Court Cleric / 宮廷の僧侶 (白)
クリーチャー — 人間(Human) クレリック(Cleric)
絆魂(このクリーチャーがダメージを与えると、さらにあなたはその点数分のライフを得る。)
あなたがアジャニ(Ajani)・プレインズウォーカーをコントロールしているかぎり、宮廷の僧侶は+1/+1の修整を受ける。
「バントの癒し手たちは何者にも代わりがたい。今の私は彼らの庇護があったからこそだ。」ーーー黄金のたてがみのアジャニ1/1
宮廷の僧侶に抗えなかった。
『基本セット2019』アンコモン。1マナ1/1絆魂、アジャニがいれば+1/+1修正を受ける、プレインズウォーカーを参照するクリーチャー。だが、1マナ絆魂はさらに強力な能力を持つ者が多く、正直かなりの力不足である。
一度見たら忘れようのないおみ足だが、見たことがない人は多いのではないだろうか。それもそのはず。プレインズウォーカーデッキ限定カードである。
クレリックとは修道士、聖職者を指す。多元宇宙においても次元ごとに超常的な信仰の対象が存在すれば、それを想う人々が集い、宗教が生じる。
そんなクレリックのパーティーにおける役割はーーー
癒し手/ヒーラーらしく直接的な回復や、ダメージ軽減など防御的な手段を持つ者が大半である。
部族テーマの『オンスロート』ブロックにおいて、白と黒、真逆ながらも信仰心の篤い2色に割り振られ、大きく数を増やす。
その歴史は古く、初版。『リミテッド・エディション』(α、β)の《サマイトの癒し手》から始まる。
たった1点ながら、リミテッドでは馬鹿にできない働きをするありがてえ人。以降、『基本セット第10版』まで収録され続けた。この間に彼らサマイトが軽減した総ダメージ数は《BlackLotus》の価格よりも多い。
味方を奮い立たせ、士気を高める。即ち、クリーチャー強化にも通じ、単純なパワー/タフネス修正に、プロテクションまで付与するクレリックだっている。
ああ、人間だけじゃない。
狐、猫、吸血鬼。みんな癒しの力はある。
黒だって負けちゃいない。なにせ、俺たちのリリーは元々ヒーラー。クレリックだ。
・・・わかってるよ。だけどさ、こういう「視覚的な癒し」だって必要だろう。
でもこのままじゃ読者層が偏りかねないからさ、今回は幅広くやるよ。俺は本職じゃない。
一番かっこいいクレリックは間違いなく、彼だ。
優しいなんてもんじゃない。英雄として語り継がれるべきだ。男気が奮い立つ。
・・・やっぱり最後に《宮廷の僧侶》をもう1度見たいだろう。本当は《サマイトの癒し手》から始める記事の予定だったんだけど、どうしても目が離せなかったから彼女の記事になったことを白状し今回の〆とする。
さあ、癒してもらいたい癒し手は決まったか。
フレイバーテキスト
リリーはクレリックというかクリクリやん
管理人イヤラシイ!!