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1197枚目「Android勢が電気ウナギの夢を見た」

夢の回収

Dream Salvage / 夢の回収 (青/黒)
インスタント
対戦相手1人を対象とする。このターン、そのプレイヤーが捨てたカードの枚数に等しい枚数のカードを引く。

アウィラは自分が見た恐るべきものを懸命に忘れようとしたが、別な誰かはそこに鋭く興味を持った。

別な誰かがこれといって興味を持たなそうな夢を語る。





ここで語るのは、眠っている間に見る方の夢の話。
人が叶えたい方の夢の話はいつだって輝かしく、興味深いものだ。
いかに荒唐無稽でも、人に聞かせているその間は本心に等しく、その内容は傾聴に値するだろう。

対して、人が眠っている間に見た夢の話ほど退屈で興味の湧かないものはないと常々考えている。
支離滅裂で現実に作用する事柄は一切なく、聞かされても何ら得るものはない。
呆けない相槌以上の返答をする用意はできず、ただ無碍に時は過ぎる。

こんな前置きをする以上、以前見た夢の話なんてするわけがないと思うだろうが、やはり夢の話となる。カードの話は全く出てこないし、繋がりもない。
夢日記としか言いようがない。例えあなたがローウィンのフェアリーだったとしても興味を示すのは難しいだろう。

次元:ローウィンは数世紀おきに「大オーロラ」という現象が発生して次元ごと異なる世界:シャドウムーアへと変貌するんだ。さらに、シャドウムーアで「大オーロラ」が発生するとローウィンへと戻る、そんなループを繰り返しているんだ。
世界が変貌すると、ローウィンの住民も全く異なる存在へと変化して「大オーロラ」の存在を含めてそれまでの記憶を無くしてしまうんだ。
だけど、フェアリーの女王、ウーナは子どもたちにローウィン中から夢を集めさせることで「大オーロラ」に見舞われても記憶を保つことのできる数少ない存在となり、情報面で優位に立つことで大きな権力を有していたんだよ。

せめてお土産にローウィンの話をしておくよ。

・・・その夢は、ナショナルジオグラフィック的な自然紹介番組の体で始まった。


人類には未だ実現できていない領域がある。
昆虫のようにはばたく飛行方法。海蛇のように蛇行する水泳方法。
後者を研究する学者はある装置を実現させた。

デンキウナギ。強力な電気を発するこのウナギを用いた「記憶媒体」だ。
脳の記憶領域に情報を書き込めるよう品種改良によりこのデンキウナギは、自らが発する電気で長期記憶を実現。
発電機能本来の用途である外敵への攻撃、及び、回遊することでの盗難リスクを低下。養殖法を確立させることで保守性を高めた。
河川がデータセンターと化す日はそう遠くないのだ・・・。


 

アマゾン川を悠々と泳ぐデンキウナギたちのCGと共にこの夢から覚めた。
時期的に「小魚の脳を記憶媒体に」なる話題を見かけたことからの連想によるもので、先見性があるわけでも意外性があるわけでもない。(参考
本当に羽ばたき飛行機械が実現していないかも知らないし、海蛇の泳ぎ方を何に生かせるかもわからない。
それでも中途半端ながら説得力のある内容で、まさに番組1本見終えた後のような不思議な充実感と共に朝を迎えた。

余談となるが、個人的にこの手の「生物を利用した物品」はどうにも倫理的に反してる感が否ず、忌避感がある。
死骸ではなく生体をそのまま用いることへの危機感。平たく言えば、一線を超えてしまうんじゃないか。(超えた事象を「理系の暴走」と呼んでいる。)
とは言っても、知らない誰かが精した肉魚を喰らい、生体実験は日々行われ、無自覚ながらもその恩恵を受ける現代人である覆しようのない事実。
「何の違いがあるのか」と問われれば、答えるに叶わない無学。だが無学であるが故に、そんな懸念を有している。

内容に不備があっても「夢の話だから」で済んでしまう。
そんな中身がなく、得るものもない話。

今年の初夢は、中学時代の他愛のない会話でした。
私の人生に全盛期があったとするならば、遠い昔。もう叶うことのない中学時代という事なのだろうか。
本当に、得るものが、ない。




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