Scaled Wurm / 甲鱗のワーム (7)(緑)クリーチャー — ワーム(Wurm)
氷河期のあいだに繁栄を極めたこのワームは、キイェルドーのありとあらゆる人々にとって恐怖の的だった。その巨体と狂暴な性格が呼び起こした悪夢は数知れない ――― 甲鱗のワームはまさに、氷河期の災厄の象徴だった。――― 「キイェルドー:氷の文明」7/6
また甲鱗のワームである。
二度目の登場だ。
76枚目である以上、他の選択肢はあり得ない。
7/6といえば甲鱗のワームであり、他の者は到達し得ない域に達しているほど強力で、他の追随を許さない人気カードなのは確定的に明らか。
事実上の永久欠番である。
惜しくもこの域まで達することが出来なかった敗者たちに触れていこう。
説明の必要すらない。
ワームじゃない時点で失格だ。
赤と緑、どっちで支払っていいかわからない点もやさしくないし、赤い部分が邪魔だ。
ワームだが、赤が入ってしまったことでタッチ緑で出せるという汎用性が失われてしまった。6マナというのも強靭さの表現不足でしかない。
金枠にしたら強そうに見えると思ったら大間違いだ。
英語名、7黒というコスト、そして7/6。限りなく甲鱗のワームに近いが、アンコモン。その上、再生が付いてしまった。
何もかもが台無しだ。
フレイバーテキストの邪魔にしかなっていない。
限りなく正解に近い。恐らく小学校の先生なら○をつけるだろう。
だが「氷河期の災厄の象徴」と「住居の屋根」では比べるまでもない。しかし時として人間のために鱗を差し出すその寛容さ。彼もまた甲鱗のワームを名乗るにふさわしいことは事実だ。
当ブログの最終目標は書籍化であり、付録にボックスレスFOILのアイスエイジ版《甲鱗のワーム》を付けることである。
76年後の7月6日発売を目指してる。乞うご期待。
フレイバーテキスト
皆の愛が、甲鱗様を氷河期の災厄の象徴たらしめるのだ。
ちなみに、僕は宿命的復活も大好きです!(使うとは言ってない