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850枚目「A5」

ボロス反攻者

Boros Reckoner / ボロスの反攻者 (赤/白)(赤/白)(赤/白)
クリーチャー — ミノタウルス(Minotaur) ウィザード(Wizard)
ボロスの反攻者にダメージが与えられるたび、クリーチャー1体かプレイヤー1人かプレインズウォーカー1体を対象とする。ボロスの反攻者はそれに、その点数に等しい点数のダメージを与える。
(赤/白):ターン終了時まで、ボロスの反攻者は先制攻撃を得る。
「天才的な戦術眼を持ち合わせた雷雨を想像してくれ。それがあいつだ。」 

――― 火拳の隊長、ダース・ゴストク

3/3

ボロスの反攻者とは手練れの戦術である。





ギルド門侵犯の犯罪的レア。
強靭な肉体を持つミノタウルスが戦闘魔法を熟達したことで絶対的な戦闘能力を持ち、地上戦において無類の強さを誇ることとなった。
混成3マナ3/3というアーモドン級のサイズに加えて《モグの偏執狂》をクリーチャーへも飛ばせるようにした《怨馬》の能力を持つ。
クリーチャーを焼き払えることで自身より小さいサイズのクリーチャーを並べるデッキに圧倒的な強さを誇り、大型相手には相打ちに持ち込めてかつ、プレイヤーにも飛ばせることで対象に困らず無駄になることが全くない。
さらにおまけにしては便利すぎる1マナで先制攻撃付与。
1マナ浮かせて立たせておく必要こそあるが、それと引き換えに3マナ3/3という格付けがなされたと思えば許せるだろう。《スラーグ牙》には牛一人で足りる。

火力呪文撃とうものならそのまま返ってくるので赤にして赤殺し。当時有力だったラクドスアグロなど赤系のアグロは特に止まりやすく、対策を兼ねて山渡りを付与する強化オーラ《火山の力》を用意することになった。
しかし除去呪文に耐性は全くなく、コントロールデッキには乳牛になってしまうのが弱点である。

トリプルシンボルではあるが混色なので採用しやすく、ボロスカラーを含むデッキや赤単など広く採用された。
また単純に戦闘能力が高いだけでなく、コンボにも扱える。
《ぬいぐるみ人形》と同様に効率のいい対クリーチャー火力の変換はその筆頭で、イニストラードのコスト軽減付き全体13点火力《冒涜の行動》と共にデッキに組み込まれることが多かった。

Blasphemous Act / 冒涜の行動 (8)(赤)
ソーサリー
この呪文を唱えるためのコストは、戦場に出ているクリーチャー1体につき(1)少なくなる。
冒涜の行動は各クリーチャーにそれぞれ13点のダメージを与える。

そしてさりげに《ボロスの反攻者》は自身にもダメージを飛ばせる。これにより能力が誘発し続けるので破壊不能を持たせることで焼き肉食べ放題。
これに絆魂を併せて持たせると無限ライフコンボ成立。よりにもよって《ボロスの魔除け》には破壊不能付与のモードがあるので絆魂を持たせる手段を用意しておけば実現可能。素の性能の時点で絆魂とは相性がよすぎるくらいなのでコンボパーツが欠けてても強い。
青白赤、いわゆるトリコロールカラーのデッキでは汎用性の高い《アゾリウスの魔除け》に絆魂付与があり、全くデッキを阻害することなく組み込め、そうでなくとも白には絆魂付与は多く用意しやすい。
イニストラード-ラヴニカ回帰期のスタンダードにおいて天才的な戦術眼をもって地上戦を制し、この時点で2013年4月開催「ニコニコ超会議2」のMTG20周年記念し各年を代表するカードを振り返る展示に2013年代表として選ばれている。

続くテーロスでは混色トリプルシンボルが信心と相性がよく、赤単信心に採用された。
炎樹族の使者》《フロストバーン》と共に赤への信心を極限まで高め《モーギスの狂信者》がぶっぱなす。ニクソスが膨大なマナを生み《嵐の息吹のドラゴン》の怪物性が目を覚ます。
鍛冶の神、パーフォロス》が顕現する信心5も稼ぎやすい。
圧倒的な攻撃力から有力視されるもやはり黒と青の信心が高すぎた。
プロツアー「テーロス」以降は特に黒単信心が大流行し牛は普通に除去られてしまうのであった。

参考:プロツアー「テーロス」

赤と白が混ざった見事な霜降りが美しいカードだがやはり消費期限には勝てなかったようだ。


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フレイバーテキスト

  1. テューンの大天使とアゾリウスの魔除け合わせて無限ライフ無限パワーで遊んだ思い出

  2. 久しぶりに見たら更新再開してて嬉しい

  3. ここはここで面白いからなぁ、久しぶりに来たら更新されててよかった

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