Goblin Lore / ゴブリンの知識 (1)(赤)
ソーサリー
カードを4枚引き、その後カードを3枚無作為に選んで捨てる。「『ナムスギル王の戴冠』・・・違う。『タクタクの冒険』・・・違う。『the saga of morpo the bard』・・・違う。オレの物語どこ?」※FT私訳
ゴブリンの知識は無作為に語られる。
ゴブリンは群衆を追い立てた。宝石に手を焼いた。クレーターを掘った。鎖を回した。ドカーンといった。大体理由もなく怒っていた。
熱狂は冷め止むことなく全盛期を迎え、いつしか山を忘れていった。
そいつも、忘れたことにやってきた。
旧時代の遺産、侵略者に仕組まれた疫病。
発疹と吐き気。高熱と高い感染性。筋肉痛とひどい咳。うわごと、ひきつけ、そして死。
かつては塹壕に逃れた。不死王の下僕と化してもなお、ゴブリンは在り続けた。
だが、近代になって境界の向こうからやってきた最新のそいつは、さながら生物かのように効率よく疫病を振りまいていった。
「その持続的な効果は常に致死的である。」
出典:ファイレクシア病の進行記録。
この疫病の特異な点は、特定の部族にのみ高い致死性を発揮することだった。
いつ変異するかわからない疫病に他の部族の者は恐れ、誰も手助けをすることなく、ゴブリンとの距離を取り始めた。
そう、他の部族は。
ーーー従僕は語る。
「ああ、立場は変わらない。従僕は従僕のままさ。でも、今度担ぐのは良いゴブだから。これはきっとラッキーなんだよ。」
ーーー女看守は語る。
「そりゃもう大変だったさ。でも、あのお方が来てくれたおかげでもうみんなピンピンしてるわさ。」
ーーー首謀者は振り返る。
「あいつがオレたちに思い出させてくれたんだ。ありのままのゴブリン。好き勝手やって、勝手に集まって。それで、好き勝手やるとなんとかなっちまうんだ。」
徴募兵は口を閉ざしている。
突如現れたその者はーーー
高潔なる統率者
《上流階級のゴブリン、マクサス》
風格こそあるが、マクサスは王を目指さない。それは愚かな行いだから。
しかし、その愚かな歴史から学ぶことはあると語った。
ゴブリンたちは彼の者の高貴な呼びかけに応じた。
こうして、山を忘れたゴブリンたちは彼を担ぎーーー
山となったのだ。
MTG新大型時代劇
「後はゴブ山となれ」
~再活~
フレイバーテキスト
the saga of morpo the bardって何なんでしょね
これ全部ゴブリンだったんすね…