、これを残しつつチャンドラを描いてほしい。
《インフェルノ》
紅蓮術に天稟の才能を持つチャンドラである以上、火力呪文は外せない。
勘の良い方にはお察しの通り、《赤霊破》(紅蓮破)《火葬》《インフェルノ》はかつて《特務魔導士ヤヤ・バラード》が用いた呪文である。
彼女の実質後継者であるチャンドラに相応しい3枚。
なにより、ヤヤの教えは『困ったら最大火力をぶっ放せ』である。
《紅蓮術師のゴーグル》
伝説なことからもわかる通り、これ自体はヤヤ・バラードを信奉するケラル僧院に保管されていた本人由来のアーティファクトだが、彼女を信奉する紅蓮術師たちの中にもゴーグルを用いる者がおり、チャンドラの特徴にもなっている。(あとふんどし。)
「チャンドラのゴーグル」としてでも再録可能なのではないか。
《火炎破》
紅蓮術に天稟の才能を持つチャンドラである以上、火力呪文は外せない。
「《山》2枚で死んだ」ことでおなじみピッチスペル4点火力。
《紅蓮地獄》《紅蓮操作》を候補に挙げたがあまりに紅蓮が過ぎることと、これらに比べデュエルデッキ以外で再録がないことから需要があると考えた。
イメージ的にも違和感がない。
《炎の儀式》
チャンドラは炎を用いて困難を突破できてしまう才能の持ち主である。
プレインズウォーカー・カードとしてもそれは表現され、代表的なダメージを筆頭に「衝動的ドロー」「手札交換」「一時的なマナ加速」「一時的なトークン生成」「墓地活用」ととにかく幅が広い。
《炎の中の過去》により墓地活用は除外して考えた結果が《炎の儀式》である。なおモダン禁止。
他の候補としては《信仰無き物あさり》と《衝動的な行動》。
《信仰無き物あさり》は何とか合わせることはできそうだが、イメージに合わなそうで除外。なおモダン禁止。
《衝動的な行動》はチャンドラ自身が描かれたカードなのであえてここに収録する可能性は低いと考えた。
しかし、歌ってるチャンドラは見て見たい気もする。
本気で当てに行ってるからオチはない。
答え合わせとなる日まで熱くなっておくとする。
追記:答え合わせの時が来た
フレイバーテキスト
安堵の再会入ってそう(否認枠)