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1225枚目「大学対抗戦:統率の試練」

騒々しい写本、コーディ

Codie, Vociferous Codex / 騒々しい写本、コーディ (3)
伝説のアーティファクト クリーチャー — 構築物(Construct)
あなたはパーマネント呪文を唱えられない。
(4),(T):(白)(青)(黒)(赤)(緑)を加える。このターンにあなたが次に呪文を唱えたとき、マナ総量がそれより小さくインスタントやソーサリーであるカード1枚が追放されるまで、あなたのライブラリーの一番上から1枚ずつ追放していく。ターン終了時まで、あなたはそのカードをマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。これにより追放された、他のすべてのカードをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。

1/4

騒々しい写本、コーディにラヴレターを差し込む告白方法がストリクスヘイヴンでは流行っているらしい。





大人気アクションスポーツカードゲーム「MTGアリーナ」。最新セット『ストリクスヘイヴン:魔法学院』の背景世界で行われる大学対抗戦にちなんだイベントが3週間にわたって開催中!

報酬は1勝ごとにもらえる「ミスティカルアーカイブ」の日本語スタイル4種だ!

リンク先は英語

The College Cup Is Here for Strixhaven | MAGIC: THE GATHERING

現在開催しているのは第3週「統率の試練」。第1週、第2週についても以前書いたので読んでいただけると幸い。

1221枚目「大学対抗戦:機知の試練」

そういうわけで、ストリクスヘイヴンブロールの話をしていきます。かなり騒々しいです。

第3週「統率の試練」

報酬は《冒険の衝動》《村の儀式》《神聖な計略》《初子さらい》のカードスタイル。

伝説のクリーチャー、プレインズウォーカーは『ストリクスヘイヴン』内のカードのみ使用可能

統率者としてのみならず、デッキに入れることすらできないので注意しよう。

そもそもブロールって何人用

ブロール
世界中で2千万人を超えるプレイヤーとファンを持つ世界最高の戦略トレーディングカードゲーム、マジック:ザ・ギャザリングの日本公式ウェブサイト。

要約
・スタンダード
・デッキ枚数は統率者1枚+固有色に則した59枚の計60枚
・基本土地以外1枚制限
・3人以上では初期ライフ30点、2人対戦では25(MTGアリーナでは2人対戦のみ)
・1度のみ枚数の減らないフリーマリガン可

備考

ブロール、それも伝説は『ストリクスヘイヴン』のみという制限が課された環境。通常のブロールと異なり多少戸惑ったが、基本に帰り以下の点に注意すれば報酬を取りきれる4勝を達成するデッキは容易に構築できる。

テンポよりもカードアドバンテージを重視する。例としては軽量の単体除去よりも、プレイが現実的な全体除去。通常構築と同じく呪文とクリーチャーの2枚分機能する「出来事」は非常に優秀。
使い道が限定的なカード、特に統率者が絡まないコンボやシナジーはなるべく避ける。1枚制限構築なのでドロー呪文を駆使しても成立しにくい。
安定性に寄与する以下4種を意識する

2色以上の統率者なら《統率の塔》《秘儀の印鑑》は必須。ドローが厳しい色なら《精神迷わせの秘本》、統率者が重いなら《真面目な身代わり》。


試練突破デッキリスト

以下は私が構築したデッキで、いずれも4勝を達成している。採用基準は上記のもので、いずれも統率者を有効活用を意識した構築となる。

「なんであれがない?」「あのカードが無いのがおかしい」といった疑問は、思想から大きく外れるか、単純に気づいていないだけなので好きなだけ叩いてほしい。

【学生の代弁者、マビンダ】

統率者
1 学生の代言者、マビンダ (STX) 21

デッキ
1 アーデンベイル城 (ELD) 238
22 冠雪の平地 (KHM) 277
1 果敢な一撃 (STA) 3
1 ケイラメトラの恩恵 (THB) 26
1 巨人落とし (ELD) 14
1 敬愛される王女 (ELD) 7
1 毅然たる一撃 (ZNR) 35
1 賢い光術師 (STX) 10
1 天界の語り部 (M21) 38
1 駐屯地の猫 (IKO) 14
1 無私の救助犬 (M21) 36
1 命の恵みのアルセイド (THB) 1
1 セジーリの防護 (ZNR) 37
1 レオニンの光写し (STX) 20
1 運命のちらつき (THB) 16
1 輝く抵抗 (STX) 9
1 剣術の名手 (M20) 16
1 光輝王の野心家 (ZNR) 24
1 轟く語り部 (STX) 35
1 素早い反応 (M21) 40
1 抵抗の妙技 (M21) 19
1 スカイクレイブの亡霊 (ZNR) 39
1 エメリアのアルコン (ZNR) 4
1 ケイヤの猛攻 (KHM) 18
1 除名 (STX) 18
1 精鋭呪文縛り (STX) 17
1 正義の戦乙女 (KHM) 24
1 戦闘講習 (STX) 29
1 払拭の光 (THB) 4
1 シュタルンハイムの解放 (KHM) 33
1 フェリダーの撤退 (ZNR) 16
1 バスリの副官 (M21) 9
1 光明の繁殖蛾 (IKO) 21
1 悪斬の天使 (M21) 6
1 エメリアの呼び声 (ZNR) 12
1 不詳の安息地 (KHM) 255
1 精神迷わせの秘本 (M21) 232
1 秘儀の印鑑 (ELD) 331

《学生の代弁者、マビンダ》の墓地からインスタント・ソーサリーを再利用能力でクリーチャーを強化するアグロデッキである。

《命の恵みのアルセイド》《無私の救助犬》といったお馴染みの優良クリーチャーが中心で、スタンダードの【白単】と大して変わり映えはない。

強化呪文は攻撃用に《果敢な一撃》《ケイヤの猛攻》。防御用に《運命のちらつき》やプロテクションを付与する《抵抗の妙技》など。

クリーチャーを並び立てるアグロデッキなので全体除去の採用は見送り、白単色の中でも扱いやすい部類な単体除去《素早い反応》《除名》を採用。

それと、「みんなエルダードラゴン使うでしょ」精神でプロテクション(ドラゴン)を持つ《悪斬の天使》を据える。

使用感としては《マビンダ》が3マナで2度目の5マナでもプレイできる範囲なのが利点。やはり軽量統率者は強い。
欠点は【白単アグロ】そのものなので戦場を更地にされたり手札が枯渇すると厳しい。

【騒々しい写本、コーディ】

統率者
1 騒々しい写本、コーディ (STX) 253

デッキ
1 アールンドの天啓 (KHM) 41
2 島 (STX) 369
3 平地 (STX) 367
1 出現の根本原理 (IKO) 185
2 沼 (STX) 371
1 見事な根本原理 (IKO) 191
3 山 (STX) 373
3 森 (STX) 375
1 奇妙な根本原理 (IKO) 184
1 発生の根本原理 (IKO) 189
1 研究体 (STX) 168
1 シルバークイルの命令 (STX) 232
1 消失の詩句 (STX) 244
1 ゼイゴスのトライオーム (IKO) 259
1 破滅の根本原理 (IKO) 204
1 クアンドリクスの命令 (STX) 217
1 ロアホールドの命令 (STX) 199
1 さまようアルカイック (STX) 6
1 ヴァドロックの神話 (IKO) 127
1 ヴァラクートの覚醒 (ZNR) 174
1 ラウグリンのトライオーム (IKO) 251
1 サヴァイのトライオーム (IKO) 253
1 不連続性 (M21) 48
1 崇高な天啓 (M21) 74
1 ドゥームスカール (KHM) 9
1 シュタルンハイムの解放 (KHM) 33
1 空の粉砕 (THB) 37
1 オニキス教授 (STX) 83
1 黄金架のドラゴン (KHM) 139
1 方程式の求解 (STX) 54
1 世界樹 (KHM) 275
1 耕作 (STA) 51
1 豆の木の巨人 (ELD) 149
1 古き神々への拘束 (KHM) 206
1 創発的配列 (STX) 129
1 狩猟の神のお告げ (THB) 192
1 狼柳の安息所 (THB) 205
1 イリーシア木立のドライアド (THB) 169
1 絡みつく花面晶体 (ZNR) 211
1 イリーシアの女像樹 (ANB) 98
1 エメリアの呼び声 (ZNR) 12
1 プリズマリの命令 (STX) 214
1 ウィザーブルームの命令 (STX) 248
1 無限性の支配 (STX) 191
1 ケトリアのトライオーム (IKO) 250
1 インダサのトライオーム (IKO) 248
1 神秘の神殿 (M21) 254
1 疾病の神殿 (M21) 253
1 ロークスワイン城 (ELD) 241
1 寓話の小道 (M21) 246
1 海門修復 (ZNR) 76

禁断の5色統率者《騒々しい写本、コーディ》である。

起動型能力により唱えた呪文よりも小さいマナコストの呪文を追加で唱えることができる。なので、重い呪文を・・・。

これと言って思い浮ばなかったので「根本原理」全部入れた。

パーマネントがろくに存在しないのに《奇妙な根本原理》《発生の根本原理》採用に奇妙な感覚が発生したが、仲間外れは嫌いなので。

そして、「根本原理」から繋ぐ軽い呪文は・・・。

これと言って思い浮ばなかったので「命令」全部入れた。

いずれも通常プレイで序盤を凌ぐのに役立つ面でも悪くない。

他のカードは明らかに危険視され除去される《コーディ》の再召喚コストを賄うためと、「根本原理」など重い呪文を素で唱えるために土地、マナ加速カード。その間にノーガードになりがちなので全体除去の採用となる。

構築中「一体どうやって勝つんだ・・・?」と頭を抱えたものの実戦投入。《アールンドの天啓》から《研究体》がめくれたり、《シュタルンハイムの解放》が1体天使出してくれたりで意外となんとかなった。

 

というか、マナ加速と5色マナフィルターを担う《コーディ》が純粋に強い。普通に5色コントロールデッキ。
欠点としては、色マナ計算と「命令」の効果選択で時間がかかること。頭からっぽでやるとすぐ爆発する。

それとーーー

《コーディ》のパーマネント使用不可制限

 

卒業試験「五大学専攻」

MTGアリーナはシーズンの切り替わりに成果をメールで通知してくれる。
カルドハイム期。最もプレイしたフォーマットがまさかのブロールだった。それほどまでに『カルドハイム』のブロールへの影響はそれほどまでにすさまじかった。ブロール界のエルドレインと考えてくれればいい。

 

私はその程度にはブロール嗜んでいる。そこで、大学創始者であるエルダードラゴン5体。それぞれを統率者として軸にしたデッキで4勝ずつ達成する大学卒業試験へと挑むこととした。

・・・単純にブロール経験不足か資産不足なプレイヤーが多いのか難なく達成する。戦績取っておけばよかった。

【ガラゼス・プリズマリ】

 

統率者
1 ガラゼス・プリズマリ (STX) 189

デッキ
9 冠雪の山 (KHM) 282
9 冠雪の島 (KHM) 278
1 天啓の神殿 (M21) 252
1 ヴァントレス城 (ELD) 242
1 プリズマリの学舎 (STX) 270
1 スプライトのドラゴン (IKO) 211
1 海の神のお告げ (THB) 58
1 軽蔑的な一撃 (KHM) 54
1 否認 (STA) 18
1 複数の選択 (STX) 48
1 本質の散乱 (IKO) 49
1 海駆けダコ (IKO) 66
1 厚かましい借り手 (ELD) 39
1 襲来の予測 (KHM) 76
1 難破船の探知者 (M21) 71
1 嵐翼の精体 (M21) 73
1 サメ台風 (IKO) 67
1 崇高な天啓 (M21) 74
1 アールンドの天啓 (KHM) 41
1 霜噛み (KHM) 138
1 火の予言 (IKO) 116
1 焦熱の竜火 (ELD) 139
1 火花の学者、ローアン (STX) 156
1 悪魔の稲妻 (KHM) 129
1 砕骨の巨人 (ELD) 115
1 呪文喰いクズリ (IKO) 137
1 彫像の伝承 (KHM) 61
1 嵐の怒り (THB) 157
1 黄金架のドラゴン (KHM) 139
1 峰の恐怖 (M21) 164
1 無作法な挑発者 (M21) 133
1 移り変わるフィヨルド (KHM) 273
1 表現の反復 (STX) 186
1 悪戯なキマイラ (THB) 223
1 プリズマリの命令 (STX) 214
1 湖のドラゴン (ELD) 211
1 寓話の小道 (M21) 246
1 統率の塔 (ELD) 333
1 秘儀の印鑑 (ELD) 331
1 真面目な身代わり (M21) 239
1 安全維持 (IKO) 56
1 多元宇宙の警告 (KHM) 46
1 翼ある言葉 (M20) 80

プリズマリは《宝物》トークンのマナサポートと、重い呪文を扱う大学。
《ガラゼス・プリズマリ》はそれを綺麗に繋ぐ4マナ3/4飛行に宝物トークン生成、アーティファクトにマナ能力を付与する。

同じく宝物をトークン生成し、出せるマナを増やす《黄金架のドラゴン》との相性は・・・というか、すでにスタンダードで実績を挙げている【イゼットテンポ】のブロール版となる。《ガラゼス・プリズマリ》を有効活用しようとするとこうなる。

《表現の反復》や各種火力、打ち消し呪文にドロー。ハイランダー構築故に足りないクリーチャーの投入。インスタント・ソーサリーを軸にした構築らしい複数の選択をした。

ブロールならではのクリーチャーとしては墓地から呪文を回収する《難破船の探知者》だろうか。
《崇高な天啓》コピーモードとのコンボで有名である。

 

なお、この《崇高な天啓》で《黄金架のドラゴン》をコピーすると宝物トークンが出た上で増える凄まじいことになる。このデッキ最強のコンボ。

使用感は【イゼットテンポ】そのもの。焼けないクリーチャー出されて初めて困る程度。
《マグマオパス》がないのはワイルドカードケチったから。

【シャドリクス・シルバークイル】

統率者
1 シャドリクス・シルバークイル (STX) 230

デッキ
8 沼 (STX) 371
9 平地 (STX) 367
1 静寂の神殿 (M21) 255
1 光影の交錯 (STX) 272
1 シルバークイルの学舎 (STX) 273
1 タイライトの聖域 (KHM) 272
1 寓話の小道 (M21) 246
1 巨人落とし (ELD) 14
1 真面目な身代わり (M21) 239
1 シルバークイルの口封じ (STX) 234
1 消失の詩句 (STX) 244
1 将軍の執行官 (IKO) 188
1 不吉な戦術 (IKO) 183
1 侮辱 (STX) 193
1 断割 (STX) 188
1 墨の決闘者、キリアン (STX) 197
1 精鋭呪文縛り (STX) 17
1 シルバークイルの命令 (STX) 232
1 劇的な終焉 (STX) 180
1 空の覆い隠し (STX) 167
1 栄光への目覚め (THB) 225
1 締めくくりの声明 (STX) 169
1 駐屯地の猫 (IKO) 14
1 堕ちたる者の案内者 (KHM) 35
1 無私の救助犬 (M21) 36
1 光輝王の野心家 (ZNR) 24
1 スカイクレイブの亡霊 (ZNR) 39
1 払拭の光 (THB) 4
1 フェリダーの撤退 (ZNR) 16
1 空の粉砕 (THB) 37
1 幼獣守り (IKO) 7
1 エルズペス、死に打ち勝つ (THB) 13
1 ドゥームスカール (KHM) 9
1 悪斬の天使 (M21) 6
1 ロークスワイン城 (ELD) 241
1 血の長の渇き (ZNR) 94
1 ファリカの献杯 (THB) 111
1 残忍な騎士 (ELD) 97
1 夜鷲のあさり屋 (ZNR) 115
1 悪夢の番人 (THB) 108
1 オニキス教授 (STX) 83
1 統率の塔 (ELD) 333
1 精神迷わせの秘本 (M21) 232
1 秘儀の印鑑 (ELD) 331

シルバークイルは軽量クリーチャーを強化していくアグロ大学。
《シャドリクス・シルバークイル》も癖が強い・・・癖が強すぎるモード選択でトークン生成と全体強化が行える。

通常は白と黒らしくクリーチャーを除去し、対戦相手に+1/+1カウンターばら撒きモードを選ぶことでデメリットを一切無くす使用法となる。ドローかトークンを与えるのは厳しい。
だが今回のデッキでは、逆にこの+1/+1カウンターを自分の戦力強化に充てるのを主目的とした構築。対戦相手には墨汁トークンをプレゼント、それを苦にしないほど強化して圧殺を狙った。

クリーチャーは単体で圧力のある《光輝王の野心家》や《夜鷲のあさり屋》を中心に採用。さらに《堕ちたる者の案内者》《幼獣守り》《将軍の執行官》のトークン生成で頭数を稼ぐ。

さらに4マナエンチャント陣《フェリダーの撤退》《劇的な終焉》《悪夢の番人》で除去に対して戦力の維持を担う。

後者2枚の関係でトークン生成呪文は抑え、クリーチャーカード自体の数を重視した。

使用感としてはやはり白黒。優秀な除去に支えられ一方的に殴り抜ける。当初デッキへの不安感から《オニキス教授》採用に至っているが彼女に頼ることなく勝つことができる。
欠点というかこれも使用感なのだが、《シャドリクス・シルバークイル》を戦場に出す判断が非常に難しい。何らかの恩恵を与えつつ即死は悲惨極まる。裏目引かないことを祈ろう。手札破壊を増やしていいかもしれない。

【ベレドロス・ウィザーブルーム】

統率者
1 ベレドロス・ウィザーブルーム (STX) 163

デッキ
9 沼 (STX) 371
9 森 (STX) 375
1 ロークスワイン城 (ELD) 241
1 夜鷲のあさり屋 (ZNR) 115
1 穢れ沼の騎士 (ELD) 90
1 スカイクレイブの影 (ZNR) 125
1 無情な行動 (IKO) 91
1 忘却の虚僧 (ZNR) 118
1 ファリカの献杯 (THB) 111
1 悪魔の信奉者 (ZNR) 97
1 残忍な騎士 (ELD) 97
1 真っ白 (STX) 72
1 想起の拠点 (IKO) 73
1 悲哀の徘徊者 (THB) 123
1 無神経な血魔道士 (STX) 66
1 イリーシアの女像樹 (THB) 174
1 萎れ (IKO) 176
1 漁る軟泥 (M21) 204
1 豊穣の碑文 (ZNR) 186
1 僻境生まれの保護者 (ELD) 182
1 絡みつく花面晶体 (ZNR) 211
1 狼柳の安息所 (THB) 205
1 イリーシア木立のドライアド (THB) 169
1 耕作 (STA) 51
1 硬鎧の大群 (ZNR) 203
1 狩猟の神のお告げ (THB) 192
1 渡る大角 (IKO) 165
1 グレートヘンジ (ELD) 161
1 闇孔の小道 (KHM) 254
1 スケムファーの古の間 (KHM) 268
1 疾病の神殿 (M21) 253
1 悪魔の職工 (IKO) 220
1 魂浸し、ダイナ (STX) 178
1 大急ぎの再誕 (STX) 228
1 古き神々への拘束 (KHM) 206
1 害獣召喚学 (STX) 211
1 デーモゴスの悲哀喰らい (STX) 175
1 無限性の支配 (STX) 191
1 選別の儀式 (STX) 172
1 寓話の小道 (ELD) 244
1 統率の塔 (ELD) 333
1 秘儀の印鑑 (ELD) 331
1 紋章旗 (ELD) 222

ウィザーブルームはライフ回復と生贄シナジーを重視した大学。その両者を担う邪魔物トークンの取り扱いが肝となる。
《ベレドロス・ウィザーブルーム》は各アップキープに邪魔物トークンを供給してくれるありがてえ存在。

今回は邪魔物トークンを邪魔じゃないクリーチャーとして扱う構築とした。というよりも以前から構築している《悪魔の職工》+《大急ぎの再誕》コンボを組み込んだデッキである。

クリーチャーサーチエンジン《悪魔の職工》。邪魔物トークンを状況に応じたクリーチャーへと変換させるのが目的で、デッキの軸となる。
《大急ぎの再誕》は3マナ以上のクリーチャーへの除去に合わせて《悪魔の職工》直接探し出すと同時に、《悪魔の職工》に捧げるクリーチャーに使うことで頭数を増やすことができる。

デッキリストの2マナと3マナがやけに厚いのはこれらに相性の良いクリーチャーを多用と、《ベレドロス・ウィザーブルーム》が7マナと重すぎるのでマナ、土地加速が理由である。

《長老ガーガロス》を採用すると《長老ガーガロス》があまりに強すぎてウィザーブルーム感が薄れると判断し、まずは試しにと外した構成だがそれでも勝てる。単純にカードパワーが高く《悪魔の職工》のサーチ先にもトークン供給にもなる最良に近い選択肢なので気にせず入れた方が良いことは伝えておきたい。

【ヴェロマカス・ロアホールド】

統率者
1 ヴェロマカス・ロアホールド (STX) 245

デッキ
8 山 (STX) 373
9 平地 (STX) 367
1 アーデンベイル城 (ELD) 238
1 巨人落とし (ELD) 14
1 無私の救助犬 (M21) 36
1 命の恵みのアルセイド (THB) 1
1 光輝王の野心家 (ZNR) 24
1 素早い反応 (M21) 40
1 スカイクレイブの亡霊 (ZNR) 39
1 ケイヤの猛攻 (KHM) 18
1 精鋭呪文縛り (STX) 17
1 シュタルンハイムの解放 (KHM) 33
1 空の粉砕 (THB) 37
1 ドゥームスカール (KHM) 9
1 エルズペス、死に打ち勝つ (THB) 13
1 悪斬の天使 (M21) 6
1 エメリアの呼び声 (ZNR) 12
1 轟く叱責 (ZNR) 170
1 ヴァラクートの覚醒 (ZNR) 174
1 悪魔の稲妻 (KHM) 129
1 砕骨の巨人 (ELD) 115
1 戦利品奪取 (KHM) 149
1 アクロス戦争 (THB) 124
1 嵐の怒り (THB) 157
1 黄金架のドラゴン (KHM) 139
1 殺戮の火 (ELD) 143
1 峰の恐怖 (M21) 164
1 火の予言 (IKO) 116
1 爆発的歓迎 (STX) 100
1 凱旋の神殿 (M21) 256
1 ロアホールドの学舎 (STX) 268
1 針縁の小道 (ZNR) 263
1 引き裂き (STX) 225
1 ロアホールドの命令 (STX) 199
1 蘇りし過去招き (STX) 224
1 寓話の小道 (ELD) 244
1 神託者の広間 (STX) 267
1 統率の塔 (ELD) 333
1 精神迷わせの秘本 (M21) 232
1 秘儀の印鑑 (ELD) 331
1 真面目な身代わり (M21) 239
1 乱動の噴火 (ZNR) 155
1 環境科学 (STX) 1
1 予言学入門 (STX) 4

ロアホールドは赤白の観点から見た墓地活用。手札、デッキからカードを墓地へと送り込み、墓地のカードを追放したことでの誘発と、その霊魂であるスピリットと共に戦う大学である。
だが《ヴェロマカス・ロアホールド》にそんなことは関係ない。

5/5飛行速攻警戒で突っ込みつつ、インスタント・ソーサリーの踏み倒し。これほど分かりやすい強さはない。

問題は、何を踏み倒すかだった。スタンダードかつ赤白という制限での構築は《ヴェロマカス・ロアホールド》の全力とは程遠い。持ち前の攻撃力を活かしてより加速的にライフを減らすべく火力呪文を採用するにも、昨今のデザイナーたちはやけにクリーチャー限定火力を推す。

《乱動の噴火》《殺戮の火》といった数少ない選択肢を拾いつつ、冷静に考えて《ロアホールドの命令》踏み倒せるだけでもとんでもない強さなので構築へと行きついた。

《ドラゴンの接近》は流石に《ドラゴンの接近》デッキになってしまうことと、一番呼び出したい《ロアホールド》本人が統率者領域に居るのでやめておいた。

さらに、《ヴェロマカス・ロアホールド》の7マナを賄うには赤と白では一大事業なので《環境科学》《予言学入門》を履修。最低限の踏み倒し先としても確保した。

使用感としてはやはり運ゲー感は否めない。デッキ上に積み込めるカードがないのでしょうがないが。
《ケイヤの猛攻》二段攻撃で突然死、《嵐の怒り》が4点ダメージなのでやけどを負いつつ突っ込んでいく、《ドゥームスカール》がめくれたら《ロアホールドの命令》で破壊不能にして自分以外消し飛ばすといった、大味すぎる展開は《ヴェロマカス・ロアホールド》ならではである。

【ターナジール・クアンドリクス】

統率者
1 ターナジール・クアンドリクス (STX) 240

デッキ
8 冠雪の森 (KHM) 285
7 冠雪の島 (KHM) 279
1 ヴァントレス城 (ELD) 242
1 隆盛するスピリット (KHM) 43
1 海の神のお告げ (THB) 58
1 軽蔑的な一撃 (KHM) 54
1 否認 (STA) 18
1 本質の散乱 (IKO) 49
1 厚かましい借り手 (ELD) 39
1 襲来の予測 (KHM) 76
1 水底のクラーケン (THB) 55
1 吹雪の乱闘 (KHM) 162
1 グレートヘンジ (ELD) 161
1 多元宇宙の警告 (KHM) 46
1 彫像の伝承 (KHM) 61
1 アールンドの天啓 (KHM) 41
1 蛇皮のヴェール (STA) 57
1 萎れ (IKO) 176
1 漁る軟泥 (M21) 204
1 水蓮のコブラ (ZNR) 193
1 僻境生まれの保護者 (ELD) 182
1 龍護りの精鋭 (STX) 127
1 カザンドゥのマンモス (ZNR) 189
1 ラノワールの幻想家 (M21) 193
1 硬鎧の大群 (ZNR) 203
1 耕作 (STA) 51
1 恋煩いの野獣 (ELD) 165
1 水晶壊し (IKO) 155
1 長老ガーガロス (M21) 179
1 クアンドリクスの学舎 (STX) 271
1 神秘の神殿 (M21) 254
1 霧氷林の滝 (KHM) 266
1 断固たる否定 (STX) 177
1 クアンドリクスの初学者 (STX) 216
1 クアンドリクスの命令 (STX) 217
1 知識鱗のコアトル (M21) 221
1 ひらめきの瞬間 (STX) 184
1 クアンドリクスの栽培者 (STX) 218
1 タイライトの聖域 (KHM) 272
1 寓話の小道 (ELD) 244
1 神託者の広間 (STX) 267
1 統率の塔 (ELD) 333
1 不詳の安息地 (KHM) 255
1 オゾリス (IKO) 237
1 秘儀の印鑑 (ELD) 331
1 石とぐろの海蛇 (ELD) 235

クアンドリクスは近年の青緑らしく+1/+1カウンターを用いる大学。とにかくいっぱい乗せようとする。
《ターナジール・クアンドリクス》はそんな生徒たちの頑張りをほめて伸ばす方針で、その成果を2倍にしてくれる。

ただし、自分では乗せない。これが結構厄介で専用に構築しなければなにも機能しない。逆に言えば、そのように組むだけで統率者として活躍の目があるという事である。

今回採用したのもそのようなクリーチャー。+1/+1カウンターを乗せるだけカードは採用せず、カウンターを乗せやすい能力を持つクリーチャーを優先している。

特に最も相性の良いのは《水底のクラーケン》である。こいつが伸ばす触手は《ターナジール・クアンドリクス》第二の能力「パワー/タフネスを統一化」要員として機能し、何から何まで絡み合っている。

あとは青緑らしく土地、マナ加速とドロー呪文。癖が凄いが《断固たる否定》《クアンドリクスの命令》も噛み合えば強い。というか、全体的に噛み合わない時はとにかく噛み合わないデッキとなった。こちらでは素直に《長老ガーガロス》を採用しているのはそのような不安感の表れである。

マナの伸びもドローも充分なのに何も起きないという不可解な事態に陥り、シナジーデッキの難しさを実感した。クリーチャーはもう少し増やした方が良いかもしれない。
それでも《ターナジール・クアンドリクス》の能力を十全と活かしてパワー10を軽く超える研究成果が4/4と化した触手と共に蹂躙する様はまさにブロール。爽快感は群を抜いている。

最後に

意外だったのはエルダードラゴンの面々とそんなに対峙しないことだった。アンコモンの伝説の生徒たち、特に《墨の決闘者、キリアン》と《魂浸し、ダイナ》はよく見かけた。

それと《オリークの首領、エクスタス》、というよりも《血の化身の目覚め》。

やはり軽量の統率者はそれだけで強みとなる。

ストリクスヘイヴン以外の伝説排除なる特殊ルールでも多様性は充分確保され、大学の特色を出しやすい『ストリクスヘイヴン』というセットの妙を感じる良いイベントだった。

主催者にはブロールくんのこと忘れないでくれてありがとうと伝えたい。





 

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