Thassa, God of the Sea / 海の神、タッサ (2)(青)伝説のクリーチャー エンチャント — 神(God)破壊不能あなたの青への信心が5未満であるかぎり、海の神、タッサはクリーチャーではない。(あなたの青への信心は、あなたがコントロールするパーマネントのマナ・コストに含まれる(青)の数に等しい。)あなたのアップキープの開始時に占術1を行う。(1)(青):あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とする。このターン、それはブロックされない。5/5
海の神、タッサは被害者である。
『テーロス』に神話レアで収録された、次元:テーロスにおける神々の一柱。海を司る青の神である。神々は、信心が深まらないとクリーチャーとして顕現することはなく、それまではエンチャントとしてあなたを見守る。
エンチャントとしての権能は毎ターンオート占術1。手札の枚数こそ増えずこれ目当てとまではいかないものの、おまけにしてはやりすぎな強さである。この占術により2枚目以降の《海の神、タッサ》を引くことを防ぐことができ、戦場で1枚しかコントロールできない伝説性のデメリットがいくらか緩和されているのは見逃せない。
さらに2マナでクリーチャー1体アンブロッカブル。現地のマーフォーク(トリトン)に信仰されているのに島渡りでない辺り《アトランティスの王》との違いを見せつける、まさにゴッドである。
クリーチャーとしては5/5破壊不能、かつ、自身が持つ起動型能力によりブロック不可のクリーチャーにできることで攻守両面で神としてふさわしい実力を備えており、タッサの存在こそ青単信心成立の要である。すまん《波使い》の存在のが大きいかもしれない。
『信心』というメカニズムの特性上、呪文を主とする青には珍しく、パーマネントを並べなければならない。だが、時代の恩恵を抜群に受けており、『ラヴニカへの回帰』ブロックの《凍結燃焼の奇魔》などの混成生物、『基本セット2014』の色対策クリーチャーにしてダブルシンボル2/2の《塩縛りの魔道士》、さらには、他の神の所持品同様ではあるが、タッサの武器である《キオーラの二叉槍》が信心稼ぎ、手札補充とまた抜群の相性を誇る。
《フロストバーン》 | 《潮縛りの魔道士》 | 《タッサの二叉槍》 |
『テーロス』ブロックに続く『タルキール覇王譚』発売時にはローテーションによりこれらの殆どを失うことになり青単信心は改革を迫られた。タルキールブロック全体は楔3色がテーマの多色環境ではあるが、信心稼ぎに向いたクリーチャーこそ用意されていた。しかし、抜けた穴をふさぐには至らず、環境的にもトップメタを駆け抜けたアブザンに破壊不能など無意味なのであった。
《岸砕きの精霊》 『タルキール龍紀伝』 |
《アブザンの魔除け》 『タルキール覇王譚』 |
それでも、タッサ自身は3マナ5/5破壊不能アンブロオート占術などというクリーチャーの色である青に相応しい常軌を逸した神なのでモダン、レガシーにおいて一定の勢力を誇るマーフォークデッキに君臨する。イメージ的にぴったり合ってしまうのが憎めない。
さらには3マナのエンチャントということから《結界師、ズアー》がライブラリーから直接持ってくるというとんでもない戦術が可能。
《結界師、ズアー》 |
環境を超えて顕現する神。そもそも次元:地球のプレインズウォーカーは青へ信心深いからこその活躍なのだろう。海の化身といえば大体髭もじゃポセイドンのところが、健全人魚。それなら信仰もするしかない。
あんまりわからないタッサ様の動向三行
・エルズペスへ理解を示し《タッサの試練》受けたら楽に通したると友好色を示す。
・キオーラタッサ説に不快感、激おこ。
・自慢の二叉槍を盗られる。
《太陽の勇者、エルズペス》 | 《タッサの試練》 | 《キオーラ、海神を打ち倒す》 |
追記:後の『テーロス環魂記』では英雄譚になっていた。
なお、それぞれの神の試練がカード化されているが、報酬が違うだけでどれも同じ内容である。エルズペスだったら1回攻撃で許してくれたのだろうか。
参考:
あなたの隣のプレインズウォーカー ~第22回 勇者エルズペス、旅の果てに~
Magic Story -未踏世界の物語- 海を落ちて
フレイバーテキスト
万札「青の神と言えば俺だろうが」
タッサ
ニッサ
くっさ
〉2 この後ブログ主はニッサと異界月の草の記事書くんですね(強迫)
管理人の背後に忍び寄る一匹の神が
アンチャだとキオーラをタッサと間違えたトリトンを容赦なくころころしたり中々無慈悲だった
>キオーラの二叉槍
ん?