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511枚目「把握した」

闇の掌握
Grasp of Darkness / 闇の掌握 (黒)(黒)
インスタント
クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは-4/-4の修整を受ける。

五つの太陽の世界では、夜は攻撃的にならざるをえない。

闇の掌握とは掌握した。





『ミラディンの傷跡』のコモン
かつての優良除去、《最後の喘ぎ》をダブルシンボルにすることで強化した呪文。

《最後の喘ぎ》
『ラヴニカ:ギルドの都』
ヴォエー

ダブルシンボルとなったことでデッキを選ぶようにはなってしまったが、修正値が大きくなったことで範囲が広がり、性能自体は優秀。
しかし、当時のスタンダードは「上陸」や「ゴブナイト」といった超速攻型ウィニーや、『基本セット2012』のタイタンサイクル、《悪斬の天使》、《聖別されたスフィンクス》といった掌握されないフィニッシャーを投入したコントロールが環境上位にあり、単体-4/-4修正では除去しきれないのである。

さらに同環境には・・・

《破滅の刃》
『基本セット2010-12、14』
《喉首狙い》
『ミラディン包囲戦』
《見栄え損ない》
『ゼンディカー』
基本除去。基本にしては強すぎた。 《破滅の刃》の相互互換。 小型版。
《ゲスの評決》
『新たなるファイレクシア』
《四肢切断》
『新たなるファイレクシア』
破壊耐性を無視する生贄による除去。
いわゆる『布告』系。
ファイレクシアマナによりあらゆるデッキに採用可能となり、環境を定義した。

これら多様なトップクラスの単体除去が並んでおり、《闇の掌握》の性能では追いつけなかった。
なんだこの環境。

続く『イニストラード』期では、人間デッキやトークンデッキといった頭数で攻めるデッキが幅を利かせ、それ以外でも多色化が進んだことでダブルシンボルのデメリットがさらに目立った。
開発側のあえて万能除去を用意しないことで除去呪文を取捨選択させるという意図が嵌った形になる。
それでも、コモンであることからリミテッドでは見る機会が多くそちらでは性能を遺憾なく発揮した。

そして『ゲートウォッチの誓い』に再録。

闇の掌握O
「最も汚らわしい魔法でも、世界を蝕む怪物どもを駆除できるなら歓迎だ。」
――待ち伏せ隊長、ムンダ
アンコモンに格上げ。

エルドラージには-4など微々たる修正だが、それ以外は射程に入る。
世界を蝕む怪物は駆除できないのだ。
フェッチ+バトルランド環境なのでダブルシンボルも以前よりは出しやすい。

なにかと4/5を見る機会は多いが、パワーを0にできるので1/1のチャンプブロッカーで仕留めることが出来る。
なにより、待望の軽量除去である。
前回よりは活躍の目は大いにあると言っていいだろう。
昨日のデッキから《石鍛冶の傑作》を抜いて《闇の掌握》を投入したら強くなったことでそれが証明された。

追記 2020年6月10日:『基本セット2021』にコモンで帰ってきた。

 





 

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フレイバーテキスト

  1. そうなると昨日のデッキとはいったい…

  2. たった1つ前の記事のメインをたった1行で全否定してしまうスタイル

  3. サブタイプに戦士持っている奴3体いるから悪くないと思うのですが。むしろ衰滅が…

  4. ※3だけど見直したら4体だった…

  5. こいつは傑作だぜ。

  6. 軽量除去は嬉しいがクリーチャー絡めて討ち取ったり、除去しても後々戻ってきたり今の環境ではあまり活躍できなかそうなカード
    サイ打ち取ろうとしたらアブチャ絡めて返り討ちにあいました(白目

  7. デッキ構築はメインのカードを一枚決めて他を固めていき、最後にメインのカードを抜けば完成というテンプレを体現した記事でしたね・・・

  8. おかえり

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