成長のらせん
Growth Spiral / 成長のらせん (緑)(青)
インスタント
カードを１枚引く。あなたは、あなたの手札から土地カード１枚を戦場に出してもよい。らせんと循環の模様は、自然循環の再生を試みる円環組の特徴だ。
成長のらせんは禁止です。
『ラヴニカの献身』コモン。土地加速呪文《探検》を青緑にしたらインスタントになっちゃったカードである。
| 《探検》 『ワールドウェイク』 |
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《探検》は土地追加プレイなので、他のカードにより許されているならば墓地やライブラリーからもプレイできるが、《成長のらせん》は手札から土地を出す効果であるので趣旨は同じだが厳密には異なる。
《探検》と同様に特殊地形を駆使するデッキ全般と相性が良く、スタンダードでは《寓話の小道》、2色タップイン占術１の各《神殿》、『イコリア』の3色土地《トライオーム》などとにかく多色化する上で必須となる土地がタップインにまみれているが、それがあまり気にならなくなる。ここからさらにインスタントとなったことで対戦相手のターンでも土地が出せる暴挙により使い勝手が向上。土地1枚追加は先攻はより強固に圧し進み、後攻では先攻との差を埋める大きな効果となる。《成長のらせん》を有効に扱うべく土地は多めに、同様の効果を持つ《自然の怒りのタイタン、ウーロ》との併用では30枚もの土地採用が実践されるほど。必要分の土地の出揃った終盤でも2マナ1ドロー、サイクリング程度の効率でデッキを掘り進め、腐ることがない。
あまりの便利さにちょっとでもマナを伸ばしたいデッキでは《成長のらせん》の存在は無視することができず、《自然の怒りのタイタン、ウーロ》を足してさらに安定化、《世界を揺るがす者、ニッサ》へと繋ぎ、伸ばしたマナの使い道として《ハイドロイド混成体》《サメ台風》と盤石な布陣を敷く。
| 《自然の怒りのタイタン、ウーロ》 『テーロス環魂記』 |
《世界を揺るがす者、ニッサ》 『灯争大戦』 |
《サメ台風》 『イコリア：巨獣の棲処』 |
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「マナを伸ばす」「カードを引く」両面で安定したデッキを実現すべく選択する青緑という２色を扱う上で、とてもじゃないが避けられない面々となっていた。このらせん構造に絡みつかれたデッキビルダーの多くは敗れクラゲハイドラサメゴリラと化し、私も幾度となく取り込まれたがガーガロスで遊んだ回では青を抜くことでなんとか《成長のらせん》から逃れることに成功した。
ランプに限らずミッドレンジからコントロールまで幅広く採用されたが、最も有効活用したのは《荒野の再生》だろう。土地の枚数こそが勝利に直結する「ティムール再生」を大きく支えた存在で、同デッキの躍進及び対抗馬と目された「バントランプ」での高い採用率から「プレイヤーズツアーオンライン#1」ではトップ8に《成長のらせん》32枚という、かの《神ジェイス》《密輸人の回転翼機》と同じ圧倒的な採用枚数を記録した。
2020年8月3日 禁止制限告知
現スタンダードで最後の大きな大会「プレイヤーズツアー2020ファイナル」を終え、9月発売『ゼンディカーの夜明け』でのローテーションまで走り切るのかと皆が思っていた矢先の出来事だった。
突如として、予告なく禁止改訂が告知。
スタンダード
《荒野の再生》禁止
《成長のらせん》禁止
《時を解す者、テフェリー》禁止
《大釜の使い魔》禁止
パイオニア
《真実を覆すもの》禁止
《隠された手、ケシス》禁止
《歩行バリスタ》禁止
《死の国からの脱出》禁止
ヒストリック
《荒野の再生》一時停止
《時を解す者、テフェリー》一時停止
ブロール
《時を解す者、テフェリー》禁止
発効日：2020年8月3日
前例に漏れることはなかった。環境最強に君臨した「ティムール再生」を支え、その次点とされる「バントランプ」を支えた。一見するとただの便利呪文。だが、その働きは盤石に勝利へと。まさに成長させるらせん構造。
成長は、ここで終えることとなる。
～合掌～
| スゥルタイフラッシュ | ニヴミゼット再誕 |
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助けてくれええええええええええええ！！！！この二つ紙でも組んでるのおおおおおおおお！！！！！！
フレイバーテキスト
悲しいなあ
けどらせんてめーはだめだ