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1275枚目「1人ずつ」

グールの行進

Ghoulish Procession / グールの行進 (1)(黒)
エンチャント
トークンでない1体以上のクリーチャーが死亡するたび、腐乱を持つ黒の2/2のゾンビ(Zombie)・クリーチャー・トークン1体を生成する。この能力は、毎ターン1回しか誘発しない。(腐乱を持つクリーチャーではブロックできない。それが攻撃したとき、戦闘終了時に、それを生け贄に捧げる。)


死んでも参加したい親族会だったのだ

グールの行進は非常に行儀正しい。





『イニストラード:真夜中の狩り』アンコモン。2マナのエンチャントで出すだけでは何も起きないが、以降クリーチャーが死亡するたびに2/2腐乱ゾンビを生成するようになる。

ゾンビは13人敷き詰められてても《横行》してても臭くはない》が、行進すると臭うようだ。

ただしトークンでは誘発しない。勝手で死んでいく腐乱から腐乱に繋がると生命倫理が乱れてしまうので仕方がないにしても、1ターンに1度のみと死して腐り乱れても1人ずつ順番に並ばなければならない親族会のルールを律儀に守っている非常に常識的なカードである。臭いから制限掛けられてるのか・・・?

腐乱は「ブロックできない」「攻撃したら生け贄」という特性を有する使い切りの戦力である。これは「軍団を形成し一挙に群がるゾンビの様子」をMTGに落とし込んだ秀逸な表現となっている。

イメージとしてはこんな感じだろう。

これらも腐っていないので安心して参列してもらいたい。

それでいて、攻撃しなければ生贄にしなくていいのでクリーチャーの総数に関した呪文や能力や『イニストラード:真夜中の狩り』内でも見られるクリーチャーのタップを要求する起動型能力など、頭数が重要なシナジーに使用できる。
さらに、攻撃さえすれば戦闘結果無関係で勝手に死亡していくので、クリーチャー死亡時の誘発型能力に利用可能。
さらにさらに、戦闘終了時にしっかりスタックに乗って生贄になっていくので2点通った後に別の呪文や能力で生贄に捧げてしまえば肉も骨も毛も歯と爪も余すことなく使い切ってしまえる。(「MTGアリーナ」で操作するにはCtrlキーを押してフルコントロールモードにするのを忘れずに。)

総じて腐乱はフレイバーとゲーム上ともに優れたメカニズムであると言えるだろう。我々プレインズウォーカーたちがいかに創意工夫に長ける優れたグール呼びへとなれるかを試しに来ているメカニズムなのである。

だからこそ、戦況を左右する能力の特性上、可能な限り専用のトークンカードを用いたいところ。ちなみに『フォーゴトンレルム』では従来の2/2ゾンビ。『カルドハイム』はゾンビだけでなく狂戦士なので代用には不向きである。

とにかく雑に生成される腐乱ゾンビ。一番見る機会が多くなっていると思うが、スタンダードを共にする両セットにゾンビトークンを扱っているのでゾンビデッキ、特に黒単で染め上げるならばこれらが選択肢として出てきて、ブロック化膿ゾンビとブロック腐化ゾンビが混在することになる。対峙したら気を付けましょう。

あーっ!ワイトさんもう寝てる!俺ももう寝なきゃ!!!

おやすみ~^^





 

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