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1枚目「氷河期の災厄」

甲鱗のワーム
甲鱗のワームie
Scaled Wurm / 甲鱗のワーム (7)(緑)
クリーチャー — ワーム(Wurm)
氷河期のあいだに繁栄を極めたこのワームは、キイェルドーのありとあらゆる人々にとって恐怖の的だった。その巨体と狂暴な性格が呼び起こした悪夢は数知れない―――甲鱗のワームはまさに、氷河期の災厄の象徴だった。

― 「キイェルドー:氷の文明」
7/6
甲鱗のワームとは世界で一番有名な7/6のクリーチャーにして一番人気なワーム。そして、僕が一番最初に惚れ込んだクリーチャーである。




なぜ惚れ込んだかを順を追って説明しよう。
時代は基本セット第5版。小学校低学年である。
少年は同世代の多分に漏れず当時流行り始めた遊戯王OCGに生きていた。スターター収録の青眼の白龍が環境を定義する世界を生きた決闘者にとって、友人に「お前もマジックやれよ!カードやるから!」と広げられたカードの中で一番パワーが高かった甲鱗のワームはまさに最強のカードそのものであった。
次にマナコストの概念を理解していなかった。
初期の遊戯王ではあらゆるモンスターをノーコストで素出しすることが可能だったのだ。
甲鱗のワームもそうだと思うのは当然だろう。

簡単なルールの手ほどきを受けたがそれでも「出せば勝ちじゃん 」の信念のもと甲鱗のワームは抜け落ちなかった。

初期ライフ20。甲鱗のワームが3回殴れば勝ちなのである。「ブロック」という概念によりただ召喚して殴るだけでないことを学び、その解決策も得ていた。

Angelic Blessing / 天使の祝福 (2)(白)
ソーサリー
クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで+3/+3の修整を受けるとともに飛行を得る。(それは飛行や到達を持たないクリーチャーによってはブロックされない。)
「飛行」

飛行を持たないクリーチャーにはブロックされない。
カードをもらう際に飛行を付与するだけではない最高に相性の良いカードを既に見つけ出していたのだ。

そしてパワーが+3されるということは甲鱗のワーム2回でゲームに勝つということ。
それが飛行なので確実である。完璧だった。

以上を主軸に同族であるパワー6や5のワームたちと彼らに付与する強化呪文をふんだんに盛り込む。
こうして出来上がった僕の人生最初のデッキ。
結果は言うまでもないだろう。

ーーー甲鱗のワームが戦場に出ることは一度もなかった。
しかし、一方的に殴られるのを眺めているだけではなかった。
なぜかは別の機会に。

甲鱗のワーム

そんな初心者たちのハートを掴んで離さない甲鱗は、氷河期がとうに終わった今でも色褪せていない。
イラストこそ新たなものとなったが世界中にいる信者たちと同じように、僕も現代版ではなくトップに貼った旧版のほうが好みで、今でもバインダーに居座っている。


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  1. 今年もこの日を迎えることが出来ました

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