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1099枚目「後で読み返して笑うために基本セット2021のレア、神話レアを基本的に語る 全公開対応」

時間の支配者、テフェリー

時の支配者、テフェリー (2)(青)(青)
伝説のプレインズウォーカー – テフェリー
あなたは、時の支配者、テフェリーの忠誠度能力を、どのプレイヤーのターンでも、あなたがインスタントを唱えられるときならいつでも起動してよい。
[+1]:カードを1枚引き、その後カードを1枚捨てる。
[-3]:あなたがコントロールしていないクリーチャー1体を対象とする。それはフェイズ・アウトする。
[-10]:このターンに続いて追加の2ターンを行う。
3

ついにやりやがったインスタント忠誠。





前置き

かつて新セットのプレビュー期間を追っかけていた際には一言コメントを添えて後から見返すというのをしていたのだが、追っかけるのをやめたことで書く機会が発売日に使用して気に入ったカードを語ったり、デッキ考えたり程度のごく少数になっていた。
発売前にあれこれ語るのもMTGを楽しむ醍醐味の一つなのにこれはあまりにも惜しいと考えた結果が今回の記事である。
すべてのカードについて書ききるのはあまりにも無茶であり、ガイドブック書くレベルの作業なのですべてのレア神話レアについて絞ることとする。(プレインズウォーカーデッキのカードは省く。)

・ソースが明確なカードが公開され、気がついたら更新。速報性はない。
・画像はタップで拡大できます。
・基本的にカード単体で見る個別評価。後から公開されたカードとの関連に気がついたらいくらでも書き直す。
・公式サイトの「Card Image Gallery」にカード画像が掲載されたのに気がついたら日本語画像に差し替える。

初稿:2020年6月6日
更新:2020年6月17日 全カードリスト公開に伴い最終更新

レイアウトいろいろ考えたが結局、画像ベタ張り。
表示が重いと思う。何か良い方法が思い浮かんだら試していきたい。

神話レア

《外交官、マンガラ》

通常版

ショーケース版

あのマンガラ

絆魂と2つのドロー誘発により延命性能があり、特に速攻アグロに対して強い。

全体除去を引き寄せる時間稼ぎと見るか、そもそも、それらに任せるのでマンガラは不要と判断するか。
クリーチャーとしての防御性能が若干頼りないところも含め、事前評価は難しいだろう。

ソース:https://twitter.com/manoah_mtg/
《悪斬の天使》

通常版

ショーケース版

『基本セット2010』初出。史上最強クラスの天使。イラストなどの変更はない。
攻防共に極めて優秀で、広がるライフ差から「悪斬ゲー」を造り上げた、当時のインフレを象徴する1枚。
『2011』にまさかの再録を果たすも、唯一の欠点である除去耐性の無さから《四肢切断》される憂き目に合う。

同等の除去呪文が蔓延しない限りいくらでも活躍の目がある。
使われるかどうかよりも、どこまで通用するか。

《バスリ・ケト》

通常版

ショーケース版

PW特殊枠

白の「信仰」を象徴するプレインズウォーカー。次元:アモンケット出身。
彼については公式で詳細に語られているので目を通すように。

[+1]はクリーチャーを強化しつつ破壊不能で膠着状態を打開、[-2]でのクリーチャー展開は単純なトークン生成ではなく、軽量クリーチャーで押し切るウィニーに合致している。
[-6]の紋章も後続戦力を用意し息切れしなくさせる物。

いずれも軽量アグロ、ウィニーに特化しており、彼の人間性が窺える。
バスリはまだわからないが、バズりと私は無縁である。

公式記事 – バスリ・ケトの創造

『アモンケット』以前、心酔していた《オケチラ神》の試練を乗り越え、矢を授かったことで覚醒、次元を渡る。
『破滅の刻』により滅び去ったアモンケットに帰還、王神の欺瞞を知り、信仰の危機に直面した。
だが、もがき苦しむ人々を見て自らの役目を悟り、慈愛に満ちていたオケチラ神の教えで導く聖騎士となった。
授かったオケチラ神の矢を神聖な槍として武器に用いている。




レア

《ルーンの光輪》

通常版

ショーケース版

『シャドウムーア』初出。
特定のカードに対するプロテクションというサイドボード要員のようで、見てから出しても対処が間に合う絶妙なエンチャント。
アグロデッキの主力クリーチャーを複数体無力化可能、特定のカードを勝ち筋とするコンボデッキ相手には完封勝利できる。
もはや環境にあるだけで意味があるカード。

余談だが、トークンのカード名は生成手段によって決まり、定まっていない場合はタイプがカード名となるが、同じカードがない限り指定することはできず、そもそもトークンはカードではない。

《封じ込める僧侶》

通常版

ショーケース版

『統率者2014』初出。
レガシーで《実物掲示教育》から《引き裂かれし永劫、エムラクール》出しておく時代にやってきた超凄腕。
変位エルドラージ》との永久追放コンボはあまりにも有名。

スタンダードに使いやすいマナコスト踏み倒して直接出すカード多いと思ったら、しっかり封じ込めに来た。
モダン、パイオニア解禁でもありその影響は小さくないだろう。

《群れを導くもの》

通常版

ショーケース版

バンドル収録

犬のロード。リーダーが戦闘すると群れ全員が戦闘ダメージ軽減というわりととんでもないことが書いてある。

犬はかつて存在したタイプなのだが、タイプがまとめられた猫と違い、猟犬や狼、ジャッカル、狐などきちんと細分化したままで部族デッキが成立しにくくなっていた。
とりあえず、猟犬は犬になるとのこと。

ソース:https://twitter.com/SICKOFWOLVES/
アカウント名が『NOT A WOLF』で笑ってしまった。

《バスリの副官》

通常版

PW特殊枠

今回の基本セットは特にプレインズウォーカーをメインに据える構成で、彼らに関連したカードとその特殊仕様が収録される。

4マナ3/4警戒にプロテクション(多色)で防御性能は充分。
戦場に出たときの+1/+1カウンターは自身にも置けるので4/5として見ることもできる。
さらに、自身を含め+1/+1カウンター持ちがが死亡時に警戒2/2の騎士へ変換。副官らしくバスリとの相性は抜群で、白ウィニーに非常に噛み合っている。
ただ、マナが被り、蘇生が容易な《光明の繁殖蛾》(モスラ)の存在は意識する必要があるだろう。

《忍耐の偶像》

通常版

ショーケース版

自分墓地に安置された3マナ以下のクリーチャーの魂を鎮め、戦線へと復帰させる彫像。

息切れ防止となるが、1枚ずつでいささか悠長か。
《忍耐の偶像》を出した時に追放した者のみの再利用なのでコンボにも使いにくい。
その特性上、墓地対策されずに再展開できるという強みはある。

ソース:https://twitter.com/sebastianpozzo/

《栄光の頌歌》

通常版

ショーケース版

『ウルザズ・サーガ』初出、『基本セット』にたびたび再録された、白の代名詞的全体強化エンチャント、グロリアスアンセム。
その中でも最もシンプルな、無条件全体+1/+1。(プレビュー記事で歴代カードを振り返っているので興味がある人は覗くといいだろう。)
かつて開催されていた、10代の若いプレイヤーへ大学奨学金としての賞金制大会「マジックジュニアスーパーシリーズ」(後にマジックスーパーシリーズに変更)のプロモに用いられたイラストで再録された。

縛りは一切ないが、ダブルシンボルでクリーチャーを並べてこそ真価を発揮することから白単ウィニーでの活躍が多い。
1~2ターン目にクリーチャーを展開し、《栄光の頌歌》で押し切るのはもはや様式美であった。
トークンデッキなら色の制限がない強みを活かしやすい。

しかし、時代を経るにつれて力負けするようになっていき、《清純の名誉》に席を譲る。
『ドミナリア』で登場した《ベナリア軍司令》のように、もっと強みがなければかつての栄光を取り戻すのは厳しい時代になっていると思う。

ソース:https://www.coolstuffinc.com/

《天界の語り部》

通常版

ショーケース版

スタンダード内の白と黒に多くみられるライフ回復シナジー。
1マナの枠を埋めつつ、4/4飛行トークン生成に繋げられる非常に噛み合ったクリーチャーである。
よりパーツが増える下の環境でも採用される余地がある。
警戒により相手ターンでもライフ回復が狙え、とにかく無駄がない。デッキを組ませに来ている。

ソース:http://magic.facetofacegames.com/3-exclusive-core-set-2021-spoilers/

《九つの命》

通常版

ショーケース版

猫の執念深さから生じた英語のことわざ「Cat has nine lives.」(猫には9個の命がある)から、どれだけ大きなダメージでも9回負わなければ死ななくなる。

単純な防御手段よりも、8個貯めた状態で対戦相手へとコントロールを渡すコンボが模索されている。

呪禁こそついているが、カウンターの数に関係なく戦場から離れてしまえば敗北が確定。《次元の浄化》のような大規模パーマネント除去には気を付けなければならない。
「好奇心は猫をも殺す」

背景には歴代伝説の猫たちが描かれている。
作者が誰を描いたのか答えを記しているので、自らの猫愛を試してみるといいだろう。

https://twitter.com/abigbat/
《エフラヴァのジェディット・オジャネン》
《黄金のたてがみのジャザル》
《ネコルーの女王、ワシトラ》
《孤児護り、カヒーラ》
《ウェザーライトの決闘者、ミリー》
《王の摂政、ケンバ》
《コイルの破壊者、マリーシ》
《世界の咆哮、アラーボ》




神話レア

《時の支配者、テフェリー》

通常版4種

ショーケース版

PW特殊枠4種

テフェリーお前ほんま・・・。
ついに相手ターンにも動きだすプレインズウォーカー。ダブルアクセル。

[+1]連打で腐ることはまずなく、奥義となる[-10]も追加2ターンでゲームエンド級。

そして[-3]のフェイズ・アウト。
『ミラージュ』ブロックの頃とはルールが変更されていることに注意。
とりあえず注釈文書いてある通りの動きで問題ないだろう。
「タップ、アンタップ」と同じように、戦場を離れず存在を無視する「フェイズアウト」という状態があると考えればいい。
より詳細はリリースノートで詳しく解説される。

なお、若干変化がある通常イラスト4種類、特殊枠あり、別イラストフルアートの計9種類というとんでもないことになっている。FOILを含めるとさらにドン。

《不連続性》

通常版

ショーケース版

軽くなる《時間停止》。
ターンを終了する。」だけなので簡単だと思いきや、さまざまな処理が生じる注釈文の長さと、逆にそれが省略されるFOIL版のシンプルさで有名。

2マナで自分のターンを終了させる意義はすぐには思いつかない。
瞬速対策や、誘発型能力をたくさん詰め込むコンボデッキ対策くらい。

使用には注釈文をしっかり読み込むこと。
特に、スタックを全部追放するため、このカード自体が追放され墓地に置かれないので、再利用による実質無限ターンの企てるのは非常に難しくなっている。

ソース:https://www.mtggoldfish.com/




レア

《テフェリーの永遠の洞察》

通常版

PW特殊枠

今回の基本セットは特にプレインズウォーカーをメインに据える構成で、彼らに関連したカードと、その特殊仕様が収録される。

『エルドレインの王権』に登場した2枚目のドローに誘発する能力を駆使するデッキこそあるが、4マナエンチャントは重い。

《真実の視認》

通常版

ショーケース版

通常ではソーサリー版《予期》に近い。
手札以外からの使用なら3ドローと破格の性能になるが、だいぶ癖が強い。
ドローとは言ったが、やってることはサーチなので、《覆いを割く者、ナーセット》に引っかからない手札増強手段ではある。

その《予期》がある以上、採用には《瞬唱の魔導士》のような墓地から再利用するなどの特殊な手段が必要となる。
とりあえず《死の国からの脱出》は思いついた。
ソース:https://bbs.nga.cn/read.php?tid=22090964&rand=73
《追われる鯨》

通常版

ショーケース版

でかい鯨。鯨はでかいので当然である。
対戦相手にブロック不可と強制攻撃を強いる海賊トークンを仕込む。
除去耐性として自身へ対象とする呪文に追加3マナを要求する大物である。

青の大型クリーチャーってこういうのなんですよ。

ソース:https://www.instagram.com/p/CBLFaIaKn6b/

《嵐翼の精体》

通常版

ショーケース版

インスタント、ソーサリーを唱えていたらコスト軽減で3/3飛行で果敢で占術2で神話にしか思えないエレメンタル。
強いことしか書いてない。

マナを生み出す呪文と非常に相性が良く、下の環境でも可能性がありそうだ。

ソース:http://cafe.daum.net/magin/9Uu6/5003

《崇高な天啓》

通常版

ショーケース版

・超《謎めいた命令》。単体では使いにくい状況次第の効果を併せ持っていることで高い対応力を持つ。
・その上にドローがあるので絶対に腐ることはない。
・だが重くなったので注意が必要。
・《サメ台風》はサイクリング→サメ生成の順に処理されるため、サメが着地してから打てばトークンを消滅させつつ、打ち消し可能。
・枠が余った。

ソース:https://twitter.com/kaibudde/

《トレイリアの大魔導師、バリン》

通常版

ショーケース版

『ウルザズ・サーガ』においてもカード化されていた、ドミナリア最強のウィザード。
あらゆる色に精通しているが、かつての自身と同じく青で、バウンスに特化した姿。
プレインズウォーカーであるテフェリーの上を行く、クリーチャーだけでなくプレインズウォーカーも対象に取れるバウンス。
さらに、自分のパーマネントがバウンスされていればターン終了時に1ドロー。
総じて、テフェリーの娘である《ニアンビ》と相性が良く、縁を感じる。


バリンは、ウルザと共に《トレイリアのアカデミー》を創設、若き才能を集め育成することでファイレクシアのドミナリア侵攻に備えていた人物。
アカデミーで学んだテフェリーやジョイラ、アーテイにとっては師匠に当たる。

アカデミーに訪れ教師として有能ぶりを発揮した《レイン》と結ばれ、娘《ハナ》を儲ける。
ハナとは魔法よりも工匠の道を選んだことで袂を分かち、彼女はウェザーライトに乗船、ジェラードとの愛を育むこととなる。

『プロフェシー』で語られたケルドのジャムーラ侵攻時に妻レインが死亡。
その悲しみに暮れる間もなく始まった、ファイレクシアの侵攻(『インベイジョン』)に対し各地で防衛にあたるが、ファイレクシアにばら撒かれた疫病によりハナが死亡したことを知る。
死体を探し出し、妻と同じくトレイリアに埋葬したが、ファイレクシア軍が迫りつつある状況であった。

かつて家族と過ごし、そして、眠る地を守るべく。

バリンは魔力放出、家族の墓を除いたトレイリアすべてを自分自身ごと吹っ飛ばす呪文《抹消》を唱えた。

バリンは家族を弔うべく、トレイリアをまきの山と化した。

だいぶ端折ってるので詳細は『あなたの隣のプレインズウォーカー ~番外編 とあるリセット呪文の物語~』へ

《鎖霊》

通常版

ショーケース版

2マナ2/2飛行で申し訳程度のデメリットとして飛行限定ブロック。
さらに、スピリット2体をタップすることでクリーチャー1体をタップできる。
複数のトークンを生成する呪文に長け、さらには《無形の美徳》というトークン全体強化+警戒付与のエンチャントまである『イニストラード』収録のカードとしか思えない性能である。死に場所を間違えている。
それらと共存する環境の方が活躍できるカードだろう。

ソース:https://www.youtube.com/watch?v=UO7CXkoLQMQ

《幽体のこそ泥》

通常版

ショーケース版

2マナ2/1にいろいろ持たせた泥棒。
アンタップするたびに2マナ1ドロー、手札1枚消費でアンブロ。『カラデシュ』から《街の鍵》を拝借してきたらしい。
加えて手札以外からの呪文に対して1ドローを誘発し、2種のドロー能力により自身で手札を賄いつつ、アンブロのコストに充てることができる。

こいつだけで殴り切れる悠長なデッキが許されるかどうかだろうか。変容の基としてアンブロは光る。
だが瞬速がなければ呪禁もなく、死に場所を間違えている。

ソース:https://twitter.com/theMMcast/




神話レア

《炎の心、チャンドラ》

通常版

ショーケース版

PW特殊枠

新たなチャンドラ。
『基本セット2020』に3枚、『灯争大戦』に1枚(日本語版限定あり)、そして、『2021』に登場しショーケース版あり。チャンドラファン大喜びである。(アリーナでチャンドラ特化赤単に負けた経験あり。)

1個目の[+1]は手札を捨て、デッキの上3枚を追放、ターン終了時までプレイ可能な「衝動的ドロー」。使いたくない場面があるが、もう1個[+1]があるので安心。

そのもう一つの[+1]はどこでも2点。シンプルで困る場面がない。

奥義[-9]はデッキ、墓地から望む枚数の赤いインスタント、ソーサリーを追放し、ターン終了時までプレイ可能とした上で、赤マナを6個得る。とても熱くなる。

勝ち筋とするなら構築段階から意識する必要があるが、選べる[+1]が便利で、これらを使い倒すだけでも充分だろう。基本セットらしい無難な性能といえる。

ソース:https://www.pcgamer.com/exclusive-magic-the-gathering-card-reveal-chandra-brings-fiery-friends-to-battle/?yPsteZzi

《焦熱の解放》

通常版

ショーケース版

ラースの灼熱洞》の上位版となる、ダメージ3倍エンチャント。
赤って奴はほんまに。

この系統には珍しく、発生源が赤に指定されておらず、クリーチャー展開後に出して戦闘!ダメージ3倍!!!がしやすくなっている。

《峰の恐怖》

通常版

ショーケース版

『タルキール龍紀伝』を代表するドラゴン、《雷破の執政》のような対象となるたびに3点要求するドラゴン。追加コストの形は珍しい。

加えて、後続のクリーチャーを出すたびにそのパワー分のダメージを与える《伏魔殿》能力を持ち、フィニッシャーとなれる。
3点要求は除去耐性としてはあまり機能せず、実際はこちらがメインの能力となるだろう。
『テーロス環魂記』の《死の飢えのタイタン、クロクサ》に至っては2マナで最大9点ダメージが飛ぶ。
ドラゴンの嵐》が使用できる環境なら20点即死も夢ではない。

そもそも、癖がなくこれと言ってコンボが無くとも活躍できる、シンプルなドラゴンとして見てもいいだろう。

ソース:https://twitter.com/ChannelFireball/




レア

《複視》

通常版

ショーケース版

5マナと重いが、《ミラーリ》が5マナ+3マナでコピーだったことを考えれば破格に思える。
創案の火》禁止になっててよかったと思う。
ルーツリーを想う。

ソース:https://twitter.com/urlichmtg/
《冠滅ぼしのガドラク》

通常版

ショーケース版

伝説の《欲深きドラゴン》。
トークンでないクリーチャー死亡時に『イクサラン』でも登場した《宝物》トークンを生成し、自分の攻撃制限解除にもマナ加速にもなる。

改めて書くが、できないのは攻撃だけ。4個揃うまで高性能な壁として立ちはだかる。7個ではない。
攻撃面では伝説なのが足を引っ張ってしまうが、アグロの新たな選択肢となるだろうか。

ソース:https://twitter.com/JRolfMTG/
《チャンドラの焼却者》

通常版

PW特殊枠

今回の基本セットは特にプレインズウォーカーをメインに据える構成で、彼らに関連したカードとその特殊仕様が収録される。

対戦相手に戦闘でないダメージを与えた分だけ軽くなり、戦場に出てからも同じ分のダメージをクリーチャーかプレインズウォーカー1体に飛ばせるクリーチャー。
火力呪文でもそれこそ、チャンドラのようなダメージ発生源となるパーマネントでも合わせて使う必要がある。

とにかく火力の質に左右される。
1マナ3点火力が存在する環境なら軽量化の効率が良く、可能性は見える。
X火力なら1マナ残して6/6トランプルのおまけつきにもできる。

ソース:チャンドラと同じ。
《一斉噴火》

通常版

ショーケース版

合計12マナという重さに目が行くが、クリーチャーのパワーに応じてどんどん軽くなる6点火力。
最大2体、クリーチャーだけでなく、プレインズウォーカーにも飛ばせる。

アグロデッキが止められがちな大型ブロッカーを排除するには充分すぎる、攻め時に攻め切れる火力である。
クリーチャー3体、6以上少なくできれば実用範囲か。
相変わらずプレイヤーは焼けないが、それでは強すぎたのだろうと納得ができる。

ソース:https://mein-mmo.de/magic-the-gathering-exklusive-preview-karte-hauptset-2021/?eTsApdNaYpoc
《人目を引く詮索者》

通常版

ショーケース版

ゴブリン版《未来予知》に起動型能力取得。
突然ゴブリンの知識を試しにやってきた、明らかに危険な臭いしかしないゴブリン。
プレビュー記事にスタンダード内のゴブリンについて記載されているので見るといいだろう。
なお、既にモダンにおいて2枚即死コンボが発見されている模様。

コンボ解説:
1.《人目を引く詮索者》を出す。
2.《ホガートの先触れ》を出し、デッキの一番上に《鏡割りのキキジキ》→《人目を引く詮索者》がコピー能力を取得、伝説でないため自分をコピーできる。繰り返して無限トークン。
3.最後にコピー先を《ホガートの先触れ》に変更し、《モグの狂信者》の能力を《人目を引く詮索者》に持たせる。
4.全員射出

ソース:https://mtgazone.com/
コンボ画像引用元
《異形化》

通常版

ショーケース版

ついに赤になった《変身》。
銅纏いののけ者、ルーカ》[-2]に近いもので、彼は「変身エムラ」のようなデッキは本当に作ってきた。
裏切りの工作員》は禁止されたが、後釜になるクリーチャーは見つけられるだろか。

ルーカと8枚体制が実現可能、80枚デッキの助けとなる形で、実際に組み込むかは不明だが、完全体ルーカヨーリオンは一体どんなことになっていたんだろうか・・・。

ソース:tcgplayer.com
《タルジーティの隊商、スビラ》

通常版

ショーケース版

スビラはテフェリーの奥さん、ニアンビの母である。
灯を無くしたテフェリーが過去のいざこざから命を狙われた際に出会い、彼女が働く隊商に用心棒として拾われ、なんやかんやあって結ばれた。(『ドミナリアへの帰還』第7話参照。)

商人らしく手札交換のようで、パワー2以下のクリーチャーたちをけしかけまくってる強盗っぽさがあるがいいのだろうか。
赤単アグロの手札供給減になりえるが、攻め切った方がいい場面の方が多く、他の視点の方が良さそうだ。

赤だったのか・・・。

ソース:https://www.youtube.com/watch?v=fN9K35Z0170
《無作法な挑発者》

通常版

ショーケース版

5マナ1/1破壊不能。
そして、受けたダメージを対戦相手に飛ばす。
『時のらせん』収録、《ぬいぐるみ人形》のゴブリン版だ!

格闘能力を持つので単体でも大型クリーチャーを止めつつ、勝ちに行ける性能だが、《ぬいぐるみ人形》と同様に火力呪文増幅装置としても機能させるといいだろう。
しかも、ちょうど神話レアにダメージ3倍エンチャントがある。

ソース:https://www.youtube.com/watch?time_continue=1&v=xXGPway-z6M
(効果にちなんだ動画撮影してて笑った。)




神話レア

《長老ガーガロス》

通常版

ショーケース版

あまりにも怪物。
速攻も瞬速もなく、除去耐性も一切ないが、6/6という暴力的サイズにトランプル、到達+警戒で攻防共にハイレベルなクリーチャー。
戦闘に関わるたびに選択できる能力はいずれも無駄がなく、一度だけでも戦闘できればといったところ。
他の色はまだしも、現状の赤では超えるのが非常に難しい。

5マナで除去耐性なしならこれほど盛れるという実例だろう。

ソース:http://hobbyjapan.co.jp/cardgamer/?p=16791
《解き放たれた者、ガラク》

通常版

ショーケース版

PW特殊枠

『エルドレインの王権』にて浄化され、緑へと帰還した漢。
初代となる《野生語りのガラク》に似たようで、あの頃の彼とは違い汎用性はなくクリーチャーに特化。

[+1]は修正値が充分でトランプルまで持たせる。
[-2]で3/3のトークンに、状況次第で忠誠1獲得。緑でガラクを採用するデッキなら対戦相手の方がクリーチャーが多いという条件は難しいだろう。
奥義[-7]はターン終了ごとにクリーチャーなんでも1体出せる紋章で、限りなく勝利に近い。

狩り仲間と共に戦う実に彼らしい性能。
ああ、ちゃんと帰ってきたなと実感する。

ソース:https://twitter.com/Magic_LATAM/




レア

《迷える探究者、梓》

通常版

ショーケース版

『神河物語』初出。
モダンでの「アミュレットコンボ」(アミュレットタイタンとも)での活躍が著名な伝説のクリーチャー。

しかし、《成長のらせん》《自然の怒りのタイタン、ウーロ》《イリーシア木立のドライアド》と本当に土地追加プレイ推しなようだ。

《原初の力》

通常版

ショーケース版

原初の飢え、ガルタ》の力を借りる強化ソーサリー。げんしのちから。

クリーチャー強化と単体除去の両面を併せ持ち、緑のX火力として機能する。
緑らしくクリーチャー依存ではあるが、雑に強い。流石ガルタ。

ソース:https://twitter.com/blackshirtman/
《ムウォンヴーリーの世捨て人、ジョルレイル》

通常版

ショーケース版

マンガラに続いてやってきた、『ミラージュ』ブロックの強大な魔術師、ジョルレイル。
『プロフェシー』でも登場し、この時にカード化されている。
彼女もクリーチャータイプが変わり、ドルイドとなった。(スペルシェイパーは手札を消費して呪文を唱える起動型能力を持つメカニズムの側面がある。)

『エルドレインの王権』で青赤に割り振られていた、2枚目に引いたときに誘発する能力、いわゆる「セカンドドロー」を引っ提げてやってきた。
トークン生成と自身の起動型能力により、単体で勝てるようになっている猫の女帝である。
組むのなら緑単色では厳しそうなので、どちらかを足すことになるだろう。
そこで、本セット収録《時の支配者、テフェリー》を見てみましょう。

ソース:https://www.kotaku.com.au/
《英雄的介入》

通常版

ショーケース版

『霊気紛争』からの再録。

対象とならなくなる呪禁、破壊そのものができなくなる破壊不能。単体でも強力な耐性をパーマネントすべてに持たせる。
当時から対策カードとしてサイドボード採用。
その立場は今回も変わらないだろう。

長らく基本セットに居てくれた、今回おやすみとなる同志アジャニの勇姿が見れるカードである。

ソース:https://twitter.com/day9tv/
※《耕作》※

通常版

ショーケース版

基本セットで定期的に登場し、今回も《耕作》自体はアンコモンで再録される。
しかし、拡張アート版はレア。
パック内ではコモン枠と置き換わる形で、レア枠を奪うものではないとのこと。

だったら混乱させないようにアンコモンのままでよくねえかとは思うが、恐らくこのイラストが届けられた担当者はレアにしたくなったんだろう。わかる。
少なくとも、私にも突き刺さっている特攻カードである。ありがとうございました。

ソース:https://twitter.com/blakepr/
《ガラクの先触れ》

通常版

PW特殊枠

今回の基本セットは特にプレインズウォーカーをメインに据える構成で、彼らに関連したカードとその特殊仕様が収録される。

かつてリリアナに呪われた経験から対処したのか、黒にだけ呪禁。
3マナ4/3のメリット能力持ちの時点で結構すごいことをやっていたりする。
能力は今回のガラクと相性が良い、プレイヤーへ戦闘ダメージ分めくれるサーチ。
クリーチャーだけでなく、追加のガラクまで用意できる。
もはや俺たちがガラクになれる。

ソース:https://twitter.com/DuendeGaming/
《胞子網の貼り手》

通常版

ショーケース版

蜘蛛である。

『基本セット2020』以降推されている、青白の小型飛行クリーチャーで攻め立てるデッキには強いが、正直言って対策としては非力で、活躍の場が見えない。青への呪禁よりも接死を持っててほしかった。
青より赤に対しての方が強く、青赤への対策カードとして生まれたのだろうか?
それなら納得がいく。

ソース:https://as.com/meristation/
《猫の君主》

通常版

ショーケース版

犬ロードがいるならそりゃ猫ロードだっている。
だが、プロテクション(犬)である。
猟犬が犬となり大々的取り上げられ、犬猫のロードである《リンとセリ》が仲良くボックスプロモとなっていながら、プロテクション(犬)である。
このやり口は吸血鬼、狼男、ゾンビのゴシックホラーをテーマとした『イニストラード』に《精鋭の審問官》を収録、駆逐したのと同じサイコを感じざるを得ない。

カヒーラママと同じ3マナロード。仲良くケンカしましょう。

ソース:https://twitter.com/coL_AliasV/
《漁る軟泥》

通常版

ショーケース版

『統率者』初出でレガシー、ヴィンテージで墓地対策クリーチャーとして採用され、需要が高まり高騰。
その後、『基本セット2014』に再録されスタンダード、モダン共に大活躍した名クリーチャー。
それがまさかのスタンダードに再登場である。

自然の怒りのタイタン、ウーロ》や《エルズペス、死に打ち勝つ》の伝承3など、ピンポイントで追放したい機会は多く、そもそもがどんどん膨れ上がりライフも稼ぐ優良クリーチャー。
今回もまた広く採用されることになりそうだ。

生体性軟泥》さん・・・。
聞こえますか・・・?
最強のウーズが来ましたよ・・・!

ソース:https://twitter.com/coL_noxious/




神話レア

《不気味な教示者》

通常版

ショーケース版

1999年発売入門向けセット『スターター』収録《Grim Tutor》。
後にエターナル環境で使用解禁されたが、一度も再録されておらず、統率者戦での需要から高騰していたカードである。

万能サーチを考えたらライフの損失は気にならないが、3マナソーサリーでついていける時代なのかはだいぶ怪しい。

《死者を目覚めさせる者、リリアナ》

通常版

ショーケース版

PW特殊枠

毎度麗しい俺たちのリリー。

[+1]は各プレイヤーの手札破壊で、できなくても3点失わせるので腐らない。

[-3]は墓地の分のマイナス修正。過度な期待はできない。

[-7]の紋章は[+1]と噛み合っている蘇生。リリアナには珍しく速攻も付与する。

実に無難。『テーロス環魂記』の墓地を消費する「脱出」や墓地対策が熾烈を極めているのは逆風である。
《漁る軟泥》再録でさらに厳しくなっただろう。

《虐殺のワーム》

通常版

ショーケース版

『ミラディン包囲戦』からの再録。ファイレクシアのシンボルがなくなり若干寂しい。

性能は申し分なく、小型を一掃、クリーチャー除去するたびに2点ずつ失わせるので回避能力が無くともフィニッシャーを勤められる。
だが、当時の黒には《墓所のタイタン》、さらには無色の《ワームとぐろエンジン》と6マナには強大なるライバルが存在。
そして、なぜかワームなのに《四肢切断》されるタフネス5でフィニッシャーとしての信頼感が低く、これと言って活躍出来ていない。

今度は全力を発揮できるだろうか。

ソース:reddit




レア

《薄暮薔薇の棘、ヴィト》

通常版

ショーケース版

次元:イクサランの吸血鬼の始祖《薄暮薔薇、エレンダ/Elenda, the Dusk Rose》と同じ肩書を持つ伝説の吸血鬼。
彼女との関係性が気になるところだ。

スタンダードでは大会級にこそ至っていないが、白黒ともにライフ回復とそれに関連する能力を持つカードが多く揃っており、無理なく採用できる。
ライフ回復で延命しつつ並び立て、全体絆魂付与の起動型能力でフィニッシャー性能が高い。

ソース:https://twitter.com/riptideprolab/
《深淵への覗き込み》

通常版

ショーケース版

まず、イラストがやばい。
私の生理的にはだいぶ受け付けない。特に目の部分。どの目だ。

7マナは重すぎるが、デッキ半分ドローという豪快さ。重さをものともしない強みが見いだせるなら使うといいだろう。
対戦相手にも使えるが、半分切り上げという関係で勝ち筋になるかは怪しい。
スタンダードでは《地獄界の夢》か《憎悪に歪む者、オブ・ニクシリス》があれば即死が狙える。

フレイバーテキストは『オデッセイ』ブロックの登場人物《陰謀団の先手、ブレイズ》である。

ソース:https://twitter.com/StarCityGames/
《屍呆症》

通常版

ショーケース版

指定したカード全部抜く。
手札から追放した分は2/2ゾンビトークンを補填する。
『ラヴニカのギルド』の《漂流自我》に非常に近い。
不確定の手札か、打点となるトークンか。状況にこそよるが、見えてるトークンの方が対処はしやすく、単色なので採用できるデッキの幅は広がった。

スタンダードでは入れ替わりとなる。役割も同じだろう。
レアケースではあったが、猫見てから《魔女のかまど》4枚全部デッキから抜いたのは気持ちよかったです。

ソース:https://twitter.com/MTGArenaJP/
《盗賊ギルドの処罰者》

通常版

ショーケース版

『イコリア:巨獣の棲処』以降、本格的に黒へ進出しだした瞬速。

今回から「ライブラリーの上からカードを置く」が切削という能力語になり、テキストがすっきりするようになった。
能力もこれに関連し、対戦相手の墓地8枚以上なら3/2接死とデルバーみたいなことになる。
瞬速により、1マナ除去としても機能するようにもなる。

ならず者は『エルドレインの王権』のフェアリー、特に《厚かましい借り手》や、『イコリア』で登場した瞬速サポート《狡賢い夜眷属》など強力なクリーチャーが意外と多く、青黒フラッシュに期待ができる。まあ、僕は組みます。
ルーツリーの残り香、追っかけてます。

モダン以下、《タルモゴイフ》を育てる「ジャンド」のようなデッキなら可能性が見える。

ソース:https://twitter.com/WanderingOnes/
《悪魔の抱擁》

通常版

ショーケース版

+3/+1に飛行、さらにデーモンとなるオーラ。フィニッシャーに充分な性能へ引き上げる。
除去されても手札1枚ライフ3点の追加コストで再利用可能。決して軽くはないが、オーラの使いにくさを克服している。
かつての《腐れ蔦の外套》を彷彿とさせる。

ダブルシンボルのパーマネントなので信心と相性が良かったり、自分のライブラリーを削ることで実質サーチができたり、レアのオーラらしい強みがある。

ソース:https://on.techprincess.it/
《リリアナの軍旗手》

通常版

PW特殊枠

今回の基本セットは特にプレインズウォーカーをメインに据える構成で、彼らに関連したカードとその特殊仕様が収録される。

リリーの旗持ち。実質俺たちである。
3マナ3/1で瞬速。ゾンビ、騎士共に部族面でもサポートを受けやすく恵まれている。
ドロー目当てでは《真夜中の死神》の方が概ね使いやすいが、奇襲性による戦闘面では優るだろう。
ローテーションにより入れ代わることになるが、利点が異なるのでそのまま差し替えというわけにはいかないだろう。

ソース:https://www.twitch.tv/videos/648121720
《悪意に満ちた者、ケアヴェク》

通常版

ショーケース版

マンガラ、ジョルレイル共に『ミラージュ』ブロックに登場した強大な魔導士。彼の支配欲が戦乱を招き、物語を動かした。
『時のらせん』では黒赤だったが、今回は黒単色。

クリーチャーとなった《魂の裏切りの夜》で、同様にアグロへの制圧力はある。
タフネスが2しかなく簡単に対処されてしまうのが難点。

伝説ではあるが、2枚目を出せば-2/-2修正となるタイミングとレジェンドルールの適応が同時なので機能することは覚えておきたい。

ソース:https://www.youtube.com/watch?v=wrGJlc2neDk
《頭巾様の荒廃牙》

通常版

ショーケース版

「ブライトファング」というかっこいい名に恥じない接死強化クリーチャー。
『イコリア』に存在したキーワード能力強化クリーチャーを意識したカードだろう。

接死持ちが1点ドレインがつき、クリーチャー戦闘を避けられがちな能力と合わさり削り性能が高くなる。
さらには、『灯争大戦』の《群衆の威光、ヴラスカ》が生み出すトークンと同様のプレインズウォーカーに攻撃が通ったら破壊。彼女は接死強化とトークン生成を兼ね備えているので併用してもいいだろう。
タフネス4で自身にも能力が適応されることから対アグロ性能もある。

ソース:https://twitter.com/Bernardocssa/




多色

神話レア

《離れられない二匹、リンとセリ》

ボックス購入特典

ボックス購入特典プロモ。
犬猫戦争に決着をつけた二匹。
眼差しの向く先は、同じである。
スリーブ選挙なんて即刻中止にすべきである。公式リンク

充分数が揃っている猫とは異なり犬がどれほど出てくるかは未知数だが、リンとセリを使った統率者デッキは流行りそうだ。
カヒーラママ、犬は守らない。




レア

《尊敬される語り手、ニアンビ》

通常版

ショーケース版

父はテフェリー、母はスビラ。
『ドミナリア』では、プレインズウォーカーデッキ限定カードとして収録。
物語上はテフェリーと共に遺跡探索をしており、目標のアーティファクトを手に入れた後はウェザーライトに協力する父を見送った。

任意でクリーチャーを戻し、コスト分のライフを得る瞬速。
ある種の救出クリーチャーといえる。
伝説専用のルーティングを備え、彼女自身を複数枚積んでも腐らない。

《時を解す者、テフェリー》影響下では阻害され、彼を助け出すこともできない。
だが、手札から捨て去ることはできる。
何とも言い難い関係性である。

公式サイト – テフェリー:ビハインド・ザ・マジック
過去へ向かいテフェリーのことをより深く知る回。
《ケルドの心胆、ラーダ》

通常版

ショーケース版

『時のらせん』ブロックに登場した、ケルドの将軍とシュカイシュラウドのエルフを親に持つハーフエルフ。《ケルドの後継者、ラーダ》。
3マナ3/3で自分のターンだけ先制攻撃のアタッカー。
クルフィックスの狩猟者》と同様のライブラリー一番上からの土地プレイ能力と、その土地を自身の力に変える起動型能力を持つ。
トランプルがあればと思わずにいられないが、土地能力だけでも採用価値はあるかもしれない。


ラーダは潜在的にプレインズウォーカーの灯を持っていたことでテフェリーに見いだされ、彼の「次元の裂け目」を修復に助力する。
プレインズウォーカー・ジェスカとなんやかんやあって灯を失い、覚醒することはなかった。
その後、ケルドに革命を起こし、奴隷を廃し工芸、産業の地にする。

『ドミナリア』では要塞のエヴィンカーにして荒廃の王である陰謀団永遠総帥大悪魔ベルゼンロック様が捕らえ闘技場で仲間と共に戦っていたところ、潜入していたギデオン、チャンドラと遭遇、共闘し脱出する。(《総将軍ラーダ『ドミナリアへの帰還』第12話

ソース:https://twitter.com/crokeyz/
《万物の聖域》

通常版

ショーケース版

『神河物語』収録のサイクル、本殿
祭殿の数に応じて強化される伝説のエンチャントである。
それがまさかの『基本セット2021』にて新種が登場聖域サイクルとして単色5枚。
さらに、5色レアで《万物の聖域》。祭殿サーチと追加誘発共に祭殿デッキを組ませに来ている。
ただ、スタンダードで6種丁度しか存在しないので結構大変。

かつてはエンチャントが影響を受けないリセット呪文《抹消》が『第8版』に再録されていたことでこれをを搭載した「抹消本殿」が構築された。
現在の私は《踏み穴のクレーター》で速攻を持たせた《湧き出る源、ジェガンサ》からの5色マナで《ニヴ=ミゼット再誕》、もしくは、《不屈の巡礼者、ゴロス》を使うデッキを模索しているが、正直かなりつらいので祭殿に逃げようと思う。駆け込み寺だ。

彩りに
君と僕とで
虹の色




無色

神話レア

《精霊龍、ウギン》

通常版

ショーケース版

PW特殊枠

正気か。

『運命再編』トップレア。特に[-X]で圧倒的な制圧力を持ち、スタンダードではコントロールデッキの到達点、モダンでは膨大な無色マナを生み出すウルザトロンで現役。

強さに疑いようの余地がなく、今回もトップレアになる可能性すらある。
マナを伸ばしてウギンでいい。

灯争大戦の自分で2マナ軽くなる。

《彩色の宇宙儀》

通常版

ショーケース版

重いが軽くゲームぶっ壊す伝説のアーティファクト。
使われだしたらろくな事にならない。

『イコリア:巨獣の棲処』の根本原理を問題なく、すべて唱えることができる。

ミラディンを感じさせる造形だが果たして。

ソース:https://www.youtube.com/watch?v=MkukDIHnrBk




レア

《灯狩人のマスティコア》

通常版

ショーケース版

『ウルザズ・デスティニー』で登場し、その後も後継機を定期的に排出する《マスティコア》。

今回はプレインズウォーカー潰し特化型。
プロテクション、鹿が止まる3/4と《王冠泥棒、オーコ》を狩りに来たような設計だが、レガシーでなければ出会えなくなってしまった。
時を解すもの、テフェリー》対策にも充分。《精霊龍、ウギン》でも倒れないのは相当な殺意である。

《精神迷わせの秘本》

通常版

ショーケース版

晦澀巨著(2)軽量一枚手札神器。
四度追放生命獲得無駄否。
歴代秘本比較(一例)、使用感良好。
近現代万智牌、手札増量能力強大。
秘本的神器活躍難儀。
ソース:https://www.facebook.com/
《真面目な身代わり》

通常版

ショーケース版

『ミラディン』初出、『基本セット2012』や統率者セットにも再録された、インビテーショナルカード
出したら土地1枚、死んだら1枚ドローと非常に無駄がなく、より重いカードへつなぐコントロールデッキなどで多く際された名カードである。

『基本セット2021』内だけでも土地ブーストとその使い道が用意されており、今回も忠実に仕事をこなしてくれそうだ。

余談だが、彼のおかげでソリンが真面目な訪問者となった。

ソース:gamespot.com




土地

《天啓の神殿》《疾病の神殿》《神秘の神殿》
《静寂の神殿》《凱旋の神殿》

通常版

ショーケース版

『テーロス』ブロックに登場し、『基本セット2020』に再録されているスタンダード現役中の対抗色占術土地。

タップインではあるが、占術1による安定性への貢献から人気は高い。

いよいよ友好色と対抗色の意味が逆になりつつある。

《寓話の小道》

通常版

ショーケース版

マロークイズにより明かされた、『エルドレインの王権』からの再録
スタンダード現役どころか、ローテーションを共にするセットでの再録という速さから話題となった。

性能的には基本土地サーチの土地、調整版フェッチランドといった存在でバランスが良く、多色、特に3色以上のデッキには欠かせない存在。
パイオニアでも需要があり1000円以上するレアだったが、お求めやすい価格となる。

《鳥獣保護区》

通常版

ショーケース版

群がりの庭》を彷彿とさせる複数部族土地。
『基本セット2021』内では猫と犬が大きく取り上げられ、鳥はまんべんなくの存在。ヤギはサクリファイスで採用される《悲哀の徘徊者》が引き連れてくる。雄牛は《アナゴスの雄牛》が可能性があるだろう。蛇はのバイパー

いずれにせよ、合致するクリーチャーがいるなら役立ちはしそうだが、起動込みで実質3マナと意外と重く、《群がりの庭》よりもメジャーな部族なことが足を引っ張っている。

ソース:https://twitter.com/windrune/




後乗せ

諸君も思うところがあったら好き勝手書くといいだろう。
俺は書ききった。

誤字脱字は見なかったことに、解釈違い認知の歪みがあったらコメントにて報告してもらえると助かります。

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フレイバーテキスト

  1. えっ今日は好き勝手書いていいのか!

    • ああ・・・しっかり書いてけ
      おかわりもいいぞ!

  2. Chromatic Orreryのorreryは太陽系儀って意味だからこれはミラディンと5つの太陽で間違いないと思うけれども、
    ただFTはこれを見てる周りの人がこの作品の基になった「他の世界」を知らないと書いてあるから、このイラストはミラディンじゃないはず
    となると、こんな大型のアーティファクトが展示されている世界はドミナリアかカラデシュくらいしかないだろうし、多元宇宙概念の知名度的にカラデシュの可能性が高そう
    カラデシュで多元宇宙の事を知ってるのは今の所PW勢とラシュミだけだから、多分霊気紛争でラシュミが次元橋を完成させるときうっかり見た景色を基に作ったのかも

    • あーでも周りにいる人の服装様式はカラデシュっぽくないな……カラデシュ違うかもしれん

      • そうなんですよね
        この模型自体はミラディンだと思うんですが、これが置かれてる他の次元がわからない
        カラデシュにしては無機質な空間だから違うかなと
        エスパーっぽい雰囲気だなとも考えたんですが、コンフラックスしてる以上、他の世界は知ってるわけで(過去のエスパーの可能性はありますが)
        ドミナリアは広すぎるし文化も様々なんで把握できてません

  3. 最近更新多くて嬉しい。

    某赤青速報はコメント欄が荒れ過ぎで殺伐としてるし、某速攻はシューユンの亡霊がグリムなので、今日の一枚でガッツリとスポイラー評やってくれるなら、個人的にはmtg情報サイト閲覧はここだけでええなという心持ちです。

  4. 相性いい心当たりもメタ対象の心当たりも禁止カードが多い印象
    気のせいじゃないよね

  5. テフェリー4種見分けつかねーと思ったらエフェクトしか違いないのかw

  6. しっかりと加筆、更新されている良記事

  7. ラーダって土地の追加プレイ能力は持っていないのでは?

    • 修正しました。ありがとうございます!

  8. マスティコア出して否認構えるの強かったです。破壊されない付与が案外刺さる。ウギン捨ててペス勝ちで釣ってもいい。大慌ての棚卸し、薬術師の眼識を捨ててもいい。何よりウギンとの相性がいい。マスティコアコントロール、どうでしょうか。

  9. 耕作の絵違いレアってマジかよと思ったがこれは仕方ない

今日の手札

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