津波
Tsunami / 津波 (3)(緑)ソーサリーすべての島(Island)を破壊する。
津波とは書きたいことは去年書いた。
今年はきっかけになればそれでいい。
初版、いわゆるαから存在する色対策カード。
緑から青へ送る最高の贈り物は、大自然の脅威である津波。
すべての島を破壊する。
青にとってはゲームを事実上終わらせる呪文で、マストカウンターなのは言うまでもない。
仮に最速で打たれ3枚島流しになった時点で相手はクリーチャーやマナ扱いの強い緑。
立て直すのは不可能に等しい。
一方的な《ハルマゲドン》。あまりに無慈悲である。
色対策サイクル緑から青へのラブレターとして第5版まで続投し、第6版ではヴィジョンズから再録《リバー・ボア》。
第7版ではアイスエイジから再録《思考吸飲》となった。
《リバー・ボア》はそもそもクリーチャーとして優秀で島渡りが機能しなくても問題がないほど。
かのデュエルマスター、切札勝舞が愛用していたことからもそれが窺える。
後に《マイアー・ボア》なる仲間が生まれたがあまりに無慈悲である。
同じコストの怪物と同じブロックだった。
共にコモンでありパウパーにて怨恨説が流れている。
《思考吸飲》には思考溜飲。
続く第8版では後継として《窒息》が登場。テンペストからの再録である。
マナ基盤の息の根を止める意味で原点回帰といえるだろう。
《津波》よりも1マナ軽くなり、1度だけマナを生み出す機会は与えてしまう。
しかしそれ以降は2度と起き上がることはない。
エンチャントという青には手が出しにくいパーマネントであることも強み。あまりに無慈悲である。
第8版というのが絶妙で、モダンにおいて使用可能。
サイドボードに搭載されている姿を見かける機会はあるだろう。
カード名の《Tsunami》は文字通り日本語の「津波」が語源になっている。
元々は「Tidal Wave」と呼ばれていたが、これは潮の満ち引きから生じる高波を指し、地震によるものとは別物とされ、適切な言葉ではなかったことからすでに日本語で成立していた「津波/Tsunami」がそのまま世界的に使用されるようになった。
ちなみに《Tidal Wave》の方はミラージュに存在する。
高波 (2)(青) | |
インスタント | |
防衛を持つ青の5/5の壁(Wall)クリーチャー・トークンを1体生成する。次の終了ステップの開始時に、それを生け贄に捧げる。 山並みが海に浮かぶとき、波は平原を舐めつくす。 |
少しでも洗い流せるように。
穏やかな波のようなブログでいたい。
痛い。
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