Zendikar Resurgent / ゼンディカーの復興者 (5)(緑)(緑)
エンチャント
あなたがマナを引き出す目的で土地を1つタップするたび、その土地が生み出したいずれかのタイプのマナ1点を加える。(マナのタイプとは、白か青か黒か赤か緑か無色である。)
あなたがクリーチャー呪文を1つ唱えるたび、カードを1枚引く。
『ゼンディカーの夜明け』について情報が開示された。
コミコン
コミコンとはアメリカで毎年7月に開催されるポップカルチャーのイベントである。
MTGもこれに参加し、毎年新情報や特殊仕様プレインズウォーカーカードセットの販売を行っていた。
今年は新型コロナの影響でオンライン開催となり、首席デザイナーであるマーク・ローズウォーター氏(以下、マロー)が現段階で明かせる情報を語る動画が公開された。
Magic: The Gathering Panel with Mark Rosewater | Comic-Con@Home
30分間マローを楽しめる。最後にちょっとした小ネタがあってマローを感じる。
自動字幕を駆使した要約
・土地テーマ
・ゼンディカーのおさらい
・冒険テーマへの回帰(エルドラージ不在、影響の痕跡はある。)
・ゼンディカーの定番 フルアート土地
・6つの新しいデュアルランド(2色地形の意味だと思われるが、『戦乱のゼンディカー』のように本当に土地タイプを2つ持っているパターンもある。)
・ある伝説クリーチャーへの色追加(おそらくオムナス。後述。)
・3人のプレインズウォーカー 新顔なし(顔ぶれは明かされている。後述。)
・セットブースター
セットブースター
『ゼンディカーの夜明け』から新たに登場する新たな形態のブースター。英語と日本語版が存在。先述の動画でも詳細を語られているが、その後公式サイトで同様の記事が公開された。
ブースターを開封する楽しみを重視し、4つの章で構成。ほとんどのプレイヤーがドラフトをせずにブースターを開封している事実を考慮し、従来のレアリティやカラーバランスを意識しない構成となっている。
導入の章
世界観を示し没入感、その後の衝撃を誘導する部分。
アートカード 1枚
『モダンホライゾン』で導入された、カードイラストが前面に描かれたカード。
裏面は白地にカード名、アーティスト名、コレクターナンバーが描かれており、アーティストプルーフに近いものとなっている。(記事内で使用された上記の画像はモダンホライゾンのもの。)
『ゼンディカーの夜明け』では81種類のアートカードが登場。そして、5%の確率でアーティストのサインが箔押しされる特殊仕様のものが含まれる。
土地 1枚
次元:ゼンディカーが舞台となるセットは土地がテーマの1つであることに関連し、基本土地がフルアート仕様なのが定番である。『ゼンディカーの夜明け』でもこの仕様は継続され、15%の確率でFOILになるとのこと。
『ゼンディカー』 | 『戦乱のゼンディカー』 |
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関連したコモン、アンコモン 計6枚
先述の通り、リミテッドを重視せず、物語の繋がりやカード同士のシナジーなど関連した組み合わせになっているとのこと。内容は全く明かされていないが、『ジャンプスタート』のようなものだろうか。
これにより、コモンとアンコモンの比率が崩されており、その内訳が明かされているので引用する。
・コモン5枚、アンコモン1枚、が35%。
・コモン4枚、アンコモン2枚、が40%。
・コモン3枚、アンコモン3枚、が12.5%。
・コモン2枚、アンコモン4枚、が7%。
・コモン1枚、アンコモン5枚、が3.5%。
・コモン0枚、アンコモン6枚、が2%だ。
爆発の章
何が出てくるかわからない衝撃の枠。
仰天動地 1枚
視覚的に面白いカードが必ず1枚あり、セットごとに異なる。
『ゼンディカーの夜明け』では、コモンかアンコモンのショーケース版、もしくは、まだ未公開の新要素が収録される。
不確定レアリティ 1枚
完全に独立した枠で、レアや神話レア、さらにはそのショーケース版が入っていることがあり得る。
この章も確率が明かされているので引用する。
・コモン、コモン、が49%。
・コモン、アンコモン、が24.5%。
・コモン、レア、が17.5%。
・アンコモン、アンコモン、が3.1%。
・アンコモン、レア、が4.3%。
・レア、レア、が1.6%。
大団円の章
必ず(必ずではない)良いものが入っている枠。
レア、神話レア 1枚
従来通りの枠。だが、『ゼンディカーの夜明け』からブースターへの神話レア封入率が1/8から1/7.4に変更されるとのこと。
FOIL 1枚
確定で1枚光る。
終章
広告、トークン(もしくは・・・) 1枚
従来通りのものだが、隠し玉として25%の確率で「リスト」のカードが収録される。
「リスト」とはレアリティ、セットを超えて再録される300枚からなるリストのようで、『ミステリーブースター』と同様のプレインズウォーカーシンボルが箔押しされたもの(一例)。先立って3枚公開された。
《筋力スリヴァー》 『テンペスト』 |
《雲山羊のレインジャー》 『ローウィン』 |
《否定の契約》 『未来予知』 |
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25%の確率で1枚だけミステリーカードになると考えれば問題なさそうだ。
なお、これとは別にTwitterにて「セットブースターでのフェッチランド再録はない。」と明言されている。
最後に
外見
記事の最後で商品外見が明かされた。
これにより、登場する3人のプレインズウォーカーがジェイス、ナヒリ、ニッサと確定。ゼンディカー出身でその後が気になるニッサ、ナヒリの登場は予想できたが、ジェイスは意外。彼が主役になるのは『灯争大戦』を抜きにして考えたらイクサラン振りとなる。キオーラは・・・。
おまけにオムナスの登場も確定。よく見ると、輝く白っぽい腕が生えていることから、「色が追加される伝説のクリーチャー」はオムナスのことではないかと推測される。
なにせ、奴は緑単色《マナの座、オムナス》から始まり、3回カード化されその都度色が増えているのである。
《マナの座、オムナス》 『ワールドウェイク』 |
《怒りの座、オムナス》 『戦乱のゼンディカー』 |
《乱動の座、オムナス》 『基本セット2020』 |
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お気持ち
ブースターブリッツとはいえ、リミテッドを楽しんでる身としてセットブースターはとても悩ましい。お値段の方は少しお高くなられるとのことで、コレクターブースターほどではないだろう。
まだ内容不明だが売れ行きも良さそうで、まず手に入るかが怪しい。余談だが、私の生活圏では『基本セット2021』のコレクターブースターが入荷即完売状態が続き未だに1パックも開けられていない。さて、どうなることやら。
フレイバーテキスト
黒が追加されて混沌の座みたいなのになると思ってたけど白かぁ
オムナスはゆるキャラだから闇落ちなんてしないぞ
オムナスくんは流派乱動不敗でも習得したのかシャイニングフィンガーと爆熱ゴッドフィンガーを備えてるな…
収録されてる3人は全員エルドラージ解放に関しては当事者だからまあただの被害者であるキオーラより重要ポジではある