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1035枚目「最上月 鷲獅子仰げば 霧抜けて」

ミストムーン・グリフィン

Mistmoon Griffin / ミストムーン・グリフィン (3)(白)
クリーチャー — グリフィン(Griffin)
飛行
ミストムーン・グリフィンが死亡したとき、ミストムーン・グリフィンを追放する。その後あなたの墓地の一番上にあるクリーチャー・カードを戦場に戻す。

2/2

ミストムーン・グリフィンである。





ウェザーライトのアンコモン
4マナ2/2飛行という昔はこんなもんでした感のある体格。
これに死亡時追放と引き換えにクリーチャーを1体蘇生させ戦線を維持する能力を持ち、ちょっと使えそうな気配を漂わせるグリフィンである。(2枚の《ミストムーン・グリフィン》をループさせまいとする調整力が垣間見える。)
この蘇生能力が独特で、対象は選べず墓地の一番上
かつては《ミストムーン・グリフィン》のように墓地の順序や位置が能力に影響するカードがいくつか存在し、これらが無くなったウルザズ・サーガ以降のみで構成されるフォーマットでなければ墓地の順序は入れ替えることができないルールとなっているので注意が必要。
 
 

この能力のおかげで再録はエターナル以外絶望的である。
最低限の飛行戦力に蘇生能力で『弱い』と断言できない絶妙さがあり、リミテッドなら活躍出来たかもしれない。
マジックオンライン限定セットVintage Mastersでは再録され、それもコモン。これによりPauper解禁となっていたりする。

《ミストムーン・グリフィン》なるクリーチャーというよりモンスター感のある名前で、現在なら《霧月のグリフィン》になっていそうである。
このミストムーン、霧月/Mistmoonというのは次元:ドミナリアに浮かぶ2つの月の1つで、元々あった天然の月の事を指す。
名前の通り、霧に包まれぼやけた月である。


もう1つは虚月/Null Moonなるきらきらする月。
こちらはなんと人工物。古代文明スラン帝国が制作した、首都より巨大な『虚無球』というアーティファクトで、帝国のアーティファクト兵の制御するための基地だった。
ヨーグモスなる人物がこれを打ち上げたことでアーティファクトは機能停止、スラン帝国は滅亡することとなる。

ドミナリアの景色を描いたカードに登場することが稀にあり、ビジョンズ収録の《大沼沢地》では両者の違いが分かりやすく、背景世界勢は重宝している。

輝いてる左が虚月、霧がかってる右が霧月だろう。

というように、虚月は背景世界の物語でこれ以外にも重要な役割を担う存在なのだが、それに対して霧月は影が薄い。この名を冠するのも《ミストムーン・グリフィン》しかいない。
関連するカードならあるかもしれない。伝説のレア《青ざめた月》《月の色》はどっちなのかは定かじゃないので言及しない。)(古傷が疼く可能性があるので画像注意。

つまり説明する機会がなかった可能性があり、《ミストムーン・グリフィン》に感謝しなければならない。
しかし、ランダムカード検索で引き当てたカードでこれだけ語る要素あるんだからMTGは大したものである。


 

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  1. ドミナリアでも全然触れられなかったし虚月より虚月っぽい

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